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馬場雪乃准教授がIPSJ/IEEE-CS 若手研究者賞を受賞

掲載日:2024年3月19日

馬場雪乃准教授

 大学院総合文化研究科広域科学専攻所属の馬場雪乃准教授が、2024年IPSJ/IEEE Computer Society Young Computer Researcher Awardを受賞しました。
 本賞は、情報学の分野において、研究発表や論文、プログラミングなどの顕著な成果をあげ、今後も発展、成果が期待される若手研究者に対して、情報処理学会とIEEE-CS(Institute of Electrical and Electronics Engineers Computer Society)から共同表彰するものです。

【受賞業績名】
Outstanding Research on Machine Leaning for Human-AI Collaboration

【受賞理由】
 人工知能の研究開発が進むにつれて、人間の判断を取り入れない人工知能の危険性や、人間を介在せずに人工知能単独で判断することの危険性が明らかになり、人間と人工知能の協働に注目が集まっています。
 馬場雪乃氏は、人間と人工知能の協働の重要性に早期から着目し、この分野の開拓を国際的に先導してきました。人間の正確な判断を人工知能に取り入れるために、複数の情報源の中から信頼できる情報を見つけ出す「真実発見」と呼ばれる機械学習技術を多数開発し人工知能の安全性向上に貢献しました。また、人間の判断を多様な方法で機械学習モデルに取り込むための「人間参加型機械学習」の基盤技術を多数開発し、人間と調和する人工知能の実現に貢献しました。創薬・医療などの幅広い分野において、人間AI協働の技術を応用し成果をあげています。さらに、発展途上国の予防医療や車載ネットワークのセキュリティなど、社会・産業の重要課題における機械学習応用でも成果をあげています。

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