このページのトップです。
東京大学ホーム > ARCHIVE 2012
space

広報

本郷キャンパスの見学について

バングラデシュの内臓型リーシュマニア症研究拠点の設立に協力
photo

 東京大学医学部附属病院の野入英世准教授、農学生命科学研究科の松本芳嗣教授らがその設立に中心的役割を果した、バングラデシュ政府による内臓型リーシュマニア研究拠点Surya Kanta Kala-azar Research Center(SKKRC)が12月2日(日)に同国マイメンシンに開所されました。開所式には、両教員が出席しました。
 内臓型リーシュマニア症は、節足動物サシチョウバエの媒介による感染症で、世界中に分布し、2億人が感染の危険に晒されています。特にインド、ネパール、バングラデシュに跨がる地域に高度に蔓延しており、貧困で恵まれない暮らしの人々が脅かされています。この内臓型リーシュマニア症を撲滅するためには、臨床及び環境衛生面からの複数国間の同時進行的アプローチが必要です。
 本研究拠点では、内臓型リーシュマニア症を撲滅することを目的に、蔓延する地域における臨床・研究を充実させ、日本発の臨床診断技術、媒介昆虫制御技術等が投入される予定です。

【詳細はこちら(プレスリリース)】
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/press_archives/20121221.html

【関連URL】
地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS):
http://www.satreps-kalaazar.com/index.html

photo
保健省副大臣による開所式でのテープカットの様子

photo
本拠点構想の発案者Faiz博士(前保健省保健サービス局長)
を施設に案内する野入英世准教授

photo
画像データを見ながら現保健省保健サービス局長らに説明
する松本芳嗣教授


本部棟1階展示(生産技術研究所)
photo

 現在、本部棟1階ロビーでは、生産技術研究所の展示を行っています。
 生産技術研究所(生研)は、1949年に東京大学第二工学部を母体に設立され、以来、一貫して工学のほぼ全領域を広くカバーする研究教育活動を展開してきました。産業技術の社会展開・実装を意識して学術とこれに基づいた技術の創出・蓄積を行い、同時に、社会や産業界との連携を先導的に実践することによって、研究成果の応用展開と実用化に関して内外から高い評価を得ています。現在その活動領域は、量子レベルのミクロの世界から地球規模、さらには宇宙規模のマクロの世界まで幅広く分布し、それぞれの分野において卓越した研究成果の創出と社会への発信・還元を実践するとともに、多くの優秀な人材を輩出しています。
 今回、皆様により広く知っていただくために、「第二工学部、生産技術研究所の歩み」、1950年代に始まった研究の一例としての「ロケット開発の歴史」、「試験高炉実験の開始」をパネル展示し、最近の研究成果の1つとして発表した「放射性セシウム除染布」の実物を展示し、パネルで解説しています。また、生研の教育・社会貢献活動としての「社会人新能力構築支援プログラム(NExTプログラム)」、「次世代育成オフィス(ONG)」をパネル及びパンフレットで紹介しています。約13分で生研を紹介しているDVDも放映しておりますので、お立ち寄りのうえ、ご覧いただければ幸いです。

photo

photo


「University Venture Grand Prix 2012」開催(産学連携本部)
photo

 起業家教育を受けている大学・大学院生を対象にした全国規模のビジネスプランコンテスト「University Venture Grand Prix 2012」が12月8日(土)、福武ホールで開催され、本学より参加したSoil Joyチーム(事業概要:「簡易土壌測定キット"土壌チェッカー"を用いた家庭菜園における最適肥料販売サービス」)が3位・JVCA賞に選ばれました。Soil Joy チームは、産学連携本部が主催する起業家育成プログラム「東京大学アントレプレナー道場」の道場生です。
 「University Venture Grand Prix 2012」は、学生が起業家教育を受講する際の意識の向上を図るとともに、その教育に携わる大学教員に対しても、教育の質の向上につながる意見交換やネットワークの場を提供することを目的として、大学・大学院起業家教育推進ネットワークと経済産業省の主催、文部科学省と本学産学連携本部の共催で行われています。
 冒頭、保立和夫産学連携本部長より「大学におけるアントレプレナーシップのマインド醸成が重要視されています。日本経済の閉そく感を打破するようなイノベーションを興すためにも、学生の皆さんの大きな活躍が期待されています」との挨拶がありました。
 理念・ミッションをはじめ、新規性や実現可能性といった観点から厳正な審査が行われた結果、(1)University Venture グランプリ大賞に、青山学院大学 大学院PETWORK チームの「ペット『無料』定期健康診断サービス PETWORK」、(2)教員・実務家賞に、立命館大学 レイクサイドラボチームの「ソニック・アイ~ハイテクベンチャーが創る福祉社会~」、(3)JVCA賞に、東京大学 Soil Joy チームの「簡易土壌測定キット"土壌チェッカー"を用いた家庭菜園における最適肥料販売サービス」が選ばれました。
 審査委員からは、ビジネスプランやプレゼンテーションに対する高い評価とともに、事業化を加速するためのアドバイスが数多く寄せられました。

関連URL
経済産業省(主催)イベント報告ページ:
http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/uvgp/uvgp.html
東京大学アントレプレナー道場:
http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/jp/venture/dojo/index.html

photo
本学より参加したSoil Joyチームが3位・JVCA賞に輝きました

photo
審査員の厳しい質問にも的確に返答する学生たち

photo
受賞の喜びをともに分かち合いました


平成24年度「科研費」審査委員の7名表彰される
photo

 日本学術振興会は科学研究費助成事業の配分審査に関し、平成20年度より模範となる審査意見を付した審査委員への表彰を行っており、10月31日(水)に平成24年度の表彰者一覧を発表しました。
 今年度は、約5,000名の第1段階審査委員の中より115名の審査員が選考され、本学からは、影浦峡教授(大学院教育学研究科)、船津高志教授(大学院薬学系研究科)、金井雅彦教授(大学院数理科学研究科)、刈間理介准教授(環境安全研究センター)、山下了准教授(素粒子物理国際研究センター)、岩田哲史特任講師(医科学研究所)、玄田有史教授(社会科学研究所)の7名が表彰されました。
 本学での表彰式は、12月10日(月)本部棟応接室において執り行われ、表彰状と記念品が松本洋一郎理事・副学長より受賞者に手渡された後、審査委員としての心構えや審査時の苦労などについて、和やかに懇談が行われました。(※金井教授については日程の都合がつかず代理授与となりました。)
 なお、表彰された審査委員の氏名等については、日本学術振興会のホームページにて公表されています。

日本学術振興会ホームページ:
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/26_hyosho/index.html

photo
左から金井教授(代理)、影浦教授、船津教授、松本理事、
刈間准教授、山下准教授、岩田特任講師、玄田教授

photo
松本理事との懇談の様子


第63回駒場祭 開催
photo

 11月23日(金・祝日)から25日(日)まで、東京大学駒場Iキャンパスにおいて、第63回駒場祭が開催されました。今回のテーマは、Festival(お祭り)とholic(中毒)を足し合わせた『Festaholic』。駒場祭に打ち込む情熱を、駒場祭に来て下さる方々にしっかり伝えようという思いが込められています。
 今年度は、駒場祭委員会の本部企画として、古賀茂明氏(元経産官僚、現大阪府市統合本部特別顧問)の特別講演会「日本は再生できるか」、数理科学研究科の公開講座「『空間』へのアプローチ」、長谷川壽一教養学部長特別講演会「東大のリベラルアーツ」、博物館特別講座「観光のダイナミズム―ハワイから考える」をはじめとして、理系から文系まで幅広い分野の公開講座などが行われ、いずれも満員の盛況となりました。
 また、東京大学の知に気軽に触れることのできる学術企画も大変好評でした。企画内容も理系から文系まで豊富に揃い、企画形式も展示型、体験型、討論会、音楽演奏など多岐にわたり、会場となった21KOMCEE、8号館等は、終日大勢の来場者で賑わいました。
 その他にも、学生たちによる多彩な企画が行われ、来場者からの投票によって最優秀企画を決める駒場祭グランプリにおいて、出店・模擬店部門では「東大喫茶殿」、学術文化部門では「プラネタリウム~つながる星空~」、音楽演奏部門では「エレクトーンコンサート2012」、パフォーマンス・演劇部門では「東大踊々夢」がそれぞれ一位に選ばれました。
 なお、今年度から、皆さまにご協力いただき、酒類の全企画での取扱い及び、キャンパス内への持ち込みを全面禁止といたしました。キャンパス内は明るく賑やかな雰囲気に包まれ、3日間で約115,000人もの来場者が訪れました。
 
photo
開場前から正門前には長い列が出来ました

photo
多くの模擬店が立ち並ぶ銀杏並木

photo
長谷川教養学部長特別講演会「東大のリベラルアーツ」を初めとした
各種の公開講座や、毎年人気の「駒場祭ロボコン」、ベネズエラ音楽ライブ
「Estudiantina Komaba」など、多彩な学術企画が今年度も人気を集めました

photo
駒場祭グランプリのパフォーマンス・演劇部門で1位を獲得した「東大踊々夢 」
コスプレ集団による大規模なダンスパフォーマンスが観客を魅了しました


濱田総長が岩手県遠野市と大槌町を訪問(救援・復興支援室)
photo

 11月16日(金)に濱田総長は岩手県遠野市と大槌町を訪問しました。東日本大震災発生以降、総長の現地訪問は、今回の訪問を含め4回目です。
 遠野市には救援・復興支援室遠野分室や遠野東大センターを設けて、被災地での救援・復興支援活動の拠点としています。遠野市では本田敏秋市長と懇談し、本学の被災地での救援・復興支援の活動に協力いただいていることへのお礼を述べるとともに引き続きの連携をお願いしました。
 大槌町には大気海洋研究所附属国際沿岸海洋研究センターがありますが、震災による津波により壊滅的被害を受けました。大槌町とは平成24年3月19日に同町と同センターの震災復旧及び復興に向けた連携・協力協定を締結しています。大槌町では大気海洋研究所の教職員とともに碇川豊町長と懇談し、東日本大震災からの復興に向けた今後の取組などについて懇談を行いました。
 
