第95回小石川植物園市民セミナー
基本情報
区分 | 講演会等 |
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対象者 | 社会人・一般 |
開催日(開催期間) | 2017年5月6日 13時30分 — |
開催場所 | 本郷地区 |
会場 | 理学系研究科附属植物園本園(小石川植物園)柴田記念館 |
定員 | 45名 |
参加費 |
無料
(一般の方は入園に際し入園料が必要です) |
申込方法 | 要事前申込
参加ご希望の方は、4月17日までに、往復葉書または電子メールにより後援会事務局までお申し込み下さい。抽選で受け付けが行われ、4月20日頃までに返信葉書ないし返信メールで抽選結果の通知があります(定員45名、2~3倍程度の倍率が見込まれています)。抽選の都合上、連名ではなく、お一人ずつのお申し込みをお願いいたします。 |
申込受付期間 | — 2017年4月17日 |
お問い合わせ先 | 理学系研究科附属植物園 杉山宗隆准教授(03-3814-0368) |
小石川植物園後援会が主催する第95回小石川植物園市民セミナーが、下記の通り開かれます。今回は、理化学研究所の岩瀬哲博士による植物の分化全能性についての講演で、「国際植物の日」参加イベントとしての開催です。
発生生物学では、どの細胞にも分化できる潜在能力のことを分化全能性と言います。動物でも植物でも受精卵は分化全能性をもっていますが、動物細胞の場合は分化が進むと分化全能性が失われていき、特殊な操作を施さないと分化全能性を取り戻させることができません。これに対し、植物細胞は分化後も分化全能性を保持しており、例えば傷害などのストレスに応じて、容易にこれを発揮します。葉の細胞1つから植物体全体を再生させられるのも、分化全能性によります。分化全能性発揮の背後には、いったいどんなメカニズムがあるのか。また私たち人類はそれをどのように利用してきたのか。本講演では、身近に起きている再生現象との関わりから、遺伝子による制御まで、この能力の不思議さに魅了された国内外の研究者の取り組みを織り交ぜながら、植物の分化全能性に関する最新の知見を紹介していただきます。
本学関係者や小石川植物園後援会会員に限らず、どなたでもご参加いただけます。どうぞ皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
講師
岩瀬 哲(国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター)
演題
「傷口から蘇る ~植物の分化全能性の科学~」
主催・参加申込先
〒112-0001 文京区白山3-7-1
東京大学大学院理学系研究科附属植物園内
小石川植物園後援会
koishikawa-koenkai [at mark] koishikawa.gr.jp
※表記のメールアドレスの [at mark] は@に置き換えてください。