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総合研究博物館小石川分館 建築博物教室第10回の開催

掲載日:2016年4月25日

実施日: 2016年04月09日

 「アーキテクチャ」をテーマに様々な分野の研究者が講演を行い、関連した標本を「アーキテクトニカ・コレクション」として展示するシリーズイベント「建築博物教室」の第10回(4月9日)が、総合研究博物館小石川分館で開催されました。
 第10回はベンヤミン・フィツェンライター氏(武蔵野美術大学大学院 博士(造形)/日本視覚文化研究)をお招きしての「演出のアーキテクチャ――歌舞伎のセリ上げを巡って」(聴講者85名)です。氏は、映像作品の制作と並行して日本の視覚文化を研究されており、現在の主要なテーマは歌舞伎「けいせい天羽衣」の舞台装置と舞台空間に着目した演出表現の分析です。本講演では文献資料と舞台の調査映像、そして模型を示しながら、舞台装置および物語と舞台空間の構成原理についてお話しされました。外国人研究者の日本文化への視点を知る機会ともなり、聴講者からはその点に関する質問も寄せられました。
 今回の講演に関係する展示資料として、舞台装置の復元模型『舞台装置「大道具のセリ上げ」の構造』が小石川分館に加わりました。
 次回「建築博物教室」の開催は2016年10~11月ごろを予定しています。講演の詳細については、決まり次第総合研究博物館小石川分館HPにて告知いたします。
 

関連URL:http://www.um.u-tokyo.ac.jp/architectonica/kyositsu.html



舞台装置「大道具のセリ上げ」の構造

建築博物教室会場風景(第10回)
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