 本学は、今後も被災地の救援・復興支援に取り組んでいきます。救援・復興支援活動の内容等については、 救援・復興支援室のサイトをご覧ください。
 
※左上の写真は、ボランティア隊ががれき撤去等を行った大槌町吉里吉里海岸を総長が訪れた時の様子です。

photo
濱田総長(右)と本田遠野市長(左)

photo
ボランティア隊が宿泊で利用している
遠野市自治会館を見学する濱田総長

photo
大槌町長との懇談の様子


第36回東京大学伊豆・戸田マラソン大会が開催(本部学生支援課)
photo

 11月4日(日)第36回東京大学伊豆・戸田(へだ)マラソン大会が静岡県沼津市戸田で開催されました。大会には、本学戸田寮をスタート・ゴールとする42.195kmのフルマラソンと、「らららサンビーチ」をスタートして戸田寮にゴールする23.7kmのハーフマラソンがあります。5kmで500mを登る山道を含むなど通常に比べかなりの難コースですが、富士山と駿河湾が織りなす絶景のなかを走ることができるため、例年、参加者から好評を博しています。
 当日は晴天に恵まれ、絶好のコンディションの中で開催されました。フルマラソンは140名(学生87名、教職員10名、卒業生30名、沼津市在住・在勤者13名)が出走し、127名が完走しました。ハーフマラソンでは36名(学生5名、教職員4名、卒業生3名、沼津市在住・在勤者24名)が出走し、全員が完走しました。
 フルマラソン個人の部は、前回大会の2位である本学卒業生の千葉公介さんが2時間52分01秒の好タイムで優勝を果たしました。また、団体の部では、チーム「Doo-Up A」が優勝となりました。
 ハーフマラソンでは、沼津市の菊地貴優さんが優勝し、3位にも沼津市からの参加者が入賞するなど、沼津市からの参加者の活躍が目立ちました。
 また、本年度は、沼津市との共催で、本学ハーフマラソンと同コースとした、沼津ハーフマラソン(シーサイド・ラン)23.7kmが設置され、13名の沼津市からの参加者が本学参加者とともに疾走しました。
 沿道からは、地元の方々からたくさんの暖かい声援があり、また、閉会式会場に同日開催していた戸田地区最大のイベントである「さんさん祭り」会場のステージをお借りしていたことから、選手は式前に漁師なべやお汁粉などの露店で地元の味を堪能することができました。
 閉会式では、総長杯、沼津市長杯等の授与並びに上位入賞者の表彰が行われ、栗原裕康沼津市長からご挨拶をいただいた後、古田元夫運動会理事長から講評をいただき、盛会のうちに終了しました。

photo
フルマラソンスタート風景

photo
ハーフマラソンスタート直前風景

photo
個人優勝者に総長杯を手渡す富田靖博教育・学生支援部長


第11回東京大学ホームカミングデイ開催(卒業生室)
photo

 第11回ホームカミングデイが、10月20日(土)に本郷キャンパス、駒場キャンパスにおいて開催されました。
 秋晴れのもと、ロバート・キャンベル教授(総合文化研究科)と村山斉機構長(カブリ数物連携宇宙研究機構)が登壇した安田講堂での特別フォーラムや若手卒業生を対象にした講演会をはじめ、各部局によるイベント、各種同窓会が開催されました。親子向けのイベントや本学卒のママ対象のイベントなどには多くの家族連れの姿が見られ、キャンパス内では世代を超えて楽しむ来場者の姿が見られました。
 今年の特別フォーラムのテーマは「グローバル化する世界で学ぶ、働く、生きる」。濱田総長が呼びかけている「よりタフに」「よりグローバルに」のメッセージ通り、グローバルに活躍する教員二人が熱く語り合ったシンポジウムとなりました。またインターナショナルアラムナイフォーラムには外国人卒業生らが多く参加し、教職員とともに交流を深める場となりました。
 この日1日、約6,700名が両キャンパスを訪れました。

 なお来年のホームカミングデイは2013年10月19日(土)を予定しています。

photo
安田講堂で行われた特別フォーラムの様子

photo
御殿下グラウンドでのサッカー教室

photo
若手経済学者 安田洋祐先生による熱中講義

photo
卒業生対談の模様


本学学事暦の検討状況に関する報道について
photo

 本学学事暦の検討状況に関する報道について

平成24年10月26日
東 京 大 学


  このたび、報道各紙等において、本学における学事暦見直しの検討状況について、種々の報道が行われています。これらは、本学役員会の下に設置された「入学時期等の教育基本問題に関する検討会議」の企画調整部会がまとめた中間報告の内容をめぐって報じられたものです。検討内容そのものに関する報道は概ね事実に即していますが、中間報告は学内における討議を進めていくための資料であり、見直し時期も含めて検討会議の最終結論ではありません。本件については、学内の議論を経たのち検討会議としての結論をまとめ、その報告を受けて役員会として適切な決定を行うことになります。

  本学総長は、秋季入学への全面移行について、実施するとすれば5年後を目途とすると述べてきているところですが、学生と社会のためにグローバル化に対応した教育の推進は急務であると同時に、国家資格試験制度の時期等の見直しなど秋季入学を支える社会的な環境整備の具体的な見通しがまだ十分明らかでないこと等を踏まえ、逐次であれ大学としてできるところから改革をすみやかに進めていくことが重要であるというのが、総長の方針です(※1)。検討会議では、こうした総長の方針を踏まえて、秋季入学への全面移行の可能性を視野に入れつつ(※2)、学事暦の見直しを検討しているところです。

  今後、検討会議では、年度内にまとめる第一次報告に向け、議論を深めていく予定です。引き続き本学の教育改革の推進にご理解とご協力をお願いします。なお、一部の報道で学事暦見直し案のイメージ図が伝えられていますが、正確を期すため、中間報告に所掲の図を掲載しておきます(※3)。


※1 9月26日付け総長所信「総合的な教育改革の加速に向けて」を参照下さい
※2 秋季入学への全面移行のためには、政府からの確実な支援が必要であり、本年3月2日に国家戦略担当大臣に要望書を提出しています。その後、政府では、資格試験制度等を含む秋季入学の環境整備の工程について閣議決定を行っています(7月31日「日本再生戦略」)。
※3 基本検討会議企画調整部会 新学事暦(学部)案[PDF]
関連ページ:「入学時期の在り方についての検討などの総合的な教育改革」


第4回エコ大学ランキング総合第3位(大規模大学・国公立大学で各1位)に入賞
photo

 この度、本学はNPO法人エコ・リーグが毎年実施する、全国の大学における環境対策の評価、「第4回エコ大学ランキング」において、省エネ・地球温暖化対策に関する取り組みが高く評価され、総合第3位(大規模大学・国公立大学で各1位)に入賞しました。
 10月23日(火)に開催された「第4回エコ大学ランキング」表彰式及び各大学の取り組みの報告会に、大学を代表して花木啓祐教授(工学系研究科)と学生団体「環境三四郎」の学生らが出席しました。
 
■教育研究活動を維持した節電と低炭素化への取組み
本学では昨夏の電力危機対策で、教育研究活動を維持しつつ15%の電力制限を上回る30%削減の節電自主目標をたて、これまでの東大サステイナブルキャンパスプロジェクト(TSCP)で進めてきた低炭素化と両立する取組みで、目標を達成することが出来ました。
 
■学生との協働・教育
また、本学では教員・職員・学生の協働による環境対策を進めています。学生では世界トップクラス10大学による国際研究型大学連合(IARU)でのサステイナブルキャンパスプログラムでの交換学生との協働、学内の学生とのTSCP室での協働など、組織化に向けた試行を進めています。
 
NPO法人エコ・リーグ(エコ大学ランキング詳細):http://ccc.eco-2000.net/
東京大学TSCP室:http://www.tscp.u-tokyo.ac.jp

photo
表彰式での本学関係者

photo
表彰式での花木教授によるプレゼンテーション

photo
総合3位、大規模大学・国公立大学部門では1位に選ばれた


リベリア大統領講演会を開催(大学院公共政策学連携研究部・教育部)
photo

 10月15日(月)小柴ホールにおいて、2011年ノーベル平和賞を受賞されたアフリカ初の女性大統領、エレン・ジョンソン・サーリーフ リベリア大統領の講演会(第72回公共政策セミナー)が開催されました。
 サーリーフ大統領は、2000年以降成長を続けてきたアフリカやリベリアが今後も発展を続けるためには、インフラの改善、国民への教育などによって魅力ある投資先となるべく努力をする必要があり、日本にもそのような面での支援を期待していると述べられました。前回1993年の来日時より社会で活躍する女性の数が多くなっていることを称賛され、近い将来女性の首相が誕生することを期待するとおっしゃって講演を締めくくられました。続く伊藤隆敏公共政策大学院長の司会によるタウンホールミーティングでは、会場から次々と出される質問に、大統領は時にユーモアを交えながら丁寧に答えられました。講演会は学生を中心に約200名の参加を得、盛況のうちに終了しました。

photo
エレン・ジョンソン・サーリーフ リベリア大統領による講演の様子

photo
左より濱田純一総長、サーリーフ リベリア大統領、伊藤公共政策大学院長


小石川植物園(理学系研究科附属)、名勝・史跡に登録(本部施設企画課)
photo

 9月19日付けで、文化財保護法の規定により理学系研究科附属植物園本園が、「小石川植物園(御薬園(おやくえん)跡及び養生所跡)」として国の名勝及び史跡に指定されました。本学での指定は初となります。
 小石川植物園は徳川幕府五代将軍綱吉の幼時の邸であった白山御殿の跡地であり、貞享元年(1684)に幕府がこの場所に設けた「小石川御薬園」が植物園としての出発点となっています。8代将軍吉宗の時代に薬園がほぼ現在の敷地に拡張され、養生所(施療院)が設けられました。明治政府に移管後、明治10年に東京大学が設立されると直ちに、東京大学の附属植物園となり一般にも公開され親しまれてきました。園内には日本庭園、旧養生所の井戸、乾薬場跡、甘藷試作跡の碑、大震災記念碑などの遺構があり、精子発見のイチョウ、ニュートンのリンゴ、メンデルのブドウといった由緒ある植物が残されています。また、本郷構内から移築された重要文化財「旧東京医学校本館」があります。植物園では都会にある貴重な自然環境を保ちつつ、長い歴史を通じて収集された4000種の野生植物のほか、世界的に有名な東アジアの植物標本70万点、自然史関連図書2万冊を活用し、教育研究を推進しています。また、小笠原の絶滅危惧種などの生息域外保全を行い生物多様性の保全に積極的に貢献しています。

小石川植物園:http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/koishikawa/KoishikawaBG.html

photo
小石川植物園航空写真

photophoto
(左)植物園一覧図(明治9年加藤竹斎画)、部分。日本庭園の集会所付近
(右)植物園一覧図(明治9年加藤竹斎画)、部分。旧養生所付近


東京大学秋季入学式挙行(本部総務課)
photo

 平成24年度東京大学秋季入学式が、10月4日(木)、安田講堂において挙行されました。今年度から東京大学として初めてスタートする英語のみを用いて学部を卒業できるコース(PEAK:Programs in English at Komaba)の入学者も参加しました。

 午前10時00分より、音楽部管弦楽団による「チャイコフスキー作曲 弦楽セレナーデ第一楽章」の演奏後、総長をはじめ、理事・副学長、各研究科長及び各研究所長がアカデミック・ガウンを着用のうえ登壇し、10時10分に開式となりました。
 濱田総長から入学生に式辞が述べられ、続いて伊藤隆敏公共政策学教育部長が式辞を述べました。その後、入学生代表(理学系研究科 修士課程 LEE Seohyunさん、教養学部 Chun SeHyunさん)から宣誓が述べられ、最後に、音楽部コールアカデミー、音楽部女性合唱団コーロ・レティツィアによる東京大学の歌「大空と」の合唱、出席者全員による同じく東京大学の歌である「ただ一つ」の斉唱をもって、11時00分に式を終えました。

 式には約250名の大学院入学生(大学院生及び専門職学位課程488名<修士課程219名、博士課程233名、専門職学位課程36名>うち留学生347名)と約20名の学部入学生(PEAKの入学生27名)とそのご家族など約100名が出席しました。
 なお、式終了後12時まで、入学生とそのご家族を対象に、安田講堂の一般開放を行いました。


