教養学部前期課程の授業を通じてSDGsを学ぶ

  • 目標1:貧困をなくそう
  • 目標2:飢餓をゼロに
  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に
  • 目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標16:平和と公正をすべての人に
岡田 晃枝
総合文化研究科
国際社会科学専攻 准教授
前期課程の授業でSDGsを通じて国際社会や各地域が抱える問題について学生に学ぶ機会を提供

(1)全学自由研究ゼミナール・国際研修「平和のために東大生ができること」
SDGsの目標16に関わる紛争と開発、軍縮・不拡散、地域の安定と政治体制、権威主義体制下の開発問題などをテーマとして、調査・分析・ディスカッションを中心とする授業を展開。国際研修では、民族衝突後の復興を進めるキルギス(2013)、中央アジア地域の予防外交センターを招致しているトルクメニスタン(2014,2015,2017)、核実験禁止に関して国際的な場でイニシアティブを発揮しつつあるカザフスタン(2016)など、授業テーマに関連する国で、現地の学生とのディスカッションを中心に、体験的に学ぶ授業を行っている。国連が若者に向けて出版した書籍の和訳版を作成して公開したり、軍縮に関わる提言を作成して国連軍縮部で発表するなど、教室内にとどまらない学びの機会を1,2年生に提供している。

(2)初年次ゼミナール文科「持続可能な開発について考える」
初年次ゼミナールは1年生全員必修の、学問への導入授業である。その中の一授業として、「持続可能な開発について考える」を2015年から継続的に出講している。この授業では、SDGsを中心に、国際的な開発アジェンダについて学び、さまざまなレベルのアクターによる開発協力の取組を批判的に検討した上で、政策提言を含む論文を作成する。国際関係論や開発学に基づく学術的研究を行う授業ではあるが、UNDP駐日代表事務所でのレクチャーや、自分自身で開発プロジェクトを作成して実務家からコメントをもらうなど、現場の視点を意識したイベントも組み入れている。毎年、貧困、教育、ジェンダー、環境など、グローバルイシューに将来取組みたいと考える学生が多く履修している。

授業で翻訳した国連冊子『軍縮のためのアクション』
セミパラチンスク核実験場で行われた核実験の被害者を慰霊するStronger than Death記念碑の前で現地学生と

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問い合わせ先

  • 担当: 岡田 晃枝
  • メールアドレス: okada[at]waka.c.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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