このページのトップです。
東京大学ホーム > トピックス一覧 > 2016年 > 「やっぱり物理が好き! ~物理に進んだ女子学生・院生のキャリア~」を開催
space
掲載年
フリーワード
space
space

トピックス

「やっぱり物理が好き! ~物理に進んだ女子学生・院生のキャリア~」を開催 (カブリ数物連携宇宙研究機構)

2016年12月09日掲載

実施日: 2016年11月19日

2016年11月19日 (土) カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と物性研究所、宇宙線研究所の主催により、物理を学ぶ女子学部生及び女子大学院生の支援を目的に「やっぱり物理が好き! ~物理に進んだ女子学生・院生のキャリア~」をKavli IPMU棟 (東京大学柏キャンパス) で開催しました。当日はあいにくの悪天候でしたが、33名の参加がありました。本イベントは、物理学科出身の様々な講師の方をお招きしキャリアパスを提示すると共に、参加者同士のネットワーク作りや物理学分野 (素粒子・原子核、宇宙・天文、物性、物理工学) の魅力を伝える機会として行われたものです。

午前中には、4名の講師による10分から20分のミニ講演が行われました。東北大学助教を兼務する永村直佳 物質材料研究機構研究員は「ヴィジュアル系物理学のすすめ -叡智の光と魔法の杖で切り開く表面・界面物理学の世界」と題して講演、旭硝子株式会社の神戸美花 技術本部商品開発研究所企画チーム主席は「やっぱり、、、ガラスが好き??」と題して講演、お茶の水大学に所属しながらフランスのPMMH-ESPCIで研究を行っている谷茉莉 学振研究員は「ソフトなポスドク生活@パリ、やっています」と題して講演、最後の講演では講談社の幼児図書編集部に勤める森絵美さんが「文系の会社で働いています -3.11の前と後で見えたもの」と題して講演を行いました。4名は大学時代に物理学科で物理を学んだという共通性を持ちつつも、現在のキャリアは国内外の研究機関での研究や企業での研究、本の編集といった様々なキャリアに進んでおり、参加者にとって物理学科出身者が多様なキャリアに進んでいるという事例を直接聞くことの出来る内容となりました。ランチタイムには、参加者が講師に質問をすることで内容の詳細を掘り下げるなど、昼食を取りながら講師や学生スタッフらと交流しました。

午後は、2名の講師による各30分の講演が行われました。一人目の村山斉Kavli IPMU機構長は「物理に進んで見えてきたこと-宇宙研究最前線と女性研究者の活躍」と題して講演を行い、素粒子物理学や天文学の研究の発展において、いかに女性研究者が活躍してきたか、さらに現在の研究現場で活躍する女性研究者について研究内容も交え紹介しました。講演の中では、Kavli IPMUで8月に開催された女子中高生理系進路選択支援イベントで講演を行ったヤンキー・キム シカゴ大学教授・前Fermilab副所長についても言及していました。二人目は丹治はるか電気通信大学准教授が「殻から出てみて見えたもの -米国大学院への留学とその後」と題して講演を行いました。例えば米国留学で得た経験など、現在のキャリアに至るまでの大きな節目を殻と定義し、それをどのように打ち破り、その後にどう生かしているのかなどについて紹介しました。さらに、出産子育てという節目を迎えてどのように両立を図り研究を行っているかなど、女性ならではの話題についても触れていました。

施設見学では参加者が4つの班に分かれて、Kavli IPMU と物性研究所、宇宙線研究所の3研究機関の見学を行いました。特に、物性研究所では大学院生のスタッフが参加学生に自らの研究も交え研究装置の説明を行う姿も見られました。最後に行われた交流会では、イベント開始時よりも一層打ち解けた雰囲気の中で、お茶やお菓子を片手に参加者同士でも積極的な交流が生まれていました。また、引き続き講師へ質問をしたりと盛況のうちに終了しました。

参加者アンケートからは、講師の講演が自らのキャリアを考える上で大変参考になったというコメントや、参加者同士で繋がりを持てたことを有意義に感じたといったコメントが多くありました。更に、次回も同様のイベントに参加したいという要望も複数あるなど、こうした機会の重要性が認識されました。

関連URL:http://www.ipmu.jp/ja/20161119-WomenStudents



参加者と講師、スタッフらの集合写真

施設見学の様子

交流会の様子
 
space