平成24年度秋季入学式総長式辞


photo

photo


平成24年度「東京大学稷門賞」授賞式が挙行される(本部社会連携推進課)
photo

 平成24年度「東京大学稷門賞」の受賞者が、カブリ財団会長フレッド・カブリ様、日清食品ホールディングス株式会社代表取締役社長・CEO安藤宏基様の2件に決定し、授賞式が10月2日(火)17時30分から伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールにおいて挙行された。
 本表彰は、私財の寄附、ボランティア活動及び援助等により、本学の活動の発展に大きく貢献した個人、法人又は団体(現に在籍する本学の教職員及び学生は原則として対象外)に対し授与するもので、平成14年度より毎年度行うこととしている。
 授賞式では、選考結果の報告、各受賞代表者への表彰状及び記念品の贈呈があり、その後、総長の挨拶、受賞者からの挨拶が行われた。
 また、授賞式に引き続き、レセプションが行われ、受賞者及び受賞関係者と本学関係者との懇談が和やかな雰囲気の中で行われた。
 なお、 受賞者の授賞理由は以下のとおりである。

【受賞者】

1.カブリ財団会長フレッド・カブリ 様
授賞理由:カブリ財団からの寄附により基金を設立し、基金から寄附を永続的に得られることにより、カブリ数物連携宇宙研究機構を恒久的な組織として運営する見通しがたったことは、本学の活動、本学の目指す新しい大学像に向けて大きく弾みをつけることとなり、多大な貢献をしていることが評価された。

2.日清食品ホールディングス株式会社
代表取締役社長・CEO安藤宏基 様
授賞理由:日清食品ホールディングスによる寄付講座「味覚サイエンス」(平成19年4月設置、5年間、平成24年4月継続、5年間)を設置し、味覚の分子機構とその健康との関わりを解析する基礎・展開・応用研究の成果を挙げたことが評価された。

カブリ数物連携宇宙研究機構:http://www.ipmu.jp/ja/

農学生命科学研究科 日清食品寄付講座 「味覚サイエンス」:
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/tastescience/

東京大学稷門(しょくもん)賞:http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/d04_06_j.html

photo
カブリ財団理事長ロバート・コン様、
推薦部局関係者及び総長との記念撮影

photo
日清食品ホールディングス株式会社代表取締役社長・CEO安藤宏基様、
推薦部局関係者及び総長との記念撮影


東京大学秋季学位記授与式・卒業式挙行(本部総務課)
photo

 平成24年度東京大学秋季学位記授与式・卒業式が、9月27日(木)に、安田講堂において挙行されました。
 午前10時より、音楽部管弦楽団による「チャイコフスキー作曲 弦楽セレナーデ第一楽章」の演奏後、総長をはじめ、理事・副学長、各研究科長及び各研究所長がアカデミック・ガウンを着用のうえ登壇し、10時10分に開式、濱田総長から各研究科の修了生代表に、順次、学位記が授与され、修了生及び卒業生に告辞が述べられた後、修了生総代(情報理工学系研究科 博士課程 Suppakitpaisarn Vorapongさん)から答辞が述べられました。
 その後、音楽部コールアカデミー、音楽部女性合唱団コーロ・レティツィアによる東京大学の歌「大空と」の合唱、出席者全員による同じく東京大学の歌である「ただ一つ」の斉唱をもって、11時10分に式を終えました。
 式には約280名の修了生及び卒業生(修了生及び卒業生数537名(修士課程193名、博士課程262名、専門職学位課程38名、学部44名)うち留学生250名)と、そのご家族など約360名が出席しました。
 なお、式終了後12時まで、修了生及び卒業生とそのご家族を対象に、安田講堂の一般開放を行いました。
 
平成24年度秋季学位記授与式・卒業式総長告辞

photo

photo

photo


本部棟1階展示(大学院医学系研究科・医学部)
photo

 現在本部棟1階ロビーでは、大学院医学系研究科・医学部の展示を行っています。医学部及び附属病院は、安政5年(1858年)5月7日の「神田お玉ヶ池種痘所」設立に起源を発します。以来、江戸から明治への近代化、太平洋戦争と戦後という大きな時代の移り変わりの中で名称と所在を変遷させ、平成20年(2008年)には創立150周年を迎えました。
 また、平成23年(2011年)1月20日には、この創立150周年記念事業の一つとして、「社会に開かれた医学・医療の展開」をテーマに掲げ、「健康と医学の博物館」を開館しました。
 今回の展示では医学系研究科と医学部、医学部附属病院、医学部健康総合科学科の概要をご紹介するとともに、医学部及び附属病院の150余年に亘る歴史紹介と、最新の医学・医療をよりよく理解いただける「健康と医学の博物館」をパネルで紹介するほか、「徳川ご殿医使用治療箱」や「古川宇宙飛行士からの手紙」等、江戸時代から現代までにおける貴重な資料を数点展示しておりますので、ご覧いただきますとともに、詳細については是非「健康と医学の博物館」へも足をお運びください。
 
健康と医学の博物館HP:http://mhm.m.u-tokyo.ac.jp/

photo

photo


全国七大学総合体育大会で総合優勝(本部学生支援課)
photo

 九州大学主管で開催されていた第51回全国七大学総合体育大会(七大戦)の全日程が9月16日(日)をもって終了し、本学が総合優勝しました。9月22日(土)に九州大学箱崎理系地区国際ホールにて開催された総合閉会式には濱田純一総長(大会副会長)も出席し、本学運動会総務部久米晃太委員長が、九州大学有川節夫総長(大会会長)より優勝旗および優勝杯を授与されました。
 七大戦は、旧帝国大学である七大学(北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学)により開催される総合体育大会で、運営は学生によって行われており、今年で51回を数える伝統ある体育大会です。今大会では七大学が30競技で競い合い、特に大会後半は熾烈な上位争いが展開されましたが、最終競技の卓球男子の部で本学が1位となり、勝ち点で京都大学を逆転し、総合優勝を勝ち取りました。本学の総合優勝は、第27回大会以来24年ぶりの快挙であり、通算10回目となります。
 第52回大会は大阪大学の主管で行われ、本学は連覇を目指して12月からの競技に臨みます。
 
第51回 全国七大学総合体育大会HP:http://www.7-u-51st.jpn.org/

photo
九州大学有川総長より優勝旗を授与される
本学運動会総務部久米委員長

photo
濱田総長と記念撮影

photo
(競技の様子)少林寺拳法:東京大学1位(左)
卓球:東京大学男子1位、女子5位(右)


夏季のボランティア活動を行いました(救援・復興支援室)
photo

 岩手県大槌町社会福祉協議会及び陸前高田市教育委員会等との連携の下に、本学の学生及び教職員による「夏季ボランティア隊」の参加者を募り、岩手県遠野市を拠点として復興・再生への支援活動を行いました。
 夏季ボランティア隊は、3班編成でそれぞれ4泊5日(うち車中1泊)の日程で参加者を募集したところ、募集数を上回る多数の応募があったため、応募順位を優先しつつ学生と教職員との構成割合等を考慮して参加者を決定し、結果として総勢113名を派遣しました。

夏季ボランティア隊の活動報告全文

photo
吉里吉里地区の海岸での清掃作業(上/右下)
大槌町沢山地区の用水路のヘドロ出し(左下)

 また、福島県教育委員会及び大熊町教育委員会からの要請により、大熊町から会津若松市に避難している大熊中学校の生徒(仮設住宅等で避難生活中)を対象とした学習支援活動「福島県大熊町の避難生徒への学習支援」を、平成24年3月実施の第1回目(7泊8日)に続き、本年8月17日(金)~8月24日(金)の間に、11名の学生ボランティアを派遣し実施しました。

福島県大熊町学習支援ボランティアの活動報告全文

photo
学習支援の様子

photo
勉強の合間にレクリェーション


柏キャンパスの池の愛称決定(柏キャンパス共同学術経営委員会)
photo

 柏キャンパスでは、教職員・学生を対象に、柏キャンパスの正面に位置する池の愛称を募集し、応募総数134件の中から「五六郎池(ごろくろういけ)」に決定しました。
 もともと、この池の名称は、図面上で「雨水貯留池」とされていましたが、柏キャンパスを訪れる人や教職員・学生にとって親しまれるような愛称をつけ、憩の場としたいという思いから募集を行い、柏キャンパス共同学術経営委員会の選考の結果、本郷キャンパスの「三四郎池(育徳園心字池)」にちなんで、「五六郎池」という愛称が選ばれました。
 惜しくも愛称には選ばれなかったものの選考会議で好評だった名称には、柏キャンパスの所在地「柏市柏の葉」になぞらえた「柏葉池(はくよういけ)」や、夏目漱石の小説「それから」をモチーフにした「それから池」など、ユニークなものもたくさんありました。
 「五六郎池」は正面入ってすぐ右手にございますので、柏キャンパスにお越しの際は是非お立ち寄りください。

photo
周辺には歩道も整備されています

photo
鯉が生息し、ときおりカモが遊びにきます


高校生のための東京大学オープンキャンパス2012 開催(本部社会連携推進課)
photo

 8月7日(火)本郷地区キャンパスにおいて、「高校生のための東京大学オープンキャンパス2012」が開催され、約7,200名の参加者で賑わいました。
 オープンキャンパスは、高校生・受験生に大学を公開し、本学への理解を深めてもらうためのイベントで、2000年度より毎年開催されています。
 参加者は、各学部等の模擬講義や研究室見学等を通じて、本学の教育・研究活動を体験しました。また、現役学生による東大ガイダンス、キャンパスツアー、女子学生コース等の企画や、総合図書館、総合研究博物館等の見学も盛況でした。

photo
キャンパスツアーでは、構内の名所紹介のほか、
学生生活の生の声も満載でした

photo
女子学生コースでは、現役女子学生が授業・サークル
・就職など様々な質問にお答えしました

photo
名所・三四郎池周辺を散策する参加者たち

photo
当日の各企画の様子


ブラジル主要大学学長等が来学(本部国際企画課)
photo

 ブラジルの主要大学学長らからなる訪問団(団長:ブラジル高等教育支援・評価機構(CAPES)ギマラエンス理事長)が7月31日(火)、本郷キャンパスを訪問しました。一行は松本洋一郎理事・副学長らと意見交換したのち、工学系研究科の研究室を視察し、東京大学で行われている最先端の研究に触れました。
 今回の訪問団は、ブラジル政府が進める研究者・留学生派遣計画「国境なき科学」の有効な実施を目的に、我が国主要大学等の視察を行うために来日されました。表敬の際には江川雅子理事、羽田正副学長、原田昇工学系研究科長、大和裕幸新領域創成科学研究科教授らが同席しました。また、工学系研究科ではナノマシン等の医工連携を推進する片岡一則教授研究室、超小型衛星研究等を行う中須賀真一教授研究室を訪問し、研究内容等に関し、活発な質疑応答がなされました。
 「国境なき科学」プログラムによるブラジル人学生等の受入れは、来年4月から開始される予定であり、東京大学とブラジルとの教育・研究交流のさらなる進展に寄与することが期待されます。

photo
松本理事・副学長等との意見交換

photo
訪問団長のギマラエンスCAPES理事長

photo
中須賀教授による研究室の概要説明


西東京フィールドのハス見本園一般公開を実施(農学部附属生態調和農学機構)
photo

 晴天に恵まれた7月18日(水)・19日(木)の二日間にわたり、今春、農学部附属生態調和農学機構(旧附属農場)の西東京フィールド(西東京市)に完成したハス見本園を一般公開いたしました。とても暑い日だったにもかかわらず、600名を越える多くの方にご来場いただきました。
 ハス見本園には、旧附属緑地植物実験所(現在は本機構に改組)が育種し、2011(平成23)年11月に品種登録した「緑地美人(りょくちびじん)」や、現在の東京大学検見川総合運動場で発掘された古代ハスの「大賀ハス(おおがはす)」をはじめ、「真如蓮(しんにょれん)」、「春不老(はるふろう)」、「アメリカキバス」、「太灑錦(たいさいきん)」など、約200種もの花ハスが集められ、来場者の目を楽しませていました。
 また本機構では、例年、4千人余りが訪れるほどの人気を集めている、生態調和農学機構・西東京市共同事業「ひまわりプロジェクト DE OIL 2012」の「ひまわり迷路」を、今年の夏休みも一般公開いたします。詳しくはホームページをご覧ください。

