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The Times Higher Education Supplement (THES) の発表した世界トップ200大学で東京大学が12位にランク

 11月4日付けのTHE TIMES紙によりますと、世界トップ200大学で東京大学が12位にランキングされました。
  なお、佐藤学教育学部長によれば、このTHESは、The Timesの別冊で高等教育に関しでは世界でトップクラスの権威のある雑誌だということです。

 本ランキングは、同誌独自の調査に基づき、今回初めて発表されたもので、根拠としては以下の5つを評価項目としている。(1)Peer Review (1000)、(2)International Faculty (100)、(3)International Students (100)、(4)Faculty/Student (400)、(5)Citations/Faculty (400) 。括弧内の数字はそれぞれの項目の重さを表している。これ以外の項目例えばノーベル賞やフィールズ賞受賞者の数などについては今回敢えて除いたという。第一の項目はQS (The World's leading network for careers and education : www.qsnetwork.com) を、最後のものは先般新聞紙上でも話題になったThompson Scientific (the Essential Science Indicators : www.isinet.com) の情報を利用している。その他の項目は各大学がインターネットなどで公表しているものであるという。Peer Review を主として扱うなど、かなり客観性に配慮していると見受けられる。Peer Review を採用すると評価が安定する傾向があることが一般的に言われており、ゴーマンレポートなどでは使っていない。さらに分析でも、特に文系諸学部の評価において英語使用国が有利であること、理工系大学の評価が高くなること、などきちんと述べられている。
  その結果を数値で表すために、総合評価で1位である Harvard University を1000.0として標準化している。結果としてアメリカやイギリスの各大学が上位を占め、オーストラリアやカナダの大学も相対的に高く評価されている。香港の大学もランキングに入っており、英語圏の優位が現れている。
  アメリカとヨーロッパ以外の地域では、東京大学、以下 Australian National University、北京大学、National University of Singapore、Melbourne University、京都大学、という順序である。全体では、東京大学が12位、京都大学が29位、さらに東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学が200位以内に入っている。200位以内には42校が、アメリカ・ヨーロッパ以外に地域からランキングされている。
  Peer Review に付いて言えば、上位10位にはアメリカとイギリス以外からは東京大学(7位)と北京大学(10位)だけが入っている。日本の大学は上記評価項目のうち、(2)と(3)は評点が低い。上位にランキングされている大学はこの点でも高い評価を得ているが、アメリカやイギリスの大学すべてが外国人スタッフと外国人学生を多数採用しているというわけではない。
  東京大学について、「日本の社会、経済の改革の遅さに影響されているかもしれない」という意味のコメントがつけられているが、これは日本の大学全体に言えることであろう。この点で法人化後どの位大学が日本の社会で独自性を発揮できるかどうかが今後の動向の鍵となるだろう。そのせいかどうか、日本の大学の評価は実際よりも低くなっているような印象がある。

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