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記者会見「東京大学先端科学技術研究センターにおけるシアン化カリウム等の盗難」記者発表

記者会見「東京大学先端科学技術研究センターにおけるシアン化カリウム等の盗難」

平成19年2月23日
東京大学先端科学技術研究センター

1.平成19年2月22日(木)、東京大学先端科学技術研究センター 菅 裕明教授(44才)の実験室において、試薬の確認を行ったところ、次の3つの試薬がなくなっていることが判明した。
・ アジ化ナトリウム 25g(100mgは既に使用済み)
・ シアン化カリウム 16g(25g瓶、9g使用済み)
・ シアン化ナトリウム 5g(未使用)

2.この確認調査は、同実験室を使用している同教授の居室(実験室とは別)の鍵が紛失していることが2月17日(土)わかったことから、同教授の研究室全体について異常がないかどうか、念のために行ったもの。

3.調査の結果、当該試薬は鍵のかかる試薬管理棚に保管されているが、普段開閉が多く、必ずしも鍵が常時かかっていたわけではなかったこと及び同管理棚がある実験室は、試薬の盗難が発覚した22日当日の朝は鍵がかかっていたことがわかった。

4.こうした状況から、本件は盗難の可能性が高いと判断し、目黒警察署に22日被害届を提出した。

(経緯)
平成18年10月26日 試薬管理棚の全試薬の存在が確認されている。
平成19年1月10日 アジ化ナトリウムの存在が、研究員に確認されている。
平成19年2月17日昼頃 教授居室の鍵が紛失していたことが発覚。
平成19年2月17日午後より22日午後まで 鍵と盗難品について捜索、22日朝上記試薬の盗難を確認


岡村理事・副学長のコメント

東京大学では、化学薬品の法に基づく厳正な管理をこれまで再三指導してきており、各種の巡視やパトロールを通して法遵守の実施状況を確認してきた。
にもかかわらず、このような盗難事故が発生したことは誠に遺憾である。
再度、あらゆる事態を想定して化学薬品の厳正な管理と再発防止のため対策を立て実施する。



橋本和仁先端研所長のコメント

このたび、本研究所において施錠不十分によってシアン化カリウム等が盗難にあったことは誠に遺憾であり、今後はこのようなことのないよう管理を徹底する所存である。

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