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教育学研究科・教育学部:長野県木島平村との交流についての報告

掲載日:2016年10月3日

実施日: 2016年08月29日 ~ 2016年09月17日

 長野県下高井郡木島平村と東京大学大学院教育学研究科との教育・研究交流連携事業に関する協定に基づき今年度から始まった木島平村における教育実習が、国語、数学、理科、英語の各教科についてそれぞれ1名、合計4名の実習生により、2016年8月29日(月)~9月17日(土)の日程で実施されました。
 2016年9月9日(金)には、早めの時期ではあるものの研究授業が実施され、本学からは藤江康彦准教授、浅井幸子准教授、事務部職員が参加して、実習校である木島平中学校の先生方と共に授業を参観しました。
 皆初々しいながらも堂々たる授業ぶりで、残りの実習期間におけるさらなる飛躍を予感させるものでした。

 今回の実習生は、最初の1週間を村の施設である「農村交流館」に宿泊し、残りの2週間を民宿に宿泊しました。
 農村交流館では木島平小学校の通学合宿(小学生が自宅外での宿泊に慣れるため、施設に宿泊しながら通学する約1週間の行事)と時期を同じくしたため、にぎやかな体験となったようです。
 また、農村交流館での食事は自炊となっているため、その準備作業を通して実習生同志の絆も深まったようです。カレーをたくさん作り毎食カレーとなり、最後には給食でもカレーが出たために連続7食カレーであったという微笑ましいエピソードも聞くことができました。民宿では朝食と夕食が供されるため、教育実習期間中は多忙となることもあり、食事が出るありがたみを感じたとのことです。
 宿泊先から中学校への交通手段は、農村交流館から借用した自転車を利用しました。自転車に乗ることが苦手な実習生もいましたが、実習期間中に苦手を克服したとのことです。
 このように、教育実習そのもののみならず、滞在に伴い様々な経験を得られることも、木島平村における教育実習の魅力となっています。

 教育実習終了後の2016年9月27日(火)には、木島平小学校6年生の修学旅行一行が本学を訪問しました。教育学研究科長をはじめとする教育学部教員、教育実習でお世話になった実習生、教育学研究科の大学院生が出迎えました。
一行は、キャンパスツアーを担当する学生2名によるキャンパスツアーを堪能した後、中央食堂で大学の学食を体験しました。引き続いて法文2号館文学部一番大教室にて、生徒さん方による学び合いについての発表が行われました。本格的な大学の講義室に当初は緊張気味な生徒さん方でしたが、本学教員や大学院生が聴講する中、司会進行やマイク回しまでも生徒さん方が担当をし、立派に発表を行いました。その後の質疑応答では大学院生から多くの質問が寄せられ、生徒さん方も活発に回答をし、意見を述べました。
 今回の交流はいずれも大成功を収め、次年度以降のさらなる充実が期待されるものとなりました。

関連URL:http://www.p.u-tokyo.ac.jp/ut-knet/news/20150831001/



生徒を引き寄せる見事な授業ぶり

キャンパスツアーに耳を傾ける一行

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