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第13回 Kavli IPMU/ICRR合同一般講演会「見えない宇宙を観る」を開催しました

掲載日:2015年11月26日

実施日: 2015年11月22日

2015年11月22日 (日)、カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と宇宙線研究所(ICRR)共催による一般講演会「見えない宇宙を観る」を小柴ホール (東京大学本郷キャンパス) で開催しました。当日は中学生からご年配の方まで約170名の参加があり会場は満席となりました。

まず、カイ・マルテンスKavli IPMU准教授より「暗黒物質 ― ミステリー, イマジネーション, チャレンジ ―」と題して、まず暗黒物質が存在するという証拠が示された歴史的経緯の解説、次に現在唱えられている主だった説の紹介、最後にマルテンス准教授が取り組むXMASS (エックスマス) 実験についての解説がありました。

次に林田将明 ICRR特任助教より「ガンマ線で見えるダイナミックな宇宙」と題して、人間の目では捉えられないガンマ線を使った観測で見える宇宙について、そして現在開発中のチェレンコフ望遠鏡アレイプロジェクトについての図版を多用した丁寧な解説などがありました。

その後、両名による「世界に1つの手作り装置」と題した対談においては、何がきっかけで現在の実験を中心とした研究生活を目指すようになったかの紹介から、これまでにどのような実験装置に携わってきたのか、そこでどのような研究を行っていたのかの紹介がそれぞれからありました。その後お互いが現在携わる装置について、意見交換をし、あっという間の和やかな一時になりました。

その後小柴ホール前のホワイエに場所を移し、茶菓子をつまみながらの和やかな雰囲気のなか、講師を囲んでの懇談会となりました。講師に直接質問をすることができる貴重な機会とあり、学生を含む来場者の方の講師を囲む輪はいつまでも小さくならず、講演会は盛況のうちに幕を閉じました。



講演に熱心に聞き入る来場者で満員の会場

講演の後にはリラックスした雰囲気で対談が行われ、互いの装置について意見交換を行った

たくさんの来場者に囲まれて質問に答える講師
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