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工_社会連携・産学協創推進室シンポジウム開催報告

掲載日:2017年12月5日

実施日: 2017年11月06日

平成29年11月6日13:30~18:00、東京大学弥生講堂一条ホールにて「社会連携・産学協創推進室 シンポジウム」を開催致しました。  
はじめに主催者を代表して、大久保達也研究科長より挨拶があり、産学連携支援機能を強化するべく、工学系研究科に新たに社会連携・産学協創推進室を設置し、現在、教員1名とURA2名の体制で活動を展開していることが紹介されました。  
次に、東京大学副学長の吉村忍教授より、「産学協創研究の強化の現状と今後」と題して講演が行われ、五神総長主導の産学協創により、大学と企業のトップ間での理念共有に基づき、学内の複数部局・複数教員が関係した大規模な連携を目指していることが紹介されました。これまでに2つの産学協創が進められており、理念の共有をもとに具体的な共同研究へと動き出しているところです。
その後、キヤノン株式会社の新庄克彦さまからは「企業から大学への期待」と題してご挨拶をいただき、パナソニック株式会社の松居真一さまからは「産学連携に向けた取り組みについて」と題してご挨拶をいただきました。 更に、東京大学の高木周教授からは、2007年より大型の共同研究としてスタートした社会連携講座において基盤的な部分でよい成果が得られており、これがきっかけとなってさまざまなテーマに発展してきていることが報告されました。  
その後、休憩をはさんで産業界から大学との連携の期待が高まっている領域として、人工知能応用に照準を合わせたワークショップに様相を変え、松尾豊特任准教授の基調講演をはじめ、鳥海不二夫准教授、太田順教授、中須賀真一教授、和泉潔教授、山下淳准教授の学内研究者6名から講演をいただき、参加者を交えた講演者とのディスカッションも行いました。  
最後に社会連携・産学協創推進室の高橋浩之室長から「東京大学工学系における社会連携・産学協創推進の現状」と題して、2017年3月1日より工学系研究科において新たに立ち上がった同室の活動状況と今後の予定について紹介いたしました。 閉会挨拶は、東京大学産学協創推進本部の福田敦史副本部長より述べられ、本部、TLO、東京大学エッジキャピタル、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(IPC)など、ベンチャー育成の環境も整い、今後、尚一層の産学連携が進展する状況であることが示されました。
懇談会におきましてはさらに熱気あふれる活発な意見交換が行われ、成功裏にシンポジウムを終了することが出来ました。
来場者は142名、うち企業から102名と多数の方々に参加していただきましたこと、当日いただいたアンケートも概ね良好な結果であったこと、アポイント・リクエストも10数件いただいたことをご報告させていただきます。 皆様方からのご意見を反映させ、工学系研究科社会連携・産学協創推進室では今後も同様のシンポジウム、ワークショップなどを企画いたします。




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