農学部附属生態調和農学機構:
http://www.isas.a.u-tokyo.ac.jp/index.html

photo
ハス園の全景

photo
本学が品種登録したハス「緑地美人(りょくちびじん)」

photo
「月のほほえみ」(旧緑地植物実験所で作出した品種で現在品種登録出願中)


本部棟1階展示(公共政策大学院)
photo

 現在本部棟1階ロビーでは、公共政策大学院の展示を行っています。
 本院は、2004年4月に、政策の形成、実施、評価の専門家を養成する大学院修士課程(専門職学位課程)として創設されました。専門性と幅広い知識の両方を兼ね備えた、官僚、国際機関や研究機関の専門家など、政策プロフェッショナルの育成を目指して設けられた専門職大学院です。
 今回、皆様に広く知っていただこうと、1.院長メッセージ、2.公共政策大学院について、3-1.コース概要、3-2.英語によって学位が取れるプログラム、4.一層の国際化に向けて、5.研究活動、と題し、パネルを展示しておりますので、お立ち寄りのうえ、ご覧いただければ幸いです。

photo

photo


「東京大学基金 感謝の集い」を開催(本部渉外・基金課)
photo

 7月4日(水)午後4時30分より「東京大学基金 感謝の集い」が本郷キャンパスの伊藤国際学術研究センターで開催されました。当日は、「貢献会員」(累計30万円)以上の東京大学の学外個人寄附者をご招待し、全国各地から約60名の方々がご来場されました。
 第一部は伊藤謝恩ホールにおいて、「2011年度活動報告会」として、清水秀久渉外本部長より挨拶と昨年度の東京大学基金の活動の報告がありました。また「感謝の集い」では、毎年本学教員が最新の研究トピックスについて講演を行っていますが、今年は大河ドラマの時代考証をされている本郷和人教授(史料編纂所)が登壇し、「平清盛がめざした国作り―それは私たちにどう関わっているのか?」と題した講演がありました。寄附者の方にもファンが多く、講演を楽しんで頂きました。
 その後、伊藤謝恩ホール併設の多目的スペースに場所を移し、第二部として「総長主催懇談会」が総長、役員、部局長の出席のもと開催されました。濱田純一総長の挨拶、江川雅子理事の乾杯の挨拶後、本学関係者と個人寄附者の方々との活発な交流が展開され、盛況の中、清水渉外本部長の謝辞で閉会となりました。
 今後とも、東京大学基金へのより一層の御理解、御協力の程よろしくお願いいたします。

東京大学基金ホームページ:
http://utf.u-tokyo.ac.jp/index.html

photo
本郷教授による講演会の様子

photo
濱田総長の挨拶


第12回東京大学生命科学シンポジウム
photo

 6月30日(土)、安田講堂及び山上会館にて、第12回東京大学生命科学シンポジウムが開催されました。本シンポジウムは、生命科学系の研究を行っている学内16部局が参加する東京大学生命科学ネットワーク主催のもので、東京大学の生命科学研究の市民への発信と共に、学内若手研究者間の情報交換の場を提供することで新たな融合研究の開始のきっかけになることをも目的としており、全学に跨る初夏の学術的行事として学内外に広く認知されるに至っています。
 今年は、やや例年に比べて開催時期が遅かったせいもありましたが、それでも、安田講堂でのシンポジウムには440人余り、山上会館でのポスターセッションには学内から326演題の参加が得られました。清水孝雄理事・副学長は冒頭の挨拶で、ポスター発表会をきっかけとして新たな共同研究が生まれたことをご経験として述べられ、若手研究者の積極的な交流の場として高く評価できる、とのコメントを述べられました。
 その後、午前・午後の講演8件、その間にポスターセッションを行い、懇親会で終了となりました。また安田講堂ロビーでは各部局紹介のブースも設けられ、一般市民に加えて、進学を予定している学生で賑わいました。聴衆のアンケート結果では、講演の部では、理系の最先端の講演に加え、文系部局からの社会と生命科学とのかかわりに関する講演の評判が高いものでした。昼に行われたポスター発表会は、節電対策もあり異常な熱気に包まれ、学生・若手研究者にシニアな参加者も加えた熱い討論がそこここで見受けられました。各部局審査員の投票によるポスター賞には21件が選ばれ、懇親会にて表彰を行いました。民間企業からも例年に増して多くの参加があり、東京大学の生命科学研究を俯瞰する場としても位置付けられているようです。また今回は、全く新たな試みとして、懇親会後半にパネル討論会「放射能とヒト、大地、海」を行い、先の原発事故後の放射能影響研究に係わっている学内研究者から、現状報告と生命科学系研究者の今後の寄与可能性ついて簡単な講演と議論が行われ、終了まで多数の参加を得ることができました。
 今回は予想外に多くの民間企業の方々からご支援を得ることができ、以前にも増してウェブ等での発信や参加者へのサービスを強化することができました。また、ご講演の先生方やポスター発表者・同審査委員の方々を始めご協力をいただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。なお、来年は医学系研究科世話役とし開催されることとなっており、学内若手研究者のみならず学外、特に産業界を交えた、生命科学研究とその利用における新たな展開を育む場として、益々高く機能することを期待したいと思います。

シンポジウム詳細:http://www.todaibio.info/

photo
山上会館でのポスター討論

photo
ポスター賞受賞者と長澤ネットワーク長および酒井実行委員長

photo
開会の挨拶:清水孝雄理事・副学長(左)
閉会の挨拶:長澤寛道生命科学ネットワーク長(右)


知の創造的摩擦プロジェクト第14回交流会開催(本部キャリアサポート課)
photo

 6月16日(土)13時から本郷キャンパス御殿下ジムナジアムにおいて、知の創造的摩擦プロジェクト第14回交流会「譲れないものはなんですか」が開催されました。
 交流会は本学学生と各界で活躍する若手卒業生との交流を通して、学生のキャリア形成支援を目指す大学主催のイベントで、2005年10月に本郷キャンパスにて第1回が開催され、第14回目となった今回は、112名の卒業生と279名の学生が参加しました。
 開会にあたり武藤芳照理事・副学長(学生担当)から、「知の創造的摩擦プロジェクトの中で最大で根幹をなすイベントである交流会も第14回を迎え、卒業生・学生・大学の三者が協働して運営するユニークかつ面白い企画として学内外から注目を集めています。良い教育体制をつくり、良い人材を送り出すことは大学にとって最も重要な社会的使命です。やりたいこととやるべきことが一致すれば生きがいにつながります。学生一人ひとりがやがて生きがいを感じられるように、本交流会を通して、自分にとって譲れないものが何なのか、おぼろげながらでも見つけられることを願っています」と挨拶がありました。
 第一部では自分が働く上で譲れないものは何かをテーマにグループディスカッションが3回行われ、引き続き17時から同会場において第二部(懇談会)が開かれました。第二部終了の18時30分まで様々な分野で活躍する卒業生と学生との活発な交流が行われました。

photo
武藤理事による開会の挨拶

photo

photo
熱気に満ちた交流の輪


東大EMPシンポジウム「時代の本質を掴むリーダーシップを求めて」開催
photo

 5月25日、東大EMP主催シンポジウム「時代の本質を掴むリーダーシップを求めて」が、伊藤謝恩ホールにて開催されました。社会人を中心に320名もの来場者で会場はほぼ満席となり、参加者たちは熱心に議論に耳を傾けました。
 東大EMPは、将来の組織の幹部、特にトップリーダーになる可能性の高い40代を中心とする優秀な人材を対象にして、これまでどこの教育機関も提供していない高いレベルの、全人的な総合能力を形成させるような「場」を提供することを目的として、2008年にスタートしたプログラムです。すでに6期生が修了し、計152名の修了者を出してきました。シンポジウムでは、これまでの4年間の活動を振り返ると同時に、そこから見えてきた次代のリーダー像について、社会に向けたメッセージを発信していくことを目的に開催されました。
 基調講演ではフォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使より「今日のリーダーシップのあり方」について講演いただきました。後半のパネルディスカッションでは浅島誠氏 (東京大学名誉教授、日本学術振興会理事、産業技術総合研究所フェロー)、北畑隆生氏(元経産省事務次官)、小宮山宏氏 (三菱総合研究所理事長、前東京大学総長、東大EMPチェアマン)、斎藤惇氏 (東京証券取引所グループ取締役 兼 代表執行役社長)、小池聡氏 (3Di株式会社 代表取締役社長、ベジタリア株式会社 代表取締役社長、EMP修了生) にパネリストとしてご登壇いただき、横山禎徳氏(社会システムデザイナー、東大EMP企画・推進責任者)のモデレーションの下、それぞれの立場からリーダーシップについて活発な議論が交わされました。

東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)ホームページ:
http://www.emp.u-tokyo.ac.jp/

photo
パネルディスカッションの様子

photo
来場者で埋まった会場

photo


第85回五月祭開催される
photo

 5月19日(土)から20日(日)までの2日間、本郷地区キャンパスにて第85回五月祭が開催されました。約500近くの模擬店・企画が出店・展示され、天候にも恵まれて約12万人もの来場者で賑わいました。
 屋外にはたくさんの模擬店が並び、安田講堂前のステージでのパフォーマンスやバンド演奏が祭を盛り上げました。また各学部には、研究成果の展示や実験参加型の企画もたくさんあり、高校生や親子連れも多数来場していました。濱田純一総長による秋入学特別講演会や、東京スカイツリーオープン記念講演会なども好評を博しました。
 
photo
開門の様子

photo
安田講堂前のステージではたくさんのパフォーマンスがあった

photo
濱田総長による秋入学特別講演会

photo
天候にも恵まれ、たくさんの来場者で賑わった


カブリ数物連携宇宙研究機構 記念式典と一般講演会を開催
photo

 平成24年5月10日(木)午前10時より、柏キャンパスのカブリ数物連携宇宙研究機構(KavliIPMU)において記念式典「Kavli IPMU Naming Ceremony」がとり行われました。
 また同日午後には本郷キャンパスの伊藤謝恩ホールにてカブリ数物連携宇宙研究機構記念一般講演会「宇宙へみちびく-ブラックホールとニュートリノの不思議-」が開催されました。午前の好天が一転した雨風の悪天候にも関わらず489席のホールはほぼ満員の盛況で、来場者は村山機構長とカブリ素粒子宇宙物理学研究所のRoger Blandford(ロジャー・ブランドフォード)所長の最新の宇宙研究に関する講演に、熱心に聞き入っていました。
 これに先立つ前日の5月9日(水)には、村山機構長とカブリ会長らが野田内閣総理大臣を表敬訪問しました。訪問にはロバート・コン 財団理事長、岡村定矩 日本天文学会理事長、鈴木尚孝 米国ローレンス・バークレー国立研究所研究員も同行し、カブリ会長、村山機構長は今回の寄付に至った経緯やKavli IPMUの研究についても野田総理大臣に説明するなど終始和やかな雰囲気で終了しました。
 この訪問の様子は、政府インターネットテレビで視聴できます。
 http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6156.html

photo
モニュメントを囲む式典出席者

photo
伊藤謝恩ホールでの記念講演会

photo
左から村山機構長、カブリ会長、野田総理大臣、平野文部科学大臣


世界の主要大学学長らが宣言文採択-グローバル・ユニバーシティ・サミット 2012(米国・シカゴ)
photo

 4月29日(日)から5月1日(火)の3日間にわたりグローバル・ユニバーシティ・サミットが米国・シカゴで開催されました。当サミットは、G8首脳サミット開催にあわせ世界の主要大学学長等が一堂に会し、国際社会が直面する喫緊の課題について学問的かつ中立的な立場から議論する枠組みとして2008年札幌で小宮山宏総長(当時)の呼びかけで初めて開催されたもので、今年で5回目となります。
 今回は、米国中西部13研究大学コンソーシアムのCommittee on Institutional Cooperation (CIC)とイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校がホストをつとめ、30カ国・75大学の代表者に加え、Boeing、BP、Elsevier、Monsanto社など産業界のリーダーらが参加しました。会期中は全体テーマ"Developing Talent to Drive Innovation in a Global Society"の下、グローバル社会の持続的発展のために国境やセクター、専門分野など既存の境界を超えて、大学が先導的に果たすべき役割・責任について活発に議論が交わされました。
 東京大学は初回開催以来、サミットのカウンシル・メンバーとして参加しています。今回は羽田正副学長が出席し、セッション"Establishing Successful International Collaborations"で本学の国際連携の取り組みについて報告しました。
 サミット閉会時には、諸大学による地球規模課題解決への取り組みに対し理解と支援を求める宣言文が採択されました。この宣言文はシカゴ市G8/NATOサミット・ホスト・コミッティーに手交され、G8サミット首脳らに提出されることになっています。

