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記者会見「CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発」研究成果

記者会見「CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発」

1.発表日時:2007年 9月 11日(火)16:00 ~ 17:00  
 
2.発表場所:東京大学 工学部5号館3階大会議室

3.発表タイトル:「CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発」
                     
4.発表者:  東京大学大学院工学系研究科 野崎 京子教授

5.発表概要:
CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発・実用化を目指して、本学工学系研究科の野崎京子教授を研究開発代表とする4大学(東京大学、慶應義塾大学、東京理科大学および金沢大学)および4企業(帝人株式会社、住友化学株式会社、住友精化株式会社および三菱商事株式会社)の産学連携による取組みが開始した。なお、本事業はこの度NEDOの平成19年度イノベーション実用化助成事業「大学発事業創出実用化研究開発事業」に採択された。
本件の詳細(内容・実施体制等)に関する資料は、記者会見当日に配布いたします。

6.発表雑誌:
    特に無し

7.問い合わせ先:東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻
野崎京子(教授)

8.用語解説:
脂肪族ポリカーボネート:主鎖に炭酸エステル基(-O-CO-O-)をもつ鎖状の高分子(ポリカーボネート)のうち、主鎖の炭酸エステル基間に芳香族化合物であるベンゼン環などを含まず、脂肪族鎖からなるものの総称。一般にポリカーボネートというと、ベンゼン環をもつビスフェノールAとホスゲンと呼ばれる化合物から合成されるプラスチックを指し、CD(コンパクトディスク)などに広く利用されている。今回の研究開発対象である脂肪族ポリカーボネートは、CO2、エポキシドと呼ばれる化合物と反応させて合成する。この合成方法は、約40年前に東京大学の研究グループが発見し、CO2の有効利用法として注目されてきたが、合成効率が悪いなどの理由で、事業化には結びついていなかった。

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