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東京大学とプリンストン大学(米国)が戦略的な提携に係る覚書を締結

平成25年2月6日

             国立大学法人 東京大学

このたび東京大学(総長 濱田純一)は、米国プリンストン大学(President Shirley M. Tilghman)との間で戦略的な提携関係を構築することで合意し、これに係る覚書を締結しました。

東京大学では、濱田総長のもと、「行動シナリオ FOREST 2015」に基づいて、教育・研究に係る諸活動を推進しておりますが、本件はこの行動シナリオのうち、世界のトップ拠点との教員・学生交流の推進や、国際連携及び国際発信の強化等を通じて、「グローバル・キャンパスの形成」や「学術の多様性の確保と卓越性の追求」等に資するものとして行うものです。

本学は、これまでに世界の約360の大学等との間で学術交流協定・覚書を締結してきましたが、これらの大学等のうち、特に広範かつ緊密な連携関係を築いてきたいくつかの大学等との間で全学的に戦略的な提携関係を構築することを構想しており、プリンストン大学との本提携はその最初の例となります。

本覚書の締結により、学部学生・大学院学生の交換留学等を通じた学生交流を行うほか、両大学の教職員から構成される共同ガバナンス委員会のもと、両大学間の公募による共同研究・教育プロジェクト(例:研究ワークショップの開催、学生を対象とした共同教育プログラムの実施、ジョイント・ポスドクによる研究交流の実施等)の採択・実施等を行っていく予定です。共同研究・教育プロジェクトについては、2013年1月より両大学で公募を開始しており、両大学の教員が相互に協力して研究者・学生の交流を促進し、国際化の推進や学術の振興に資するものが、共同ガバナンス委員会により採択される予定です。

今回の新たな提携は、様々な分野における両大学間の学術交流の実績の上に行うものです。理学系研究科においては、過去6年にわたりプリンストン大学と共同で、文部科学省の世界トップレベル研究拠点「カブリ数物連携宇宙研究機構(機構長 村山斉)」とも連携し観測宇宙論プロジェクトを実施してきました。また東アジア研究については、東洋文化研究所が、プリンストン大学東アジア学部・研究所、復旦大学文史研究院との間で学術コンソーシアム覚書を締結し、学術講演会の開催等を継続的に行っております。公共政策の分野では、ウッドロー・ウィルソンスクールとの研究者交流等が行われております。このほか、理学系研究科 教授 須藤靖(宇宙物理学)や工学系研究科 教授 染谷隆夫(電子工学)は、プリンストン大学のグローバル・スカラー(※プリンストン大学が海外の優れた研究者を共同研究等を目的に招へいするプログラム)として同大学に招へいされ、プリンストン大学の研究・教育の発展に寄与しました。また昨年6~7月には、東洋文化研究所が協力して本学でプリンストン大学グローバルセミナー(学部学生のためのサマースクール)を開催し、プリンストン大学から来日した14名の学生が、本学の学生と交流を深めました。本学とプリンストン大学とは、このような交流実績をもとに、平成22年に全学学術交流協定を締結しておりますが、今回の戦略的提携に係る覚書締結により、相互交流が一層発展・拡大することが期待されます。

プリンストン大学では、特定の大学を選定して緊密な提携関係を構築する戦略的提携に係る覚書について、これまでもサンパウロ大学(ブラジル)、フンボルト大学(ドイツ)との間で締結してきておりますが、これらに次いで、アジアの大学としては最初の締結先として、今回本学と締結することとなりました。
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[本学理事・教員からのコメント]
幅広い分野における長年の研究交流と両大学の信頼関係に基づいて、プリンストン大学と戦略的提携にかかる覚書を締結したことを、大変喜ばしく思っています。特に学部学生の交流は画期的で、両大学の学生に素晴らしい機会になるでしょう。これによって、東大の国際化が一層加速することを期待しています。                                   理事 江川雅子

素晴らしい!これは国際的な学術交流分野における東大として初めての戦略的パートナーシップの事業です。アメリカの一流大学との間で、教育と研究の両面における交流が飛躍的に進むことが期待できます。個人的には、現代人文学の重要なテーマの一つである「世界史」についての私や若い研究者の研究を、プリンストンを通じて世界に発信する好機だと考えています。すでに、今年12月にプリンストンへ行き、ワークショップを開催することが決まっています。    
副学長(国際本部長)/東洋文化研究所 教授 羽田正

今回の戦略的提携は、物理や天文の分野で築き上げてきた両者の連携を強化し、教員や学生のさらなる交流を可能にします。この提携は、東京大学の、世界をリードする研究大学としての国際的評価をいっそう高めることに役立つと思っています。           理学系研究科長・教授 相原博昭

今回のパートナーシップに期待しています。国際関係の分野では既にプリンストン大学との学術共同研究を進めて参りましたが、この新たな計画によって大学院生のみならず学部学生にも共同で教育を行うことができます。これは私たちの学生が求めてきた改革そのものです。
法学政治学研究科 教授/政策ビジョン研究センター安全保障ユニット長 藤原帰一

参考:プリンストン大学プレスリリース     http://www.princeton.edu/main/

<お問い合わせ先>  東京大学 本部国際企画課 小山 

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