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What is a MOOC ?

大規模公開オンライン講座 ( MOOC = Massive Open Online Course ) は、オンラインで誰でも無償で利用できるコースを提供するサービスで、希望する修了者は有料で修了証を取得できます。世界トップクラスの大学・機関によってさまざまなコースが提供されています。「Coursera(コーセラ)」「eDX(エデックス)」への登録者数合計は1億3千万人以上に達しており、MOOCを利用した世界規模の高等教育プラットフォームが形成されています。

Featured Courses

Coursera

Interactive Teaching

「インタラクティブ・ティーチング」とは、学習者の主体的な学びを引き出し、これを支え、促進することを目的に掲げ、学習者相互および学習者・教授者間の教育的コミュニケーションを重視した教え方のことです。「教える」ために必要な、一回分の授業のデザインや、一つの授業科目としてのコースデザイン、アクティブラーニングの技法、評価方法など、基礎的な知識とスキルを学ぶプログラムです。自分のペースで学習を進めていくことができます。本講座のオンライン・セッションは、ナレッジ・セッション、スキル・セッション、ストーリー・セッションの3部構成になっています。ナレッジ・セッションでは、「インタラクティブ」な学びを促す教育のあり方について学びます。またスキル・セッションでは、演劇・表現の観点から、参加者が主体的に学ぶ場を作るための技法を学びます。さらに、ストーリー・セッションでは、各領域で第一線を走る研究者・実践者たちが、「教えること」にいかに向き合い、実践してきたのかを学びます。大学院生や大学教員のみならず、初中等教育の教員、企業の教育担当者の方など「教えること」に携わるすべての方に向けた構成になっています。

栗田 佳代子 (東京大学 大学院教育学研究科 教授)

edX

Visualizing Postwar Tokyo, Part 2

戦後東京の歴史は、近代都市の本質的な特徴、すなわち視覚の場としての都市という特徴を鮮明にしています。戦後の東京では、無数の視線が降り注ぎました。 アメリカ人や天皇からの視線、超高層ビルに上っていく視線、街並みをアグレッシブに駆け抜ける視線、東京の下町の階級、性別、民族グループの間で絡み合い、うごめく視線。 本シリーズ第2部では、現代の東京におけるこれらの視線の地政学に焦点を当てます。 東京の戦災孤児や貧困層、疎外された人々に向けられた視線とは? 東京で、膨大な知の集積たる学生たちは、これらの視線の前でどのように行動したのでしょうか。また、これらの視線のメディアとして、映画やテレビ番組は、都市全体にどのように関与していたのでしょうか? これらの質問えながら、「戦後東京の視覚化」の実践に歴史的に関与した地政学の特徴を炙り出していきます。

吉見 俊哉 (東京大学 大学院情報学環 教授)

edX

Four Facets of Contemporary Japanese Architecture: Theory

このシリーズでは、現代日本建築の 4 つの位相を理論、技術、都市、そして人間というテーマで探っていきます。コースで取り上げる建築の範疇は、丹下健三から数えて5 世代の建築家にまたがる予定です。 本コースでは、講師による講義や日本を代表する建築家とのディスカッションを通じて、現代日本建築の発展をたどり、今後の方向性を考察します。 このシリーズの最初のコースでは、「理論」に焦点を当てます。 本コース「理論」は、現代日本建築の指針となる理論的枠組みの開発に重要な役割を果たした建築家とのディスカッションで構成されています。藤森照信、磯崎新、神山久雄、隈研吾、大野英俊、妹島和世がそれぞれの建物を訪れ、それぞれの作品に込められた想いを語ります。

隈 研吾 (東京大学 特別教授室 特別教授) 小渕 祐介 (東京大学 大学院工学系研究科 准教授)

Coursera

Interactive Computer Graphics

コンピュータ グラフィックスは、視覚的な問題解決をサポートする強力なツールです。また、コンピュータグラフィックスが持つインタラクティブ性は、ユーザーの創造性を活性化させる重要な特徴でもあります。このコースでは、コンピュータ グラフィックスの研究分野で開発されたさまざまなインタラクティブツールを、その設計原理とアルゴリズムとともに紹介します。 具体事例として、グラフィカル ユーザー インターフェイス、2D 図面および 3D アニメーション用のオーサリングツール、機能強化されたインタラクティブなコンピューター支援設計システムが話題に含まれています。 豊富なライブデモンストレーションとアサインされた課題をこなすことによって、あなた自身がもつ課題に対してどのようなツールを設計し実装すればよいか考えていきましょう。

五十嵐 健夫 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授)

推し授業アンケート

皆さんが「世界に発信すると面白いと思う東大の授業」について、ご意見を募集しております。下記のリンクから、あなたが「世界に発信するならこれだ!」と思う授業を是非、エントリーしてください。皆さんからいただいたご回答は、MOOCの授業開発における参考情報にさせていただきます。

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