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第6回国際広報勉強会がケンブリッジ大学における研究広報について開催されました

掲載日:2017年10月12日

実施日: 2017年09月20日

世界の一流大学である英国ケンブリッジ大学は、どのように研究を発信しているのでしょうか? 2017年9月20日に開催された第6回国際広報勉強会では、ケンブリッジ大学研究広報チームの責任者であるクレイグ・ブライアリーさんを招き、このテーマについて発表していただきました。勉強会には、学内の広報担当者十数名が参加しました。

ケンブリッジ大学は1209年設立で英語圏では2番目に古い大学です。31のカレッジ、6のスクール、そして100を超える学科が、何世紀にもわたり世界を代表する研究を生み出し続けています。その研究を世界へと発信し、同大学の世界的な評判の維持を支える任務を負う組織が、Office of External Affairs and Communications(対外関係広報部)のResearch Communications(研究広報)チームです。ブライアリーさんはこのチームを率いており、どのように研究広報チームや対外関係広報部が仕事を進めているのかについて話していただきました。

様々な広報ターゲット、ニュースのトピックを決定する際の戦略的焦点、ケンブリッジ大学のウェブサイトとソーシャルメディアの及ぶ範囲、同大学のオンラインニュース記事とその他の発表、研究を目立たせるための映像利用の重要性とインパクト、一定のテーマを発信するためにウェブサイトを変更するスペシャル「キャンペーン」、そして学者がジャーナリストとコミュニケーションを取るための秘訣を大学がどのようにして提案しているのかについて等が論じられました。

ブライアリーさんの発表に続き、参加者からはたくさんの質問がありました。その中には、プレスリリース、ターゲットを知ること、記事案の承認プロセス、そしてクライシス・コミュニケーションに関する質問がありました。この勉強会は、世界の一流大学の広報戦略について学ぶ貴重な機会となり、参加者は東京大学での研究広報について考えるためのアイディアをもらったことは疑いありません。



ブライアリーさんと参加者の質疑応答
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