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ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)が世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択 (本部研究資金戦略課)

2017年09月27日掲載

実施日: 2017年09月26日

  国立大学法人東京大学が提案したニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN:International Research Center for Neurointelligence)が、平成29年度世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI、注1)に新規採択されました。
 IRCNでは、生命科学、医学、言語学、数理科学、情報科学が融合した新たな学問分野“Neurointelligence”を創成し、ヒトの知性の本質理解、神経回路の障害に起因する精神疾患の克服、脳の作動原理に基づく新たなAIの開発を通じて、より良い未来社会の創造に貢献します。
 IRCNは、本学では平成19年度に採択されたカブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)に続く2番目のWPI拠点となり、1つの機関から複数のWPI拠点が採択されたのは全国で初めてです。
 IRCNの構想の概要は以下の通りです。
 
<拠点構想名> ニューロインテリジェンス国際研究機構
<拠点長候補者> Takao K. Hensch
<拠点構想の概要>
 人間社会に特徴的な文化、文明、科学、技術は「ヒトの知性」が生み出したものである。その本質は、生物学的には、ヒトが脳という器官を発達させ、生物集団としての協調性、長期的な計画性、言語と文字の発明による知識の蓄積を達成したことにあると言える。
 一方で「ヒトの知性」が生み出した社会環境への不適応というヒト特有の問題として自閉スペクトラム症、統合失調症などの精神疾患があり、その克服には新しいアプローチが求められている。
 さらにヒトの脳が創り出した人工知能はヒトの機能を特定の局面では凌駕しうる性能を発揮しつつあり、深層学習などの社会的インパクトは著しい。
 我々の究極の問いは、「ヒトの知性はどのようにして生じたか?」である。この問いに対し、本研究拠点は、東京大学の知を結集し、生命科学、医学、言語学、数理科学、情報科学を独創的に融合して、脳の神経発達という切り口から、「ヒトの知性」がどのように発達してくるのかを理解する。さらに「ヒトの知性」と人工知能を共通の基盤の上で理解することを通じて、ヒトの脳は自分自身を理解できるのかという、人類の最大のフロンティアに挑む。将来的には、人文社会科学の知とも融合し、ヒトの知性のより深い理解に基づく人類社会の課題解決に貢献する。
 
注1:世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI):World Premier International Research Center Initiative
世界トップレベルの研究拠点を、従来の発想にとらわれることなく構築し、世界の頭脳が集い、優れた研究成果を生み出すとともに、優秀な人材を育む「場」を我が国に作っていくため、平成19年度から開始された文部科学省の事業。高いレベルの研究者を中核とした世界トップレベルの研究拠点形成を目指す構想に対し集中的な支援を行い、システム改革の導入等の自主的な取組を促すことにより、第一線の研究者が是非そこで研究したいとして世界から多数集うような、優れた研究環境と極めて高い研究水準を誇る「目に見える研究拠点」の形成を目指している。

(参考資料)
・ニューロインテリジェンス国際研究機構の概要、機構メンバー
・拠点長候補者Takao K. Hensch経歴

 



IRCN概要:PDFは上記(参考資料)からご確認ください

機構メンバー:PDFは上記(参考資料)からご確認ください
 
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