グローバル・ユニバーシティ・サミット2012:
http://engagement.illinois.edu/globalsummit2012/

photo
スピーチする羽田副学長

photo
会場の様子

photo
参加者たちによる記念撮影


ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2012」開催される(産学連携部)
photo

 アジアから次代を担う若き起業家が一同に会し、新事業創設に向けて競い合う日本発の国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード」が創設され、柏の葉キャンパス(千葉県柏市)を舞台に、5月9日(水)~11日(金)の3日間にわたり初めて開催されました。
 本アワードは、アジアの主要各国・地域から、世界をイノベーションで変えたいという志を持ったテクノロジーベンチャー企業の起業家を日本に呼び込むことによって、アジアのみならず世界から起業家、ベンチャーキャピタル、あるいはインキュベータやメンターが集積するようなイノベーション創出の一大拠点の形成を目指し、日本主導のアジア連携イノベーション創造プロジェクトとして創設されたものです。一般社団法人フューチャーデザインセンターの主催のもと、本学産学連携本部、TX アントレプレナーパートナーズ、千葉県、三井不動産株式会社が共催し開催されました。
 2012年大会には、各国・地域の大学関係者・インキュベータ等が中心となって構成するノミネーション委員会(委員長:東京大学産学連携本部・各務茂夫教授)により、アジア12の国と地域から18社がノミネートされました。ベンチャーキャピタル、個人投資家、起業家、これから起業を志す学生などが多数参加する中で、英語による事業プレゼンテーションを行い、優勝(賞金300万円)にはClearbridge Biomedics Pte Ltd(シンガポール)、準優勝(同150万円)にはNeugent Technologies(フィリピン)、第3位(同50万円)にはWorkLohas Technology Co., Ltd(台湾)が選出されました。

 アワードや3日間のプログラムの詳しい内容については、ホームページに随時掲載いたします。

アジア・アントレプレナーシップ・アワード2012:
http://www.fdc.or.jp/aea/index.html

photo
入賞した参加者たち


東大留学フェア(Go Global 2012)の開催報告(本部国際交流課)
photo

 4月26日(木)及び27日(金)の2日間、駒場キャンパスにおいて東大留学フェア(Go Global 2012)が開催されました。
 4月26日の全体説明会には、およそ500名の参加者が来場し、会場の900番教室はほぼ満席となりました。全体説明会は江川雅子理事の挨拶によってはじまり、国際部による海外留学等についての全体説明、海外経験学生5名による体験報告会とパネルディスカッションが行われました。
 国際部による全体説明では、本学の交換留学制度をはじめ、短期留学、奨学金など体系的な説明があり、来場者はメモを取るなどして熱心に聞いていました。続く体験報告会では、個人留学、交換留学、短期留学、国際ボランティア、海外インターンシップといった多様な国際交流経験を積んだ5名の海外経験者による興味深い体験談を聴くことができました。パネルディスカッションでは、国際センター大西晶子准教授の進行のもと5名の海外経験者から海外渡航を決断したきっかけなどおよそ1時間にわたって意見交換が行われました。
 4月27日の個別相談会には、24の団体がブースを出展し、来場者の質問や相談に対して丁寧に答えていました。来場者は多くのブースをまわり、留学をはじめとする国際交流情報や、語学資格情報などを集めていました。個別相談会には延べ1,200人を超える来場者があり大盛況となりました。
 この留学フェアを機に、多くの学生が国際交流の一歩を踏み出すことを期待しています。

東京大学海外留学・国際交流情報ホームページ:
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/administration/go-global/index.html

東京大学国際部Facebook:
http://www.facebook.com/todai.go.global

photo
(左)資料を見ながら熱心に聞く参加者
(右)江川理事による開会挨拶

photo
(左)海外体験学生によるパネルディスカッション
(右)国際部によるブース


第64回東京大学・一橋大学対校競漕大会開催される(本部学生支援課)
photo

 4月28日(土)、東京大学と一橋大学の対校ボートレースである通称「東商戦」が、一橋大学の主管により戸田オリンピックボートコースにて開催されました。本大会は、その由来を明治20年まで遡る伝統のボートレースであり、両校の思い入れもとりわけ強い大会となっています。
 初夏を思わせる快晴の空の下、午前から中学生・高校生の招待レース、両校OBによるレース等が行われ、両校応援部の盛大な応援合戦の後、午後からは現役クルーによるオープン戦、対校戦が行われました。
 両校応援部、学生、OB達の熱い声援を受けてレースは順調に進み、対校戦の勝敗を決める最終種目である「対校男子エイト」で会場の熱気は最高潮に達しました。エイトとは8人のクルーと1人の舵手(コックス)で構成するチームで、2000mを6分強という高速で漕ぎきるボートの花形競技です。健闘及ばず、対校男子エイトは一橋大学が接戦を制し勝利しました。東京大学も1人構成の「対抗男子シングルスカル」で勝利し一矢報いましたが、他の種目でも一橋大学の健闘が目立ちました。
 終了後の懇親会では、武藤芳照理事・副学長が挨拶し、選手及び大会を支えてきたスタッフやOBへ感謝の言葉を述べました。両校は健闘を讃え合い、東大クルーは、次回の勝利を誓いました。

photo
白熱する対校男子エイト

photo
熱い声援を送る運動会応援部

photo
懇親会で挨拶される武藤理事・副学長


スーパーコンピュータシステム柏拠点開所式を開催(情報基盤センター)
photo

 情報基盤センターでは、平成24年4月2日(月)に柏キャンパス第2総合研究棟において、スーパーコンピュータシステム柏拠点開所式を開催しました。式典では松本洋一郎理事・副学長の挨拶に始まり、岩本健吾文部科学省研究振興局情報課長や平尾公彦理化学研究所計算科学研究機構長から祝辞をいただきました。
 柏キャンパス第2総合研究棟に導入された最初のシステムである次期スーパーコンピュータシステム(愛称:Oakleaf-FX)は、ピーク性能1.13 PFLOPSを有しており、従来と比較してピーク性能、消費電力あたりの計算性能ともに約8倍となる高性能・低消費電力なシステムです(有限要素法、差分法タイプのアプリケーションの場合)。また、愛称「Oakleaf-FX」はその設置場所である柏キャンパスにちなんでいます。
 情報基盤センターは、全国8 大学の情報基盤センターより構成されるネットワーク型拠点「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点」の中核拠点、また革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の拠点として活動しています。同センターの運用するスーパーコンピュータは企業も含めた学内外の様々な科学技術分野の研究開発に利用され、また、東京大学大学院で実施しているHPC(High-Performance Computing)教育にも活用されています。「Oakleaf-FX」は、これらの活動へのさらなる充実と進歩に貢献し、将来の計算科学を担う人材の育成に資するものとして期待されています。
 「Oakleaf-FX」は平成24年4月2日(月)から試験運転を開始し、平成24年7月2日(月)より正式サービスを開始する予定です。試験運転期間中は負担金は無料です。システムとサービスの詳細については、情報基盤センタースーパーコンピューティング部門のウェブサイトに掲載しています。

情報基盤センタースーパーコンピューティング部門: http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/

photo
スーパーコンピュータシステム(愛称:Oakleaf-FX)

photo
開所式典にて松本洋一郎理事・副学長の挨拶の様子

photo
式典後に「Oakleaf-FX」と新サービスの紹介を行う中島研吾教授


平成24年度東京大学入学式、大学院入学式
photo

 平成24年度入学式が4月12日(木)に、日本武道館において挙行されました。
 式には約3,100人の新入生と、その父母など約5,600人、合わせて約8,700人が出席しました。
 また、同日午後に大学院入学式も武道館において挙行され、約2,700人の新入生と、その父母など約3,100人、合わせて約5,800人が出席しました。


photo

photo

photo


「東大球場・芝基金」により東京大学野球場の人工芝が生まれ変わりました(渉外・基金課)
photo

 東大球場の芝劣化により、かねて懸案であった人工芝貼替え工事が3月19日(月)無事に竣工を迎えました。これを記念して3月24日(土)に球場観覧席で記念式典を行い、緑鮮やかな芝を踏んで感触を確かめていただき、学内で祝賀会を開催しました。
 当日は小雨が降る中で、法人寄附者、個人寄附者、硬式野球部OBのみなさまと学内から江川雅子理事、杉山健一副理事(現総長室顧問)、古田元夫運動会理事長をはじめ総勢80名近くの方々にご出席いただきました。今回の「東大球場・芝基金」に対しては、総勢400にのぼる方々からご寄附をいただきました。ここに本基金の趣旨にご賛同をいただきましたみなさまに厚く御礼申し上げます。
 本基金は昨年9月から正式に寄附募集を開始しましたが、年末に募金目標額達成の見通しが立ったことから、一日でも早く安全な環境で学生が練習に取り組めるよう、計画を約半年前倒しして本年1月中旬から芝貼替え工事を開始し、3月19日に人工芝に加えてフェンスの貼替えも完成しました。


「東大球場・芝基金」の寄附募集は3月31日に終了しましたが、グラウンドのタイムリーなメンテナンスと次回の芝貼替えに備えて新たな基金プロジェクト立上げを検討中です。引続きご支援の程よろしくお願いします。

