大学院人文社会系研究科・文学部で外国人留学生等との懇親会開かれる

 6月18日(水)18時から、山上会館地下食堂において、文学部主催の外国人留学生・研究員及び外国人スタッフとの懇親会が開かれた。
 懇親会には、文学部及び大学院人文社会系研究科に在籍する14カ国の外国人留学生・研究員等約60名と関係教職員約50名及び留学生博士論文作成支援ボランティア・ネットワークである「三金会」の先生方7名が参加。まず稲上研究科長の挨拶があり、続いて吉田国際交流委員会委員長の発声で乾杯したのち、懇談が始まった。

稲上研究科長の挨拶

 懇談は、終始和やかな雰囲気のなか盛会に行われ、途中に「三金会」の先生を代表して、久野猛(元日比谷高等学校校長)氏から「三金会」の名称の由来や活動状況等を踏まえた留学生とのエピソード及び昨年の博士論文作成に関する日本語のサポートの成果として、めでたく学位が授与された事などの挨拶があり、続いて留学生のパフォーマンスとして、社会学専門分野のセツ・セイさん(中国)他9名の留学生による「歌の披露」、さらには、同じく社会学専門分野のソールズブリー、ポールさん(オーストラリア)の空手の形が披露され、日本に来て2年以上にわたり修行されている技に留学生を含めた出席者から盛大な拍手があった。最後に留学生を代表して、韓国の韓京子(博士課程3年)さんより謝辞があり、大変流暢な日本語での「日本における留学生生活について」の挨拶は、参加者すべてに感銘をあたえた。

留学生による歌の披露

 

 出席した留学生は、それぞれの国の特色や言葉で友好を深め、留学生同志の楽しいひと時を過ごすことができ、20時に盛況のうちに閉会した。

(大学院人文社会系研究科・文学部)

ハワード・ガードナー教授講演会

 大学院教育学研究科のCOE基礎学力研究開発センターとソニー教育財団との共催による講演会「21世紀の教育、創造性と多重知性」(ハワード・ガードナー教授、ハーバード大学)が、6月7日(土)、山上会館において開催された。ガードナー教授は米国で最も著名な心理学者であり、この日も、会場の収容人数を越える約200名の教育学者、心理学者、院生、教師が参加した。ガードナー教授の「多重知性(multiple intelligence)」の理論は、脳科学の研究と知能の研究の双方に基礎をおき、従来のIQ(知能テスト)の能力観を根本から覆し、人間の能力を@言語的知性、A論理・数学的知性、B音楽的知性、C空間的知性、D身体運動感覚的知性、E対人的知性、F内省的知性、G博物学的知性という相対的に独自な知性領域の集合として認識する方法論を提示している。講演においては、「多重知性」の理論と古今の芸術家や学者の「創造性」に関する伝記研究の成果が提示され、参加者との質疑応答が行われた。

講演を行うガードナー教授

 

(大学院教育学研究科・教育学部)

日本史の基幹史料集750冊をロシアへ寄贈する

 史料編さん所では、かねて研究協力をいただいていたサンクトペテルブルグ国立大学東洋学部へ、『大日本史料』『大日本古文書』『大日本古記録』など、これまでに出版した日本史の基幹史料集750冊を寄贈した。6月2329日、所長石上英一教授、保谷徹助教授、小野将助手、木村直樹助手、松澤裕作助手と大学院人文社会系研究科藤田覚教授からなる訪ロ団が建都300年に沸くサンクトペテルブルグ市を訪問し、東洋学部長ステブリン=カメンスキー教授との間で寄贈覚書を取り交わした(表紙参照)。
 サンクトペテルブルグ大学の東洋学部は、ロシアにおける日本学研究・教育の発祥の地であり、かの大黒屋光太夫の時代からの伝統を持っている。寄贈書は、今回も協力をいただいたワジム・クリモフ教授が所属する極東史学科研究室で日本学研究のためにひろく活用されることになる。

 ロシアへの史料集の寄贈は、1973年、田中角栄首相が訪ソした際に、当時の林健太郎総長を通じて、モスクワのレーニン図書館(現国立図書館)へ寄贈して以来のものとなった。なお、今回の寄贈にあたっては、外務省ロシア課およびサンクトペテルブルグ駐在村松昭南総領事、三好俊介専門調査員のご助言とご協力をたまわった。

日本国総領事館にて

 史料編さん所ではロシア所在日本関係史料の調査研究をすすめており、今回の訪問でもロシア国立海軍文書館の所蔵史料を調査し、史料調査への協力に関する覚書を締結した。また、ロシア中央歴史文書館、科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルグ支部の調査を行い、協力を要請した。

古文書の閲覧(ロシア国立海軍文書館)

(史料編さん所)

目次に戻る   前頁へ戻る   次頁へ進む