ご挨拶

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「旬」の間に

 私たちの拠点は原子力エネルギーに関する教育研究を行っています。エネルギー・食糧・防衛は国が責任を持つ大きな課題ですが、原子力は地球環境を考える上でも大切なエネルギーです。 原子力は社会に開かれた科学技術として発展する必要がある大きな国家プロジェクトです。世界中が環境問題、二酸化炭素排出量削減のため、原子力の利用を考え始めています。我が国の世界に誇る優れた安全技術を世界に広げることにより、世界の環境・エネルギー問題の解決に役立つ人材を育成しています。皆さん参加しませんか。原子力問題は単に科学技術だけの問題ではなく、政治・社会・文化の複合的な要素を含んでいます。

 私は、日本は、科学技術・芸術立国たるべし、と考えています。西洋では、科学と技術の間には線が引かれています。日本の素晴らしさ, 強さの秘密は、科学と技術が一体となって いる独特の文化にあるのでしょう。 私たちの教育研究拠点の特徴は、大学にあっては多くの学問分野との連携を図り、大学の外の社会、たとえば産業界や皆さんをはじめとする市民の方々との交流も図り、学問の世界に閉じこもることなく、どなたにでも開かれた拠点であることを目指しています。もちろん研究は自分自身との闘いですし、世界との競争であり、厳しいものです。これを続けること、継続していくことが私たちの日本の、また世界の役に立つという確信のもとに、放射線利用、原子力エネルギー、原子力と社会、の三本の柱を立てて、日夜教育と研究に邁進しています。

 私の故郷、泉州は、もともと堺商人、職人の故郷であり、タマネギの生産地です。いまはこれに加えて水茄子が名産品になりました。これは、一晩にして味が変わる微妙な発酵食品と して「旬」が一番大切にされます。 皆さんはいまや、『旬』のまっただ中にいます。時間と空間はいま、すべてあなた方の前に開けています。是非有効に使って未来の自分にできるだけの投資をして下さい。

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「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」
拠点リーダー・
田中 知 教授