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第21回東京大学文学部北見公開講座(常呂遺跡発掘調査60周年講演)を開催 (人文社会系研究科・文学部)

2017年10月31日掲載

実施日: 2017年10月13日

大学院人文社会系研究科・文学部では、2017年10月13日(金)に北海道北見市において第21回東京大学文学部北見公開講座(常呂遺跡発掘調査60周年講演)を開催しました。
本公開講座は、大学院人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設がある北海道北見市と、2000年から現地で共催しています。
高校生と一般の方を対象に北海道常呂高校で行われた特別講座では、「近代の戦争を国民の立場から考える」と題して、本研究科日本文化研究専攻の加藤陽子教授(日本史学)が講師を務め、過去の戦争において「国民の立ち位置を測るのは可能なのか」や「知らされていなかったから」選択を誤ったといえるのかという問題を提起し、当時の知識人や為政者や天皇の視点から見た戦争観や国民像、満州事変と日中戦争がいかなる戦争だったのかについて、生徒たちとの対話を交えながら講演を行いました。
市民向けの公開講座は、毎年北見市内において会場を変え実施しており、本年は北見市民会館で開催しました。まず「北から見る日本文化-常呂遺跡群調査開始から60年の意義」と題して、常呂実習施設初代助手の菊池徹夫早稲田大学名誉教授が講師を務め、自身と北日本考古学との出会いに触れ、常呂遺跡群の大切さについて講演を行いました。
続いて、「東京大学考古学研究室・常呂研究室と東北アジア」と題して、本研究科基礎文化研究専攻の大貫静夫教授(考古学)が講師を務め、考古学研究室・常呂実習施設の道東での発掘調査や、近年の東北アジアへのフィールドの拡大、常呂を舞台とした国際学術交流について講演を行いました。
最後に、「歴史を活かしたまちづくり」と題して、本学大学院工学系研究科都市工学専攻の西村幸夫教授(都市計画)が講師を務め、北海道のまちを事例として、まち再発見のさまざまな試みをとりあげ、歴史を手掛かりにいかに自分たちのまちの個性を見出すかについて考える講演を行い、聴衆との活発な質疑応答が行われました。
いつもは東京にいる本学教員が現地に赴き、公開講座を定期的に開催することで、長期にわたる北見市との関係がさらに深まっており、次回以降の公開講座への期待が多く寄せられました。

関連URL:http://www.l.u-tokyo.ac.jp/tokoro/public/extension.html



講演者(左から:加藤教授、菊池早稲田大学名誉教授、大貫教授、西村教授)

常呂高校での講演風景

北見市民会館での講演風景
 
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