昨年度に実施された第55回学生生活実態調査の結果を、学内広報の場を借りてご報告します。第54回調査は大学院学生を対象としたものですから、学部学生を対象とした調査としては一昨年の第53回調査報告以来となります。
55回も調査を続けてきたといったことだけでなく、調査票を送る学生数の多さや、質問内容の多岐に渡る点など、本調査は大学として誇りうるものです。しかし、その反面、マンネリになる恐れもあります。それを避けるために、学生生活調査室は学生生活実態調査が直面している問題について議論を重ねています。その中で、学生生活実態調査の進むべき道のひとつとして、調査を大学運営に役立てるという観点をもっと追求するといったことが浮かび上がってきました。法人化した大学の中で、こうした調査をもとに学生に対するサービスの質が高まればと思います。報告書があまりに詳しすぎてかえって読まれないのではないか。そうした心配もあります。それについても議論しています。
調査の結果については、本文をご一読していただくしかありませんが、大学院進学率が高まっている、学生の学習時間が増えているといった興味ある事実が多く書かれています。関係者の皆様のご参考になることを願っています。
調査の企画、実施、分析を担当された室員と学生部キャリアサポートグループのご努力に深く感謝いたします。小職も不十分ながら特殊分析(増える学習時間、減る睡眠時間)を担当して、数字の背後に懸命に生きる若者たちの姿を垣間見たように思います。皆様方がこうした調査を通じて学生諸君の生活にいっそう関心をもたれれば幸いです。
東京大学学生生活委員会学生生活調査室室長 森 建資