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特別公開『神々の食物との出会い』

掲載日:2024年4月22日

基本情報

区分 展示
対象者 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 教職員
開催日(開催期間) 2024年4月17日 — 2025年3月31日
開催場所 その他学内・学外
会場 インターメディアテク [INTERMEDIATHEQUE ]
東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
アクセス:JR東京駅丸の内南口徒歩約1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅地下道より直結、千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分
時 間:11時-18時(金・土は20時まで開館)
  *時間は変更する場合があります
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
参加費 無料
申込方法 事前申込不要
お問い合わせ先 東京大学総合研究博物館
050-5541-8600(ハローダイヤル)
 エクアドル南東部の熱帯雨林地帯にあるサンタ・アナ・ラ・フロリダ遺跡で、カカオのでんぷんなどが検出された人面象形あぶみ型ボトルが発見されました。この遺跡では、約5300年前からカカオが利用されていた痕跡があり、世界最古のカカオ飲食の可能性を示すものとして注目されています。
 駐日エクアドル大使館から東京大学総合研究博物館へ、この古代土器のレプリカが寄贈されました。これを記念して、特別公開を行います。
 カカオの学名はテオブロマ・カカオ。属名のテオブロマはラテン語で「神の食物」を意味します。カカオの利用は、これまでメソアメリカが最古とされてきましたが、サンタ・アナ・ラ・フロリダ遺跡での発見により、南米アマゾンでより古くからカカオが利用・栽培されていた可能性が示されました。
 今回寄贈されたボトルは、両側に表情の異なる顔がついたユニークなものです。顔の周りの突起は、エクアドル沖でとれるスポンディスル貝を表現していると言われています。スポンディスル貝は、アンデス文明の儀礼・祭祀において非常に重要視されていました。海岸部でとれるスポンディスル貝を模したボトルに、アマゾン地帯の産物であるカカオの飲料の痕跡が見つかったことは、この遺跡に住んでいた人々が、アンデス・アマゾンの両方の地域と密接な交流を行なっていたことを示唆しています。
 サンタ・アナ・ラ・フロリダ遺跡では、他にも、ターコイズやアマゾナイトでつくられた装飾品や、精巧な石製容器など、古代の人々の生活を知る上で重要な遺物が数多く見つかっています。

主催:東京大学総合研究博物館
※上記の開催終了日は仮のものです。

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