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日本人の名前を冠した海底地形名が国際的に登録されました記者発表

日本人の名前を冠した海底地形名が国際的に登録されました

平成23年9月16日

海上保安庁
東京大学大学院工学系研究科
東京大学大気海洋研究所

世界の海底地形名の統一を図っている大洋水深総図(GEBCO)委員会 海底地形名小委員会(SCUFN)が開催され、世界の海洋地質学・地球物理学の発展に貢献された故 玉木賢策 東京大学教授の名前を冠した「Tamaki Seamount(玉木海山)」が国際的に承認・登録されました。

国際水路機関(IHO)及びユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)が共同で推進するGEBCO(大洋水深総図:General Bathymetric Chart of the Oceans)委員会は、全世界を均質にカバーする海底地形図を作製するための国際プロジェクトで、その中に世界の海底地形名の統一を図ることを目的とした海底地形名小委員会(SCUFN: Sub-Committee on Undersea Feature Names)があります。

この度、第24回SCUFNが9月12日から16日まで中国(北京)で開催され、世界各国から提案された海底地形名が審議されました。日本からは、SCUFN委員である海上保安庁職員を派遣して、海洋地質学・地球物理学の発展と海底地形名の統一に多大な貢献をされた、故 玉木賢策 東京大学教授(東京大学海洋研究所教授を経て、東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター長、教授。大陸棚限界委員会委員(外務省参与)。我が国の海洋研究分野の第一人者。 2011年4月5日逝去。享年62歳)の名前を冠した「Tamaki Seamount(玉木海山)」を提案し、全会一致で承認されGEBCOに登録されました。


なお、「Tamaki Seamount(玉木海山)」の詳細は次のとおりです。

Tamaki Seamount(玉木海山)

位  置: 日本海、北海道神威岬の西方約170km
規  模: 南北約55km, 東西約30km
最大水深3,600m, 最小水深2,100m, 比高1,500m

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20110916_03

問い合わせ先:
東京大学大気海洋研究所 広報室 佐伯

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