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社会人向け教育プログラム

東京大学公開講座


※ 受け付けは9月26日(月)から開始の予定です。
 

第124回(平成28年秋季)東京大学公開講座



「仮想と現実」
 

各講義の概要は、パンフレット(PDFファイル)をご覧ください。

開講にあたって

 皆さん、最近バーチャルリアリティ、日本語で言うと、仮想現実という言葉をよくお聞きになられるかと思います。狭義では、コンピュータによって作り出された世界である人工環境を現実のように知覚させる技術であります。近年のコンピュータ科学、インターネット技術、ロボティクスなどの著しい発展に伴い、エンターテイメントにとどまらず、産業、芸術、医療などの分野を含めまして今後の発展、応用が大いに期待されている分野でもあります。
 しかしながら、往々にして革新的な技術には光と影の部分があることは、バーチャルリアリティの分野でも同様です。例えば、自動車免許を取得する際に、あらかじめ、バーチャルリアリティで訓練しておけば、スムースに実際の運転に入れるようになるかもしれませんし、実際には体験できない危険な運転もバーチャルリアリティで体験しておくことにより、意識の中に入れておくことも可能です。また、ダイエットを試みている人がすべて蒟蒻(こんにゃく)で出来た料理を食べても、バーチャルリアリティを使ってそれがステーキやロブスターを食べているように見えたらダイエットも無理なくこなせるかもしれません。そのように考えていくと、素人でもバーチャルリアリティ技術の可能性は無限大に広がっていくように思われます。その一方で、バーチャルリアリティと現実との境が分からなくなったり、バーチャルリアリティに徹夜でハマりすぎて嘔吐するほど体調に影響が現われることもあるようです。バーチャルリアリティ廃人という言葉が現実味も帯びてきそうです。
 私たちは外界の出来事を五感でとらえ、体を動かすことによって外界に働きかけてきました。このため、我々が現実の世界として認知し、影響を及ぼすことのできる範囲は、古くは個体の大きさに限られていました。しかし、科学技術の進歩によりこの範囲はますます拡大し、近年のインターネットをはじめとするインフォメーションテクノロジーの発展により、地球上で起こる出来事ならば、ほぼリアルタイムで認知できるだけでなく、世界規模で個人が影響を及ぼすことができるようになりました。すなわち、個人の精神活動のネットワークが体を脱出し、インターネットと繋がることにより、地球を覆うようになりました。また、コンピューターサイエンスの進歩により、身体とか地球規模での気象といった複雑系でも数値計算により現象をシミュレーションできるようになってきました。これらの科学技術が作った世界をバーチャルリアリティとするならば、仮想と現実の境界が次第に曖昧になり、私たちの生活の中でバーチャルリアリティの占める割合が益々大きくなってきています。
 今回の公開講座では、現在どのようなバーチャルリアリティが構築されているのか、将来はそれがどのように発展していくのか、バーチャルリアリティは実社会にどのような影響を及ぼし、私たちはどのように対応すべきなのかについて、文理の分野を超えて仮想と現実に関わっておられる講師の先生方のご発表をもとに皆さんと意見交換したいと思っております。

 

平成28年9月
第124回東京大学公開講座企画委員会
委員長 新井 洋由
(東京大学大学院薬学系研究科長)


 
開催日時・
プログラム
サブタイトル 時間 講義題目 講師 所属 職名
仮想現実と私
(10/29)
12:50-
13:00
「開講の挨拶」 新井 洋由 薬学系研究科 企画委員長/
薬学系研究科長
13:00-
13:50
「バーチャル化する身体」 稲見 昌彦 先端科学技術研究センター 教授
14:10-
15:00
「フィクションとシミュレーション」 三浦 俊彦 人文社会系研究科 教授
15:20-
16:10
「新感覚の世界を生きる」 池谷 裕二 薬学系研究科 教授
16:20-
17:10
総括討議 田中 久美子 先端科学技術研究センター 教授
仮想現実と
身体
(11/12)
13:00-
13:50
「ロボット手術の歩む道」 野澤 宏彰 医学系研究科 特任講師
14:10-
15:00
「教育におけるリアルとヴァーチャル」 小玉 重夫 教育学研究科 教授
15:20-
16:10
「Human Augmentation:人間拡張とその未来」 暦本 純一 情報学環 教授
16:20-
17:10
総括討議 石井 和之 生産技術研究所 教授
仮想現実と
社会
(11/19)
13:00-
13:50
「『現実を編集する』インタフェース」 鳴海 拓志 情報理工学系研究科 講師
14:10-
15:00
「政治における現実と仮想」 加藤 淳子 法学政治学研究科 教授
15:20-
16:10
「『現実』になった仮想通貨」 宮尾 龍蔵 経済学研究科 教授
16:20-
17:10
総括討議 船津 高志 薬学系研究科 教授
17:10-
17:20
「閉講の挨拶」 古谷 研   理事・副学長
※やむを得ない事情により、プログラムを変更する場合があります。予めご了承下さい。
対象 成人一般・大学生・高校生
定員 1000名(先着順)
場所 東京大学安田講堂 〔本郷キャンパス
受講料 全講義(3日間)一括申込:5,000円
選択申込:1日につき2,000円
※高校生および東京大学の学生は無料
お申込み方法 ■ホームページからの申し込み(9月26日からの予定です)

■携帯サイトからの申し込み(9月26日からの予定です)

■郵送での申し込みの場合(9月26日からの予定です)

パンフレット記載の手順によりお申し込みください。パンフレットの入手方法は以下をご覧ください。

【パンフレットの入手方法】
「120円切手」と「ご自身の住所・氏名を記入した返信用のA4判封筒」を同封し、パンフレットを下記住所までご請求ください。

〒113-8654 東京都文京区本郷7ー3ー1
東京大学本部社会連携推進課
※「東京大学公開講座パンフレット希望」と記載してください。

パンフレットは完成次第、以下でも配付します。【本郷アクセスマップ】 
東京大学コミュニケーションセンター(赤門入り左手) 月~火、木~土(10~18時)
東京大学広報センター (龍岡門左手)月~金( 10時~16時30分 )
※いづれも、祝日・休日は除く

(※ご記入いただいた情報は、個人情報に関する法律に基づき管理し、公開講座・講演会以外の目的には使用しません。)

<高校生、東大生は、以上で申し込み完了です。当日学生証を持って直接受付にお越しください。>
お支払い方法
高校生、東京大学の学生以外の方
1.受講券と一体となった払込用紙を、ご記入いただいた住所に郵送します。(申し込みから1~2週間程度でお手元に届きます。)

2.お手元に届いた払込用紙を使って、お近くのコンビニまたは郵便局で受講料をお支払いください。(講義日の3日前までにお支払いください。)

3.当日は、払込用紙の受領書を「受講券」の裏に貼り付けて、会場へ持参してください。
※紛失など不都合がある場合は、当日受付(ヘルプデスク)にお申し出ください。
問い合わせ先 東京大学本部社会連携推進課
電話 03-3815-8345(平日9:00~12:00,13:00~17:00 土日、祝日を除く)
e-mail:


* 上記連絡先は「東京大学公開講座」に関するお問い合わせ以外には応じられませんのでご注意下さい。
 
公開講座の講義をインターネットで公開しています。
こちら→ TODAI TV
(講義終了後公開まで4~5ヶ月ほどかかりますのでご了承下さい。)
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