安心して生活できる安全な都市を実現する研究
目黒 公郎
生産技術研究所
都市基盤安全工学国際研究センター センター長/教授
都市部への人口集中が世界中で進行している。先進国では都市部に住む人口の割合は、2010年時点で70％を超え、2050年には90％になると予想される。アジア・アフリカ地域でも同様で、先進国から少し遅れるものの都市部の人口割合は急激に増加している。安全・安心な都市の構築と運営は、世界共通の重要課題になっている。都市の安全・安心を脅かす要因は多々あるが、第一は地震・津波・火山、及び大型台風などの自然災害であり、第二は都市域に住む人々の健康や生存を脅かす様々な環境的要因である。これらの発生メカニズムや影響は、都市構造の複雑化や機能の高度化により複雑・多様化し、従来のように直接関係する少数の学問分野の研究成果による解決は難しくなっている。このことから、多分野の先端技術を統合して社会インフラを整備し安全・安心な生活環境を実現する研究を推進する。
プロジェクトに関するURL
- 携帯電話基地局の利用状況データによる人々の流動状況
共同実施者
・ヤンゴン工科大学 副学長 キンタンユー 教授
主な関連論文
・Win, W.Z., Kawasaki, A., Win, S., River Flood Inundation Mapping in the Bago River Basin, Myanmar, Hydrological Research Letter, 2015, 9 (4), 97-102.
・Carlos Arturo Linan PANTING, Kohei NAGAI, Eiji IWASAKI, Thein NU: Verification of Structural Performance of a Main Tower Inclined Suspension Bridge by Simple Monitoring and FE Analysis, Journal of Disaster Research, Vol.12, No.3, pp.406-414, 2017.
・Kawasaki, A., Ichihara, N., Ochii, Y., Acierto, R.A., Kodaka, A., Win, W.Z. Disaster response and river infrastructure management during the 2015 Myanmar floods: a case in the Bago River Basin. International Journal of Disaster Risk Reduction, 2017, 24, 151-159.
・Carlos Arturo Linan PANTING, Kohei NAGAI, Eiji IWASAKI, Thein NU: Verification of Structural Performance of a Main Tower Inclined Suspension Bridge by Simple Monitoring and FE Analysis, Journal of Disaster Research, Vol.12, No.3, pp.406-414, 2017.
・Kawasaki, A., Ichihara, N., Ochii, Y., Acierto, R.A., Kodaka, A., Win, W.Z. Disaster response and river infrastructure management during the 2015 Myanmar floods: a case in the Bago River Basin. International Journal of Disaster Risk Reduction, 2017, 24, 151-159.
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