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大学院農学生命科学研究科附属農場における農薬の発見について記者発表

大学院農学生命科学研究科附属農場における農薬の発見について

平成21年4月14日 

附属農場における管理下にない農薬の発見について

1. 事案の経緯

 昨年9月以来、附属農場における水銀剤(現行制度では使用禁止農薬に指定)の使用に関する問題が生じて以来、本学では、当該農場での農産物の販売を取りやめ、農薬使用の実態解明、安全性の確認、農薬管理体制の見直しを行い、現在、農場の管理運営の在り方を含め、引き続き点検・調査を進めているところです。
 今般、4月7日に農場の技術職員が、東京大学の管理下にない農薬を発見したことを受け、改めて農場全体の調査を行ったところ、農薬24点を発見しました。この中には、昨年問題となった水銀剤と同じもの(2点)が含まれていたことから、農場における農薬使用の実態を確認するとともに、当該農薬の使用の有無に関して農場職員のヒアリング等を行いましたが、不適切な農薬使用の事実は認められませんでした。

2. 本学の見解

 本学としては、全ての農薬を管理下に置くように体制の見直しを進め、多くの管理下にない農薬を処分したところですが、以前の調査で把握できなかった農薬があったことは遺憾に思います。
  なお、昨年の秋の時点で土壌、地下水、農産物の分析を行い問題ないことを確認し、加えて、農場での農産物の販売を取りやめています。
  また、新たな水銀剤の使用は確認されていないので、健康や環境への影響はないと考えています。

3. 今後の対応

 今回の件を契機に、改めて全学に注意喚起を行うとともに、農場における定期的な点検を継続し、農薬管理に万全を期してまいります。なお、今回把握された農薬は、速やかに廃棄する予定です。

連絡先:東京大学環境安全本部


松本洋一郎理事・副学長コメント

  今回、一部農薬の不適切な保管・管理があり遺憾に思います。
  今後、東京大学における農薬管理により万全を期してまいります。

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