2003年(第53回)学生生活実態調査の結果

大講堂(本郷キャンパス)


まえがき

 昨年度に実施された第53回学生生活実態調査の結果を、学内広報の場を借りてご報告します。
 この調査は毎年行われ、すでに53回を経ています。本学の学部学生、ときには大学院生の生活と意識とを映す鏡として、世にも広く知られてきました。この数年は、大学の法人化を軸として授業や研究環境の改善をより積極的に行っていくための政策的立案に有益な寄与をすることをも意図して実施されています。授業や研究環境・アメニティは改善されたか、学習や研究に支障のある要因は何か、学生生活の満足度は増大したか、といった学生諸君の認識や意見を大学側に伝えるとともに、大学側からも、直すべきものは直し、伸ばすべきところは伸ばす、そのための基礎データとして多面的に参照されることを願っています。
 もちろんこのことは、一年限りの調査では十分に達成できません。本報告の中でも、過去と対比させながら比較をいくつか行っていますので、そこに浮かび上がる大学の変化にも注目して読んでいただけることを望みます。
 この調査の企画、実施、分析は、学生生活調査室の室員である各学部・大学院研究科からの委員と調査室の事務員の方々のご尽力があってはじめて実現しました。質問項目には、例年行う継続項目と各回ごとに目的を持って行う項目とがあり、さらに「特殊分析」として今回調査の重点項目に関し「東大生から見た『わが国の教育』について」と題して、経済学部の粕谷誠委員に執筆を担当していただきました。
 なお、報告書の形式について今回はいくつか工夫をしました。調査の中心的対象事項を報告の前面に出し焦点を明確にしたこと、学部別等の情報を必要なところには盛り込んだこと、この2点です。さらに、今回の調査では法人化後の変化を測定するためのベンチマークとなるデータの取得に強調点を置きました。数年後同じ指標で調査を行ったときに大学がいかに改革の努力と実績とを積んだかを振り返ってみることができるようにと願っています。

東京大学学生生活委員会学生生活調査室室長  池 田 謙 一


目 次

調査の概要

調査の結果

第1部 学生生活の評価と将来の選択
1 入学・進学・学業
2 学生生活におけるコンピュータ利用
3 学習観・教育観
4 就職
5 学生生活の満足度
6 大学への要望
7 特殊分析

第2部 学生生活の背景
1 家庭の状況

2 生活費の状況
3 通学・住居
4 奨学金
5 アルバイト

資料1(集計表)

具体的記述(抜粋)

資料2(調査票)

学生生活委員会学生生活調査室

 

調査の概要

1.調査票の作成
 2003年(平成15年)5月から10月にかけて、学生生活委員会学生生活調査室で調査内容の企画立案を行った。
2.調査の期間
 2003年(平成15年)11月下旬〜12月下旬。
3.調査の対象及び抽出率
 学部男子・女子学生。学部・科類別無作為抽出法で、在籍者数の1/4を抽出。
4.調査の方法
 郵送調査で行い、対象者自身が記入する(自記式)方法。
5.調査の内容
 I.基本的事項、II.家庭の状況、III.生活費の状況、IV.通学・住居、V.奨学金、VI.アルバイト、VII.入学・進学・学業、VIII.学生生活におけるコンピュータ利用、IX.学習観・教育観、X.就職、XI.学生生活の満足度、XII.大学への要望、XIII.具体的記述

調査の結果

 今回は、2002年(第52回)と同様に、学部男子・女子学生を対象として学生生活実態調査を行った。
集計結果の分析に当たっては、学部学科間・年度間・男女間などの相違に注目し、特異な数値傾向の把握に努めた。

グラフと表について

1.今回、本文に掲載した経年変化のグラフと表については、1971年調査にまでさかのぼって取り上げた項目がいくつかあり、「表1」に1971年以降の調査の実施状況を表示した。
2.本文中に掲げたグラフについては、それぞれの年の比較を見やすくするため「無回答」及び「その他の分類」の項目について若干の数値を省略したものがある。そのため、合計が100%に満たないものもある。また、個々の数値を四捨五入しているため、合計が100%に満たないものと100%を超えるものがある。
3.各表の2003年の集計結果は、太枠で示してある。
4.1984年調査で抜本的改正を行った家計支持者の職業分類については、2002年調査に引き続き三重クロス集計(「職業」×「従事先の規模」×「雇用形態」)の一元化表を作成した。「表3」23ページを参照されたい。