東京大学基金:支援プロジェクトの成果(東大球場・芝基金):
http://utf.u-tokyo.ac.jp/result/project-result/2.html


photo

photo


チリ共和国ピニェラ大統領 東京大学訪問について
photo

 チリ共和国のセバスチャン・ピニェラ大統領がエドゥアルド・フレイ上院議員・元大統領、アルフレド・モレノ外務大臣、パトリシオ・トレス駐日チリ大使らと3月28日(水)午後、東京大学を訪問されました。ピニェラ大統領らは濱田純一総長、松本洋一郎理事・副学長、江川雅子理事、磯田文雄理事らと弥生講堂会議室にて懇談を行いました。
 その後、大統領御一行は同講堂一条ホールにおいて総合文化研究科・教養学部、工学系研究科、理学系研究科、農学生命科学研究科、数理科学研究科、地震研究所、生産技術研究所、大気海洋研究所の8部局共同主催による講演会に出席されました。講演会には中南米を中心とする15カ国の駐日大使、村上秀德在チリ日本大使、山田彰外務省中南米局長らの来賓、報道関係10数社を含め、約300名の参加があり、理学系研究科の相原博昭副研究科長の司会の下で進められました。松本理事・副学長が冒頭の挨拶でチリ政府に対し、東京大学の miniTAO 望遠鏡用の土地を提供していただいていることへの謝辞を述べると会場から拍手があがりました。ハーバード大学の経済学の学位を持つピニェラ大統領の講演は、チリと日本の長い友好関係、両国の共通性や相補性に始まり、チリ・日本・世界の経済発展の過去の分析と今後の発展におけるいくつかの重要な点、特に自由貿易と科学技術の重要性等が強調された大変力強い決意に満ちたものであり、日本との交流がさらに深まることへ大きな期待を表明したものでした。大統領は講演終了後、大学院生、教員、チリ報道関係者からの質問にも大変熱意をもって答えられました。
 大統領の退席の後には、チリと関係の深い研究を進めている3分野の講演が行われました。地震研究所の佐竹健治教授がチリにおける巨大地震と津波について、生産技術研究所の岡部徹教授がチリにおける非鉄金属産業について、理学系研究科の吉井譲教授が東大アタカマ天文台TAO計画について講演し、それぞれの分野における日本とチリの学術交流を紹介しました。また引き続いて弥生講堂アネックスで行われた情報交換交流会には江川理事、磯田理事、相原副研究科長らが出席、学外関係者と共にチリにゆかりのある関係者が今後に向けて交流を深める良い契機となりました。

photo
ピニェラ大統領一行と濱田総長、松本理事・副学長、江川理事、磯田理事との懇談の様子。向かって右からトレス駐日チリ大使、フレイ上院議員、ピニェラ大統領、モレノ外務大臣、シンクレア儀典局長

photo

photo
パワーポイントを使って講演をするピニェラ大統領

   
   
(左上)講演会場の様子
(右上)関連分野3講演会で講演される生産技術研究所・岡部教授
(左下)夕刻に開催した情報交換交流会の様子・理・吉井教授(左)と農・古谷教授(右)
(右下)交流会の様子


入学時期の在り方に関する懇談会「報告書」
photo

 3月29日、清水孝雄理事・副学長を座長とする入学時期の在り方に関する懇談会(※)において「報告書」をとりまとめ、濱田純一総長に手交しました。
 本年1月に公表した「中間まとめ」に対し、学内外から多くの貴重なご意見が寄せられました。このたびの「報告書」は、これらのご意見や情勢変化等が反映されていますが、全体構成、提言の主旨に関する重要な変更はありません。
 総長は手交を受けた後、本懇談会の活動を引き継ぐ新たな検討組織を来年度早々に設置し、関係の教育改革の動きと連動させながら検討をさらに深める旨のコメントを発表しました。また、清水孝雄理事・副学長と座長代理の佐藤愼一理事らが記者会見を行い、「中間まとめ」からの変更点や学内意見募集の状況などについて説明しました。今後の進め方等について活発な質疑応答が行われました。


 ※「入学時期の在り方に関する懇談会」:国際化に対応する教育システムを構想する一環として、将来的な入学時期の在り方について検討し提言をとりまとめるため平成23年4月に設置。


 「入学時期の在り方に関する懇談会」(報告)全文、総長コメント等についてはこちらへ。
 URL: http://www.u-tokyo.ac.jp/gen02/fall.enrollment.html

photo


photo


東京大学アサツー ディ・ケイ中国育英基金奨学生大学院修士課程修了報告会(国際部)
photo

 3月13日(火)11時30分から、第二本部棟国際センター・日本語教育センター会議室において「東京大学アサツー ディ・ケイ中国育英基金奨学生大学院修士課程修了報告会」が開催されました。
 この報告会は、「東京大学アサツー ディ・ケイ中国育英基金」による奨学生が、平成24年3月に修士課程を修了予定のため、寄附者である株式会社アサツー ディ・ケイ 稲垣 正夫相談役・創業者に、奨学生および本学関係者から修了の報告とこれまでの支援に対するお礼を述べる機会として開催されたものです。
 会は、修了が間近である学生へのお祝いと、支援をいただいた株式会社アサツー ディ・ケイに対するお礼を述べる総長の挨拶に始まり、次いで、稲垣相談役・創業者から奨学生に対して、「東京大学での経験を生かし、日中両国の懸け橋になっていただきたい」との激励の言葉が贈られました。
 奨学生一人ひとりからの修了報告では、二年間の留学生活の思い出や、今後の抱負、また、支援をいただいた株式会社アサツー ディ・ケイに対する感謝の意が述べられました。
 昼食をとりながらの懇談は、稲垣相談役・創業者をはじめADK関係者、総長ほか本学関係者と奨学生との間で和やかに進み、会の終盤では、稲垣相談役・創業者から奨学生に対して記念品の贈呈がありました。その後、江川理事から閉会の挨拶があり、報告会は閉会となりました。

photo
記念品を授与された留学生とADK稲垣正夫相談役・創業者

photo
一同揃っての記念撮影


平成23年度学位記授与式、卒業式
photo

 平成23年度学位記授与式が3月22日(木)に安田講堂において挙行され、修士課程2,859名、博士課程861名、専門職学位課程375名が修了しました。
 また、23日(金)には、安田講堂において卒業式が挙行され、3,161名が卒業しました。

 卒業式での告辞で総長は、日本社会が直面している多難な状況、国際競争における大学の危機感、そして、緩慢に近づく危機に対してなかなか行動できず、既存の制度や仕組みにとらわれてしまう「私たち自身の中の危機」について率直に述べ、困難な時代に立ち向かっていく卒業生に向けてエールをおくりました。

 その告辞に応えるように、卒業式第一部の総代・小原亮さん(教育学部)から「モデルのないこの転換期において、新たな社会規範を模索し、知識の収集に専念するに留まらず実際の行動を以て他者に働きかけていく」と力強く答辞が読まれました。第二部の総代・松井甫雄さん(医学部(医学))からは英語にて、「様々な国難に直面する今日、国内にとどまらず各国の優秀な人材と競い合うなかで、それぞれの専門分野をさらに前に進め、世界に発信し多くの方々に希望をもたらしたい」と答辞が読まれました。

 卒業式 総長告辞
 卒業式 卒業生答辞

 また、前日の学位記授与式における告辞で総長は、東日本大震災後の復興のあり方や国際社会でのふるまいに触れ、「他者を意識する」ことの大切さを説き、「他者を意識する」ことで自己の成長の糧にしてほしいという期待を修了生に向けて述べました。

 学位記授与式 総長告辞
 学位記授与式 修了生答辞


photo

photo

大槌町と「震災復旧及び復興に向けた連携・協力に関する協定書」を締結
photo

 このたび、東京大学は大槌町(岩手県上閉伊郡)と「震災復旧及び復興に向けた連携・協力に関する協定書」を締結いたしました。大槌町には本学大気海洋研究所の国際沿岸海洋研究センターがあり、1973年に設立以来、国内外の関連研究者の方々と協力して、岩手県を中心とした沿岸域における海洋科学研究に大きな役割を果たしてきました。震災による津波により、同センターは壊滅的な被害を受けましたが、現在、研究活動の再開に向けた取り組みを開始しています。今回の協定締結により、長期にわたる大槌町と同センターの復旧・復興に向け、両者の連携・協力をより強化して持続的かつ効果的な活動に取り組んでいきます。
 3月19日(月)大槌町役場仮庁舎にて、碇川豊大槌町町長と濱田純一本学総長による調印式が執り行われました。

photo
写真左から、高橋大槌町副町長、阿部大槌町議会議長、碇川大槌町町長、濱田純一総長、道田豊教授、中井祐教授

 前日の18日(日)午前中、濱田総長は陸前高田市の中学校生徒の学習を支援する本学の学生ボランティア8名の活動を視察、学生達を激励しました。本ボランティア活動は、「岩手県陸前高田市教育委員会」等が主催する被災児童・生徒を対象とした学習支援事業「学びの部屋」に協力するもので、これまでA班(2月18~19日)10名、B班(2月25~26日)10名、C班(3月3~4日)9名、D班(3月17~18日)8名の学生が活動を行っています。

 同日午後、濱田総長は遠野市主催「東日本大震災・後方支援の集い~『縁』が結ぶ復興への『絆』~」に出席し、市民・関係者で埋めつくされた遠野市市民センター大ホールにて、「人の絆、組織の絆-「絆」を明日へ-」と題した基調講演を行いました。また、支援団体の1つとして、本学の支援活動に対して遠野市から感謝の楯が贈呈されました。
 本学は、被災地における救援・復興に関する活動に携わる本学の教職員・学生に対する便宜を供与するため、「東京大学救援・復興支援室遠野分室」を遠野市役所西館に開設しています。また遠野市は、大槌町などの湾岸被災地に対する後方支援の拠点となっています。

photo
濱田総長による講演の様子


国連下部組織ITU-T のアカデミックメンバーに加盟
photo

 東京大学は、この度、国際連合の下部組織である国際電気通信連合の電気通信標準化部門(ITU-T、本部:スイス ジュネーブ)のアカデミックメンバーとして加盟することとなり、3月12日(月)に本郷キャンパスにて加盟調印式を行ないました。本学は、大学院情報学環、大学院情報理工学系研究科を中心に、アカデミックメンバーとして電気通信分野の標準化に貢献を行っていきます。
 また、調印式後、今回の本学ITU-T加盟を記念し、ITU-T事務局長マルコム・ジョンソン氏による講演会(題目「Standards, Innovation and Academia」)が開催されました。

 
マルコム・ジョンソンITU-T事務局長と松本洋一郎理事・副学長

 
祝辞を述べる布施田英生総務省通信規格課長

 
講演するマルコム・ジョンソンITU-T事務局長

ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) :
国際電気通信連合(International Telecommunication Union; ITU)のうち「電気通信標準化部門」で、電気通信に関する技術、運用、料金について研究し、国際標準の策定を行う、スイス・ジュネーブに本部を置く国際機関である。標準化規格は、勧告として規定され、モデム、ADSL, ISDN等のアナログ・デジタルのデータ通信などの勧告が標準化されている。標準化作業を行う14のSG(Study Group)と標準化作業の優先度を決めるTSAG(Telecommunication Standardization Advisory Group)およびこれらを統合するTSB(Telecommunication Standardization Bureau;電気通信標準化局)からなる。

国際電気通信連合(ITU): http://www.itu.int/en/pages/default.aspx


東日本大震災から1年
photo

 東日本大震災の発生から1年が経ちました。改めまして、東日本大震災により犠牲になられた方々に深く哀悼の意を表します。また、被災された皆様、避難生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 東京大学では、総合大学としての大学の知を結集して、被災地の、そして日本の復興・再生のために主体的に持続的に取組んでいきます。


平成24年度第2次学力試験(前期日程)合格者発表
photo

 3月10日(土)、本学入学試験前期日程合格者および後期日程第1次段階選抜合格者の発表がありました。降りそぼる小雨の中、社会科学研究所・情報学環前道路は、受験生とその家族、報道陣、部員勧誘の運動会学生達であふれました。
 3月13日(火)には、後期日程の第2次学力試験が行われます。


