UTokyo Research

  • Japanese
  • English
検索閉じる
言語閉じる
  • 日本語
  • 英語
Research News

食事が脳を変える

離乳期の食経験は大脳皮質味覚領域に大きな変化を与える

タグ

農学生命科学研究科・農学部
2012/09/04

固形食摂取(右図)により、大脳皮質味覚領域にSNAP25タンパク質が多量に蓄積することが、組織染色により明らかになった。
© Shinpei Kawakami

食事の味や食感に関する情報は、大脳皮質の味覚野・体性感覚野に伝達されて処理されるが、その情報が脳にどのような影響を与えているかについてはよく知られていなかった。森永製菓株式会社ヘルスケア事業部および東京大学大学院農学生命科学研究科の共同研究グループは、離乳期マウスを研究対象にして、食事の摂取が脳にどのような影響を与えるかについて、検証を実施した。その結果、離乳期マウスの大脳皮質味覚野・体性感覚野において、固形餌摂取や味覚刺激が、神経伝達に重要なタンパク質の量に顕著な変化を与えることを明らかにした。すなわち、離乳期における様々な食経験が、味覚に関連する脳領域の活性化をもたらし、味覚感受性に大きな影響を及ぼす可能性が示されたといえる。今回得られた研究成果は、乳幼児期に摂取する食事が脳の発達にどのように影響するかという疑問を解決する上で、大きな手がかりになると考えられる。

プレスリリース本文へのリンク

論文情報

Shinpei Kawakami, Makoto Ohmoto, Shunsuke Ito, Reiko Yuasa, Hiroyuki Inagaki, Eisaku Nishimura, Tatsuhiko Ito, and Takumi Misaka,
“Accumulation of SNAP25 in mouse gustatory and somatosensory cortices in response to food and chemical stimulation”,
Neuroscience, 218 (2012): 326-334, doi:10.1016/j.neuroscience.2012.05.045
論文へのリンク

リンク

大学院農学生命科学研究科

応用生命化学専攻

生物機能開発化学研究室

前の投稿へ次の投稿へ
Page Top