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総合研究博物館小石川分館 建築博物教室第12回の開催

掲載日:2017年3月27日

実施日: 2017年02月25日

 「アーキテクチャ」をテーマに様々な分野の研究者が講演を行い、関連した標本を「アーキテクトニカ・コレクション」として展示するシリーズイベント「建築博物教室」の第12回(2月25日)が、総合研究博物館小石川分館で開催されました。
 第12回は新原隆史氏(総合研究博物館特任助教/隕石学、鉱物学)による「太陽系のアーキテクチャ――隕石に刻まれた46億年史」(聴講者72名)です。鉱物学・隕石学を専門とする新原氏は、隕石、小惑星試料などに残された岩石学的な記録を読み解くことから、太陽系の形成過程について研究しています。
 本講演は、隕石に注目して、我々を内包する太陽系の形成過程を紹介する内容でした。岩石は、形成過程に応じて化学組成、鉱物種・組織等、様々な特徴を持ちます。様々な隕石の例を示しながら、隕石の成分・構造が太陽系内での形成環境や過程を反映して多様に変化することを解説し、太陽系の形成過程を紹介しました。
 今回の講演に関係する展示資料として、「チェリャビンスク隕石(コンドライトLL)」が小石川分館に加わりました。

 次回「建築博物教室」の開催は、松本文夫氏(総合研究博物館特任教授/建築学)による「空間のアーキテクチャ」(仮題)(2017年6月3日)を予定しています。講演の詳細については、決まり次第総合研究博物館小石川分館HPにて告知いたします。

関連URL:http://www.um.u-tokyo.ac.jp/architectonica/kyositsu.html



チェリャビンスク隕石(コンドライトLL)

建築博物教室会場風景(第12回)
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