卒業・修了予定の外国人留学生、留学生支援団体等と総長との懇談会開催
photo

 2月29日(水)、東天紅上野店において「東京大学卒業・修了予定の外国人留学生、留学生支援団体等と総長との懇談会」が開催されました。この会は、本学の学部を卒業または大学院修士課程・博士課程を修了する予定の外国人留学生、留学生支援団体等の関係者及び総長ほか役員をはじめとする本学教職員が一堂に会して親睦を深めることを目的として毎年開催されています。今年度の懇談会には、留学生約190名に加え、日頃より留学生をサポートしていただいている支援団体、各国大使館及び行政機関等の関係者、並びに本学教職員の総勢約370名の参加者がありました。
  会は濱田純一総長の挨拶に引き続き、留学生支援団体の代表として財団法人KDDI財団理事長 伊藤泰彦氏からご挨拶をいただき、田中明彦国際本部長(副学長)による乾杯の発声で幕を開けました。
 しばらくの歓談ののち、ミャンマー留学生会及び在日インドネシア留学生協会東京大学支部による舞踊・伝統楽器演奏の披露、続いて、文学部卒業予定のマクラフリン キリ ユミさん、大学院工学系研究科修士課程修了予定のワッタナウェキン ティーラポンさん、大学院医学系研究科博士課程修了予定のジュ ジェヨルさんの3名から、日本での経験や思い出、研究生活や卒業・修了後の抱負などに関するスピーチがありました。
 会場では留学生が、総長をはじめ本学役員や研究科長、留学生支援団体等からの出席者とともに記念写真を撮る姿などが見られ、終始和やかな雰囲気に包まれました。会の終盤近くでは、卒業・修了予定の留学生の新たな旅立ちに向けて、運動会応援部と参会者一同による東京大学応援歌「ただ一つ」の合唱、応援部によるエールが送られました。

 
ミャンマー留学生会による「ティンジャン踊り(ミャンマーの新年を祝う踊り)」

   
   


東京大学インド事務所開設(国際交流課)
photo

 東京大学は、「東京大学インド事務所」をインド共和国バンガロール市に開設しました。本事務所は、文部科学省による「大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業(グローバル30)」の下設立された「海外大学共同利用事務所」として、本学のみならず、日本の大学全体のインド人留学生の受入増加を目指すとともに、インドにおける学界・産業界とのネットワーク強化を通じた、日印の学術交流、産学連携の推進を目的に設置されました。

 
バンガロール市内中心部にある東京大学インド事務所

 事務所の開設を記念し、2月27日(月)、現地にて開所式、記者会見、日印学術交流をテーマとするシンポジウムが行われました。午前10時より、文部科学省、G30採択大学、在インド日本国大使館関係者等の臨席の下、インド事務所にて行われた開所式では、S.G.クルカルニ氏(東京大学インド赤門会会長)と田中明彦副学長によるテープカットが行われました。田中副学長の開所挨拶では、インド事務所設置の目的や今後の展開について説明がされ、続いて、藤木完治文部科学審議官から祝辞とインド事務所への期待の言葉を頂きました。
 その後、バンガロール市内のホテルにて記者会見が行われ、田中副学長、江川雅子理事、吉野宏インド事務所長のほか、東京大学プレジデンツカウンシルメンバーでありインフォシス・リミテッド名誉会長であるN.R.N. ムルティ氏およびクルカルニ氏が登壇しました。集まった50名以上のインドの記者に向けて、田中副学長からは、事務所設置目的、インドからの留学生増加に対する期待や日印学術交流の重要性が、ムルティ氏からは日本で学ぶことの意義とメリットなどが語られました。
  また午後2時からは、同ホテルにて日印ネットワーキングシンポジウムが行われ、ムルティ氏と荒川泰彦・生産技術研究所教授による基調講演の後、田中副学長をモデレーターに、「日印学術協力の可能性について」「日本留学について」と題した2つのパネルディスカッションが行われ、200名を超える参加者が耳を傾けました。パネリストとして本学からは、「日印学術協力の可能性について」に藤野陽三・工学系研究科教授、江崎浩・情報理工学系研究科教授、川勝英樹・生産技術研究所教授、「日本留学について」に新領域創成科学研究科博士課程のS.クラナさんが登壇しました。
 なお、開所式に先立ち、前日の26日(日)には校友会「インド赤門会」が発足し、同ホテルにて記念懇談会が行われ、30名以上のインド人卒業生やインドで活躍する卒業生が集まり、卒業生同士の交流が深められました。

  今後、東京大学インド事務所では、日本留学に関するワンストップサービスの提供、インドでの日本留学説明会の開催、インド教育事情等に関する情報収集・情報発信、現地諸機関とのネットワーク構築など、インドとの更なる教育・研究の交流を図ってまいります。

 
インド事務所開所式の様子

   
   

日印ネットワーキングシンポジウムの様子
(左上)開会の辞を述べる田中副学長 (右上)ムルティ氏による基調講演
(左下)荒川教授による基調講演 (右下)パネルディスカッションの様子

 
シンポジウムは多くの参加者で賑わいました


本部棟1階展示(アジア生物資源環境研究センター)
photo

 現在本部棟1階ロビーでは、アジア生物資源環境研究センターの展示を行っています。
  当センターは、アジア各地で進行する生物資源の枯渇や環境破壊を食い止めるために、生物資源の持続的利用と環境保全の調和に関する基礎研究と応用的基盤研究を、国際的ネットワークを活用しながら、統合的に推進することを目的としています。東京大学におけるアジア生物資源環境研究の拠点であると同時に、日本を含むアジア全体の環境保全と生物生産の調和を求める研究活動の拠点になることを目指して、アジア各地の問題発生地域に出向いて研究活動を行うとともに、研究交流を深めています。
  当センターを皆様により広く知っていただくために、ポスターパネルとケース内で展示をしています。ポスターパネルの枠は研究教育用に試作した竹の集成材を用いて教員が作成しました。研究プログラム・プロジェクトの紹介のパネルは、写真の扉を手前に引くと解説をご覧頂けます。3月23日までの展示ですが、具体的な研究プロジェクトの紹介のパネルやケース内の展示物はひと月ごとに入れ替えています。3月23日までは「地域活性化のための空間整備と魅力づくり」、「熱帯沿岸生態系の生物多様性・生態系機能維持機構と多重ストレス応答評価」、「土壌伝染性植物ウイルスの病原性解析と宿主の抵抗性に関する研究」の3プロジェクトをパネルで紹介しています。またケースでは、東日本震災復興支援の一環としての魅力ある空間整備による地域活性化に関する取り組みを紹介しています。
  ぜひ、お立ち寄りのうえ、ご覧いただければ幸いです。

 

 


被災児童・生徒への学習支援ボランティアの活動報告(第2報)(救援・復興支援室)
photo

 本学救援・復興支援室では、年末年始に引き続き、「岩手県陸前高田市教育委員会」等が主催する被災児童・生徒を対象とした学習支援事業「学びの部屋」に協力し、陸前高田市の中学校生徒の学習を支援する学生ボランティア10名を派遣しました。
 A班10名(学部学生4名、大学院学生6名)は、2月18日(土)~19日(日)の1泊2日の日程で、陸前高田市内の3箇所の小・中学校を利用して開催される「学びの部屋」において、個別学習や期末試験・高校入試の準備に取り組む中学生(計43名)の学習支援活動を行ってきました。
 なお今後、B班10名は2月25日(土)~26日(日)、C班9名は3月3日(土)~4日(日)、D班9名は3月17日(土)~18日(日)の日程で、学習支援活動を行う予定になっています。

 

 
生徒の学習をサポートする学生ボランティア(A班)の様子


大型低温重力波望遠鏡 愛称は「かぐら(KAGRA)」に決定!(宇宙線研究所)
photo

 1月28日(土)、柏キャンパス・柏図書館メディアホールにおいて、大型低温重力波望遠鏡・一般講演会及び愛称公表式が行われ、大型低温重力波望遠鏡の愛称は「かぐら(KAGRA)」と公表されました。
 東京大学宇宙線研究所をホスト研究機関として、国立天文台や高エネルギー加速器研究機構と協力し、日本や世界の研究者とともに重力波の初検出に向けて総力を挙げて建設しようとしているのが、大型低温重力波望遠鏡です。愛称は、作家の小川洋子さんが毎日新聞に寄せられたコラム「早くこの望遠鏡にも相応しい名前をつけてあげてほしいと願う」とのメッセージをきっかけに、小川さんを委員長とする命名委員会によって、2010年12月14日から2011年2月9日の間に全国から寄せられた666件の候補の中から決定されました。「かぐら(KAGRA)」の「か(KA)」は建設地である「神岡」の頭文字と「ぐら(GRA)」は重力波であるGravitational Waveの先頭のGraを合わせたものです。この愛称が、広く世界に浸透し、世界の最先端観測拠点になることを願って名づけられました。
 重力波は、その存在が予言されてから約100年が経過した現在でもなお、世界中の科学者が探し求めているにもかかわらず、未だ検出に成功していない「時空のさざ波」です。重力波は非常に重い物体が激しく動き回るときに発生して真空中を伝搬します。重力波の検出に成功すれば、アインシュタインの一般相対性理論の検証はもちろんのこと、新たな天文学が創成されると期待されています。これらの観測を通して、ブラックホールが生まれる瞬間の様子が観測でき、将来的には、宇宙誕生のときの情報などを手にすることができるようになると考えられています。大型低温重力波望遠鏡は、重力波が存在しているのであれば、確実に重力波を観測できると期待されています。この装置は、科学技術立国である日本が、新たなる学問の扉を開く可能性を秘めているといえます。
 たくさんの人々の想いと期待を背負いつつ、大型低温重力波望遠鏡は「かぐら」として新たな一歩を踏み出しました。近い将来完成に至り、KAGRAによって人類史上初となる重力波を検出できることをご期待ください。

 当日の様子、またその前週に神岡宇宙素粒子研究施設に近い飛騨市北部会館において行われた大型低温重力波望遠鏡の安全祈願祭・着工記念式典の様子は、以下のホームページよりご覧ください。
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/2012/02/06111749.html

 
小川洋子委員長による愛称公表の瞬間

 
江川雅子理事からの祝辞


「米国カブリ財団による基金設立および数物連携宇宙研究機構がカブリ研究所のメンバーになること」について記者会見を開催
photo

 2月8日(水)午前11時から本部棟12階大会議室において、「米国カブリ財団による基金設立および数物連携宇宙研究機構(IPMU)がカブリ研究所のメンバーになること」について記者会見を開催いたしました。会見には、本学から濱田純一総長、江川雅子理事、村山斉IPMU機構長、カブリ財団から財団創立者・会長Fred Kavli氏、理事長Robert W. Conn氏(いずれもテレビ回線を通じて出席)、科学担当副理事長Miyoung Chun氏、また森本浩一文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)らが出席し、本学が国立大学法人として初めて海外の財団からの寄附による基金で恒久的に支援を受ける冠研究所を実現することについて発表いたしました。
 IPMUは、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI, World Premier International Research Center Initiative)に採択され2007年10月に発足しました。同研究機構では現代基礎科学の最重要課題である暗黒エネルギー、暗黒物質、統一理論(超弦理論や量子重力)などの研究を数学、物理学、天文学における世界トップクラスの研究者の連携によって強力に推進しています。今年度のWPIプログラム中間評価においても唯一のS(最高)評価を受けるなど、世界から注目される研究拠点に成長しつつあります。
 カブリ財団は、ハーバード、MIT、ケンブリッジ等世界の有力大学の研究機関において宇宙物理、ナノサイエンス、脳科学、理論物理学の4分野を支援して、「カブリ」の冠をつけたカブリ研究所に基金を拠出、世界トップレベルの研究を支えています。
 本学とカブリ財団は、IPMUをカブリ研究所 (Kavli Institutes)の一機関としてカブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)と命名すること、カブリ財団からの寄附により750万ドル(約5.7億円)の基金を設立し、基金からの年間支払配当によりKavli IPMUの研究を助成することに合意致しました。平成24年4月1日に東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構となり、新たなスタートを切ります。

