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Research News

50kg級小型衛星で世界最高速の通信に成功

超小型衛星ほどよし4号による毎秒348メガビットの通信

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工学系研究科・工学部
2015/03/23

© 2015 Hirobumi Saito.

© 2015 Hirobumi Saito.

近年、超小型衛星(重量50 kg級衛星)は、地表の数メートルの物体まで見分けられる高解像度で地表を撮影できるようになっています。しかし、超小型衛星では、電力や重量の制約から、地上へ大量の画像データ伝送を行えませんでした。

今回、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所・東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻の齋藤宏文教授らの研究グループは、衛星搭載用の小型省電力の高速データ送信技術と地上の受信技術について基礎開発しました。そして、超小型衛星「ほどよし4号」の高速通信システムにおけるX バンド通信機の研究開発を行い、東京大学大学院工学系研究科 中須賀真一教授らとともに、フライトモデルを製作しました。2014年12月、「ほどよし4号」から毎秒348メガビットの速さで、16値の直交振幅変調という形式でデータを送信し、宇宙科学研究所の3.8mアンテナ受信設備で受信することに成功しました。これは重量2 tの地球観測衛星「だいち2号」の約半分にあたる通信速度であり、2015年2月時点では50 kg級衛星として世界最高速となります。

今回の開発研究成果により、超小型衛星による地球観測は、データ伝送の点では大型衛星の機能に迫ってきたといえます。今後は、光学ならびにレーダー等の小型衛星搭載観測センサの性能が残された課題となります。

プレスリリース

論文情報

Tomoya Fukami, Hiromi Watanabe, Atsushi Tomiki, Takahide Mizuno, Hirobumi Saito, Naohiko Iwakiri, Takahiro Shinke, Kaname Kojima, Koichi Kawamoto, Osamu Shigeta, Hitoshi Nunomura, Yasuaki Kanda, "On-Orbit Demonstration of the X-band 348 Mbps Communication System for the Nano Satellite: Hodoyoshi-4", Space, Aeronautical and Navigational Electronics (SANE), IEICE Technical Report vol. 114, no. 448, SANE2014-132, pp. 25-30, Institute of Electronics, Information and Communication Engineers, Okinawa: 2015/02/19 (Japan time)
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