ライフサイエンス研究倫理支援

令和2年度 動物実験の自己点検・評価
(1)点検(現状の把握)
  • 動物の選択(使用した動物種は適正であったか。また、動物を適正に用いたか。)
    「適正」であった。
  • 動物数の削減(使用動物数(実験使用数及び繁殖数)の削減に努めたか。)
    「適正」であった。
  • 動物の苦痛軽減安楽死(動物の苦痛軽減、排除及び安楽死を適正に行ったか。)
    「適正」であった。
  • 安全管理上注意を要する動物実験(遺伝子組換え実験、感染実験、特定動物・特定外来生物、放射性物質・放射線、毒物等の使用や実施が適正か。)
    「適正」であった。
  • 動物実験に係わるその他の事項(動物の輸入や入手方法、麻薬・向精神薬の使用等が適正であったか。)
    「適正」であった。
  • 動物の飼養及び保管状況(動物を適正に飼養・保管し、動物実験に用いたか。)
    「適正」であった。
  • 施設等の設置及び利用(施設等を適正に設置し利用したか。)
    「適正」であった。
  • 教育訓練(動物実験実施者及び飼養者に動物訓練を行ったか。)
    「適正」であった。
    ・動物実験講習会開催数 オンデマンド配信にて実施
    ・受講者の総数 1305 名
    (内訳:教員242 名、職員159 名、学生702 名、研究員等202名)
  • 事故の発生・対応(事故報告書の提出に該当する事故の発生があったか。)
    軽微な事故が3件あり、その後適切な対応を行った。
    ・保定中のマウスが逃れ、指を咬まれた。
    ・マウスに左手拇指を2回咬まれ、出血した。
    ・ラット背部に抗体を投与する際、誤って自身の左手人差し指に注射針を刺し出血した。
  • 安全確保(人の安全に配慮した適正な環境が整備されていたか。)
    「適正」であった。
  • 環境保全(適正な環境を維持することができたか。廃棄物等の処理は適正であったか。)
    「適正」であった。
  • 部局の委員会の運営・審査等
    「適正」であった。

●委員会の設置
・他部局に審査を依頼する部局を除く動物実験を実施する部局で設置
●委員数
・総数 90 名(うち、動物実験を実施しない委員 19名、他部局 4名、外部 4名)
●動物実験計画 総数
・令和2年度に実施された動物実験計画 総数 1410 件
令和2年度に終了した動物実験計画 総数 388 件
・令和3年度も継続する動物実験計画 総数 1022 件
 
●審査方法
・委員会の開催又は迅速審査(持ち回り審査、メール審査,電子会議)
 委員長のみの審査(軽微な変更等:若干の研究期間延長など)
 4部局で事前審査あり。
 
●審査 (令和2年度の開始分の動物実験計画)
・審査結果 「適合」      199 件
・審査結果 「修正後適合」   178 件 (事前審査による修正分は含まない。)
・審査結果 「不適合・取り下げ」  4 件
 
(2)評価
  • 基本指針、本学規則及び飼養保管基準への適合性
    「適合」
 上記の点検結果に基づいて総合的に検討した結果、新型コロナウイルス感染症の蔓延下にあって必要に応じ計画の変更と改善を加えながら、適正な実験動物の飼養保管及び適正な動物実験の実施を行っていると評価した。
 
実験実施者と実験動物に対する感染症対策と安全の確保に努めるとともに、部局間及び大学全体で密に情報を共有し、より適正な実験動物の飼養保管及び動物実験の実施を追求すること。
 
(3)その他
●機関内規程(全学)
・本学動物実験実施規則
・本学動物実験実施マニュアル
●全学委員会
・動物実験専門委員会 委員数 14 名
●その他資料
・令和2年度 動物実験実施状況報告書
・令和2年度 施設等利用状況報告書

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