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平成29年度「東京大学安全の日」講演会 開催

掲載日:2017年7月24日

実施日: 2017年07月04日

7月4日(火)医学部教育研究棟、鉄門記念講堂において、「先端研究推進における安全」をテーマとして平成29年度「東京大学安全の日」講演会が開催されました。

本学では、大学院農学生命科学研究科のリサーチフェローが、八丈島にて潜水作業中に亡くなる事故が発生した7月4日を安全の日と定めています。安全の日を迎えるこの時期に、事故の記憶を風化させず、大学全体の安全レベルを継続的に向上させるため、講演会を開催しています。

五神 真総長による開会挨拶では、指定国立大学法人に指定された本学が「知の協創の世界拠点」となって地球と人類社会の未来に貢献していくこと、先端研究の場において予期せぬ危険に留意しながら研究活動を行う姿勢が大切であることを述べられました。
講演会の第一部では、元・宇宙航空研究開発機構 信頼性統括 武内 信雄氏より「有人宇宙システムの安全向上活動」というテーマで、国際宇宙ステーションを例に有人宇宙システムの設計から運用に至るまで、安全確保のプロセスや最新の安全活動についてお話しいただきました。
第二部では、本学新領域創成科学研究科の徳永 朋祥教授より「地下環境・資源開発の夢とリスクマネジメント」というテーマで、地下環境の特性や安全な地下資源の開発に利用されている技術についてお話しいただきました。また、本学工学系研究科の茂木 俊夫准教授より「リスクアセスメントの活用事例 工学系・情報理工学系等のセーフティ・マネジメント」というテーマで、工学系・情報理工学系等における事故災害の現状とその対策や安全管理の実施方法について、事例を交えつつお話しいただきました。

なお、今年度は講演に先立ち、本学構成員の安全意識向上を目的として学内募集した「環境安全衛生スローガン」のうち、優秀な5作品の表彰式も執り行いました。

今年は、学内外から約270名の方にご参加いただきました。ご来場ありがとうございました。



五神総長による挨拶

第1部武内氏による講演

第1回環境安全衛生スローガン表彰式
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