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「自律型海中ロボット「r2D4」深海溶岩大平原を発見」

1.発表日時:2007年 1月 9日(火) 10:30~11:30

2.発表場所:東京大学 生産技術研究所 総合研究実験棟(An棟)3階大会議室
〒153-8505 目黒区駒場 4-6-1 駒場II・リサーチキャンパス
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/index.html

3.発表タイトル:「自律型海中ロボット「r2D4」深海溶岩大平原を発見」

4.発 表 者:
浦 環 教授(東京大学生産技術研究所 海中工学研究センター長)
浅田 昭 教授(東京大学生産技術研究所 海中工学研究センター)
玉木 賢策 教授(東京大学工学系研究科地球システム工学専攻)
蒲生 俊敬 教授(東京大学海洋研究所)

5.発表概要:東京大学工学系研究科、同生産技術研究所海中工学研究センターおよび同海洋研究所を中心とするインド洋中央海嶺調査チームは、海中工学研究センターが開発した自律型海中ロボット(AUV:Autonomous Underwater Vehicle)「r2D4」をロドリゲス島沖の中央海嶺にて潜航させ、インド洋最大、世界最大規模の溶岩平原とそれにともなう熱水活動を発見しました。

6.発表内容:最新鋭の自律型海中ロボット「r2D4」は、南インド洋のロドリゲス島(モーリシャス)の沖合で、中央海嶺の中軸谷に潜航し、インド洋で最大の広さであり、世界的にも最大級の規模を持つ、「真っ平ら」といえる溶岩平原を新たに発見しました。
  溶岩台地(仮称ドードー溶岩大平原)は、長さ約26km、幅約2.7km、体積約16km3の規模で、その中央の真っ平らな部分は、水深約2,700m、長さ14km、溶岩の厚さ約300mです。
  最新の海洋観測機器を装備した「r2D4」はうねりのある厳しい海況の中で、研究船「白鳳丸」から発進し、中央海嶺の大海底谷2,700mの深度に潜航、約9時間にわたって調査し、大平原の細かな地形や深海底直上の化学的性質(熱水の湧出)を観測しました。ロボットによる潜航成果をもとに、従来の手法による研究船からの観測を進めることで、マントルがわき出し火山活動をひきおこす中央海嶺の新たな実態を解明することができました。
自律型海中ロボットを観測手法に組み込み、ドードー溶岩大平原のような溶岩平原の発見をもたらす、このような最先端技術の導入は、日本における海底観測の新時代の到来を示唆するものといえるでしょう。

7.お問合せ先:東京大学生産技術研究所 海中工学研究センター
  浦 環 教授
http://underwater.iis.u-tokyo.ac.jp/



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