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Research News

硫黄が大気、海洋、マントルを巡る様子

精密な硫黄の深部循環モデルの推定に成功

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大気海洋研究所
2015/03/04

© 2015 鹿児島 渉悟

© 2015 鹿児島 渉悟

東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の鹿児島渉悟大学院生や大気海洋研究所の佐野有司教授らのグループは、地球深部のマントルまでを含む地球全体において硫黄が循環する様子を詳細にモデル化しました。

硫黄は生物を構成する重要な元素であるとともに合成繊維や医薬品の重要な原料です。しかし、硫黄がマントルと地球の表層との間でどのように循環しているかは十分に定量化されてきませんでした。鹿児島渉悟大学院生らは、マントルに由来し、マントルと同じ物質の組成を持つ中央海嶺玄武岩(新しい海洋底が形成され続けている海底火山群のうち、玄武岩質の火成岩)を精密に分析し、世界中の海底熱水と火山ガスデータを解析することで、マントルから大気や海洋へ硫黄が放出される量を計算しました。また、地球表層における硫黄が放出される量取り込まれる量を基に、地球深部のマントルへと硫黄が戻る量(リサイクルされる量)も計算し、地球全体についての詳細な硫黄循環のモデルを構築しました。

本モデルによって示される地球の深部での硫黄循環像はこれまでにない精密なもので、地球表層の物質循環を補完する上で有用であり、地球環境の進化史を解明する上で重要な意義を持ちます。

プレスリリース

論文情報

Takanori Kagoshima, Yuji Sano, Naoto Takahata, Teruyuki Maruoka, Tobias P. Fischer & Keiko Hattori, "Sulphur geodynamic cycle", Scientific Reports Online Edition: 2015/2/9 (Japan time), doi:10.1038/srep08330.
論文へのリンク(掲載誌UTokyo Repository

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