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障がい児学習支援のためのタブレット端末活用事例集を発行 ―「魔法のふでばこプロジェクト」協力校での活用事例をまとめ、効果的な学習を支援―記者発表

障がい児学習支援のためのタブレット端末活用事例集を発行
―「魔法のふでばこプロジェクト」協力校での活用事例をまとめ、効果的な学習を支援―

平成24年4月25日

東京大学先端科学技術研究センター
ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社エデュアス

東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:中野 義昭)とソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:孫 正義)、ソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社エデュアス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 宏明)は、2011年4月より1年間実施した、障がい児※1の学習支援を行う事例研究「魔法のふでばこプロジェクト」※2などの成果をまとめた「障がいのある子どもたちのためのタブレット端末を活用した学習支援マニュアル」を作成しました。今後、セミナーやワークショップなどの啓発活動において本マニュアルを配布し、障がいのある子どもたちの保護者や教育関係者などを対象に、タブレット端末の具体的な活用事例やその効果を紹介する予定です。

■「障がいのある子どもたちのためのタブレット端末を利用した学習支援マニュアル」について

1.概要
「魔法活用の10のポイント」として、障がいのある子どもたちに向けてタブレット端末を活用する際のポイントと、「魔法のふでばこプロジェクト」に協力いただいた特別支援学校10校での1年間の活用事例をまとめたほか、障がい種別ごとにタブレット端末の機能とそれぞれの活用方法を分かりやすくまとめたマトリックス形式の一覧表を掲載しています。

2.紹介事例
このマニュアルで紹介している、障がいに合わせたタブレット端末の主な活用事例は以下のとおりです。そのほかの事例については、下記より事例集をダウンロードし、ご覧いただけます。
「障がいのある子どもたちのためのタブレット端末を利用した学習支援マニュアル」
URL:http://maho-prj.org/fudebako/manual.pdf

<読み書きに困難のある子どもへの学習支援での活用>
・障がい:読み書き障がい(ディスレクシア、ディスグラフィア)
・活用事例:音声読み上げ機能や1行ごとの表示を使い読みにくさを補う。
音声やキーボードによる入力やカメラ機能による書き写しの代替。

<視覚障がいのある子どもへの教材として>
・障がい:視覚障がい
・活用事例:音声読み上げ機能や画面のズーム機能を使い、見えにくさを補う。

<知的障がいのある子どもの職場実習での活用>
・障がい:軽・中度知的障がい
・活用事例:移動の経路やスケジュール確認、コミュニケーション機能活用などで
自立行動を支援する。

東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイル、エデュアスは、今後も携帯電話やタブレット端末をはじめとした携帯情報端末の活用により、障がい児の社会参加の機会促進を目指してまいります。

※1 認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体障がい、聴覚障がいを含みます。
※2 「魔法のふでばこプロジェクト」の開始については、2011年1月13日にソフトバンクグループからプレスリリースを実施しております。

●SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
●その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。

【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
ソフトバンクモバイル株式会社 広報部
株式会社エデュアス 経営企画部
東京大学先端科学技術研究センター 人間支援工学分野 教授 中邑賢龍

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