 詳細は、IPMUホームページよりご覧ください。

 
カブリ財団の財団創立者・会長Fred Kavli氏、理事長Robert W. Conn氏はテレビ回線を通して会見に出席した

 
村山IPMU機構長によるプレゼンテーション


英文淡青(TANSEI)10号(Web版)を公開しました
photo

 先日発行した淡青25号の英文版、TANSEI10号を公開しました(Web版のみ)。
今号はスマートフォン等でも読みやすい形になっています。是非ご覧ください。
*スマートフォン等では、ホームスクリーンに以下のリンク先へのショートカットを作成した上でご覧いただくことをおすすめします。

英文淡青(TANSEI)10号:
http://www.u-tokyo.ac.jp/en/about/publications/tansei/index.html


なんでも相談コーナー柏分室開設
photo

 2011年11月10日(木)柏キャンパスに「なんでも相談コーナー柏分室」が開設され、このたび、武藤芳照 理事・副学長揮毫の看板が完成し、2012年2月2日(木)に、柏分室に掲げました。
なんでも相談コーナーは、2008年4月、本郷キャンパスの安田講堂2階に総合案内窓口として開設されました。2010年3月には、白金キャンパスに「白金キャンパスなんでも相談室」が、そして2011年秋、柏キャンパスにも上述のとおり分室が開室されました。
なんでも相談コーナーは、「予約なし」「相談内容に限定なし」で悩み等を受け止め、必要に応じて専門窓口に繋ぐという役割を果たしております。
 この欅の看板は、大学院農学生命科学研究科 附属演習林 千葉演習林からご提供いただきました。

関連記事:http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/2012/01/post-89.html
学生相談ネットワーク本部ホームページ:http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/

■なんでも相談コーナー柏分室
 開室時間:当面の間、毎週木曜日
  開室時間:10時~17時
 場  所:新領域基盤棟2階2B5室
 連 絡 先:04-7136-4129

 

 
写真左から、中丸典子相談員、上田卓也新領域創成科学研究科長、武藤芳照理事・副学長、古田元夫 学生相談ネットワーク本部本部長、富田靖博 教育・学生支援部長、福井諭相談員

 
写真左から、福井諭相談員、加藤喜子相談員(室長)、中丸典子相談員


本部棟1階展示(アジア生物資源環境研究センター)
photo

  現在本部棟1階ロビーでは、アジア生物資源環境研究センターの展示を行っています。
  当センターは、アジア各地で進行する生物資源の枯渇や環境破壊を食い止めるために、生物資源の持続的利用と環境保全の調和に関する基礎研究と応用的基盤研究を、国際的ネットワークを活用しながら、統合的に推進することを目的としています。東京大学におけるアジア生物資源環境研究の拠点であると同時に、日本を含むアジア全体の環境保全と生物生産の調和を求める研究活動の拠点になることを目指して、アジア各地の問題発生地域に出向いて研究活動を行うとともに、研究交流を深めています。
  当センターを皆様により広く知っていただくために、ポスターパネルとケース内で展示をしています。ポスターパネルの枠は研究教育用に試作した竹の集成材を用いて教員が作成しました。研究プログラム・プロジェクトの紹介のパネルは、写真の扉を手前に引くと解説をご覧頂けます。3月23日までの展示ですが、具体的な研究プロジェクトの紹介のパネルやケース内の展示物はひと月ごとに入れ替えます。2月24日までは「熱帯泥炭保全と湿地林の再生による二酸化炭素排出削減に関する研究」、「西太平洋域の植物プランクトン群集多様性に関する研究」、「植物の環境ストレス耐性に関与する遺伝子の単離と解析」の3プロジェクトをパネルで紹介しています。またケースでは、熱帯泥炭湿地荒廃地の造林候補樹種であるメラルーカ(Melaleuca cajuputi Powell)のマテリアル利用などを紹介しています。
  ぜひ、お立ち寄りのうえ、ご覧いただければ幸いです。

 

 


「入学時期の在り方」に関する濱田総長記者会見
photo

 1月20日、本郷キャンパスにて「入学時期の在り方」に関する記者会見を開催した。会見には濱田総長、清水理事・副学長(「入学時期の在り方に関する懇談会(※)」座長)らが出席した。初めに、清水理事より、懇談会がこれまでの検討の結果をとりまとめた「中間まとめ」の内容について、次に、濱田総長より、入学時期の検討に対する考え、他大学や企業等との話し合いの状況、今後の進め方等について説明を行った。その後、ギャップタームや就職等に関する課題、入試改革、カリキュラム改革などについて活発な質疑応答が行われた。

 ※「入学時期の在り方に関する懇談会」:国際化に対応する教育システムを構想する一環として、将来的な入学時期の在り方について検討し提言をとりまとめるため平成23年4月に設置。

 入学時期の在り方についての検討に関する濱田総長コメント、「入学時期の在り方に関する懇談会」(中間まとめ)全文、学内意見募集等についてはこちらへ。
 URL:http://www.u-tokyo.ac.jp/gen02/fall.enrollment.html


 


講演会「博士課程・ポスドクのキャリアパスを拓く」開催(学生相談ネットワーク本部)
photo

 1月11日(水)、学生相談ネットワーク本部主催講演会「博士課程・ポスドクのキャリアパスを拓く」が小柴ホールにて開催され、100名を超える来場者がありました。
 武藤芳照理事(副学長)、古田元夫学生相談ネットワーク本部長による挨拶に続き、体験者の立場から、博士課程出身者の濡木融氏、遠藤摂氏にご自身のキャリア選択の経験談を、支援者の立場から、人材育成に力を注いでこられた山村力先生(東北大学高度技術経営人材キャリアセンター・副センター長)にお話をうかがいました。質疑応答では、キャリアパスに悩む大学院生からの質問が多数あり、有益な講演会になりました。
 
関連記事:http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/2012/01/post-88.html
学生相談ネットワーク本部ホームページ:http://dcs.adm.u-tokyo.ac.jp/

 
濡木融氏講演「見つける 仕事」

 
遠藤摂氏講演「博士号取得者のキャリアパスは多様性を秘める―日米で産学両方を経験した今、言えること-」

 
山村力氏講演「イノベーション創出博士リーダーを目指して」


被災児童・生徒への学習支援ボランティアの活動報告(救援・復興支援室)
photo

 本学救援・復興支援室では、持続可能な形でのボランティア活動支援の一環として「被災地のニーズに対応した学生による学習支援活動への支援」を進めています。このたびその第一歩として、岩手県陸前高田市教育委員会等が主催する被災児童・生徒を対象とした学習支援事業「学びの部屋」に協力し、年末・年始の期間において学習支援ボランティア活動の支援を実施しました。
 年末グループのA班7名(学部学生5名、大学院学生2名)は、12月26日(月)~29日(木)の3泊4日の日程で、陸前高田市内の3箇所の小・中学校を利用して開催される「学びの部屋」において、冬休みの宿題や模擬試験問題等に取り組む中学生の学習サポート活動を行ってきました。
 また、年始グループのB班9名(学部学生5名、大学院学生4名)は、1月6日(金)~9日(月)の3泊4日の日程で、英語検定に向けての講座「英語の部屋」やA班同様の冬休みの宿題等に取り組む中学生の学習サポート活動を行ってきました。

 

 

   
   
生徒たちの学習を支援する学生の様子


本部棟1階展示(アジア生物資源環境研究センター)
photo

 現在本部棟1階ロビーでは、アジア生物資源環境研究センターの展示を行っています。
  当センターは、アジア各地で進行する生物資源の枯渇や環境破壊を食い止めるために、生物資源の持続的利用と環境保全の調和に関する基礎研究と応用的基盤研究を、国際的ネットワークを活用しながら、統合的に推進することを目的としています。東京大学におけるアジア生物資源環境研究の拠点であると同時に、日本を含むアジア全体の環境保全と生物生産の調和を求める研究活動の拠点になることを目指して、アジア各地の問題発生地域に出向いて研究活動を行うとともに、研究交流を深めています。
  当センターを皆様により広く知っていただくために、ポスターパネルとケース内で展示をしています。ポスターパネルの枠は研究教育用に試作した竹の集成材を用いて教員が作成しました。研究プログラム・プロジェクトの紹介のパネルは、写真の扉を手前に引くと解説をご覧頂けます。3月23日までの展示ですが、具体的な研究プロジェクトの紹介のパネルやケース内の展示物はひと月ごとに入れ替えます。1月27日までは「熱帯アジアにおける天水稲作の持続性に関する研究」、「木質資源の有効利用に関する研究」、「樹木の環境ストレス耐性機構」の3プロジェクトをパネルで紹介しています。またケースでは、加工の工夫によって木質資源の利用可能性が広がる例を実際の加工品を展示して説明しています。バネのような木やねじれる木など、手にとって感じて頂くことができます。
  ぜひ、お立ち寄りのうえ、ご覧いただければ幸いです。

 

 


濱田総長年頭挨拶
photo

 年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、3月11日の東日本大震災、それに伴う大津波と福島原子力発電所の事故によって日本社会が震撼させられ、 多くの人びとが悲しみ、心痛めた年でした。今日なお避難生活や生活再建のために苦闘の日々を送っていらっしゃる皆さまに、 心よりお見舞いを申し上げます。この凄まじい惨禍に対する救援と復興支援に関わる東京大学のスタンスの表明として、 昨年5月に、「生きる。ともに」という総長メッセージを出しました。東京大学でも多くの学生や教職員がボランティア活動に参加し、 また、専門知識を生かした復興支援プロジェクトを通じて、被災地や被災された方々への支援を行っています。 新しい年の始まりにあたり、被災はまだ継続しているということを改めて思い起こして、今年も弛むことなく支援を継続していくつもりです。
 日本の政治経済も、新しい時代への脱皮に向けて苦闘を続けており、国の財政状況はますます厳しさを増しています。 平成24年度政府予算案においては、高等教育や学術研究に対する一定の配慮がなされていますが、同時に、 運営費交付金のさらなる減額や改革推進経費の新設に見られるように、大学改革を求める強いメッセージが発せられています。 東京大学も、主体的な改革を引き続きスピーディーに、かつ着実に進めることによって、 「世界を担う知の拠点」としての競争力を強化していく決意です。
 今年は私の6年間の任期の折り返し点です。2015年までの活動計画である「東京大学の行動シナリオ(FOREST2015)」への取組みが着実に進み、 「森が動く」ことを実感しつつあります。社会の変化の激しい時代だからこそ、東京大学の改革は、目前の課題への取組みと同時に、 学生たちの20年後、30年後を見据えた教育と、また中長期にわたり日本の科学・技術や文化・制度を支えていく研究を、 目指していきたいと考えています。

 皆さまのこの一年のご多幸を、心よりお祈り申し上げます。


space