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東京大学・慶應義塾大学・東京海洋大学の3大学が 「宇宙インフラ利活用人材育成のための大学連携国際教育(G-SPASE)プログラム」を開始 ′・8日(日)にプレスレクチャーおよび第1回マンスリーチュートリアルを開催―.記者発表

東京大学・慶應義塾大学・東京海洋大学の3大学が
「宇宙インフラ利活用人材育成のための大学連携国際教育(G-SPASE)プログラム」を開始
′・8日(日)にプレスレクチャーおよび第1回マンスリーチュートリアルを開催―

平成25年4月25日

東京大学
  慶應義塾大学
  東京海洋大学

東京大学空間情報科学研究センター、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科、東京海洋大学海事システム工学科は、「宇宙・地理空間技術による革新的ソーシャルサービス・コンソーシアム(以下GESTISS)」を設立し、4月28日(日)より「宇宙インフラ利活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム(以下、G-SPASEプログラム)」を開始します。
G-SPASEプログラムは、日本を含むアジア各国からの大学生・大学院生を主な対象とした国際教育プログラムです。宇宙インフラと地上インフラを統合しながら様々な革新的ソーシャルサービスを創出、あるいは再構築を行うといったサービスやシステムのデザイン力やマネジメント力を持った人材を育成することを目指しており、それぞれ特色のある3大学が連携することにより、総合的な教育を実施します。
また、プレスレクチャーおよび第1回G-SPASEマンスリーチュートリアルを4月28日(日)に慶應義塾大学 日吉キャンパス協生館にて開催します。ぜひご取材ください。


1.GESTISSおよびG-SPASEプログラムについて
衛星による観測、測位、通信を中核とする宇宙インフラの整備が進む一方で、携帯電話による地上ネットワークが爆発的に拡大しています。衛星画像やデジタル地図といった背景情報も世界的に整備・公開が進んでおり、どこで何が起きているのか、何がどう活動しているのかを迅速に把握・解析できる環境が整いつつあります。
こうした環境変化は、地上での観測やデータ収集だけを前提に展開されてきた様々な社会公共サービス*の革新および再構築を行うポテンシャルを持つものです。このチャンスに、個別システム・設備をそれぞれ展開するだけでなく、宇宙インフラと地上インフラを統合しながらサービスを革新および再構築を行うことを目的として、行政、産業界と連携し、最先端の研究や人材育成を行うGESTISSを設立しました。またGESTISSの取り組みのひとつで、人材育成を行う国際教育プログラムとして、G-SPASEプログラムを開始します。
(*防災・災害対応、都市・交通管理、物流管理、営農支援、森林管理、公衆衛生、海洋資源管理)

2.G-SPASEプログラムの主な内容
知識や技能の向上のためのマンスリーチュートリアルおよびサマースクールと、実際のプロジェクトに参加して得た知識や技能を試すリアルプロジェクトを実施することで教育効果を高めます。
(1)マンスリーチュートリアルおよびサマースクール
主な講義:システムデザイン、マネジメント、宇宙工学、リモートセンシング、測位、GISなど
(2)行政、産業界との連携によるソーシャルサービスに関係したリアルプロジェクト
主な対象地域:バングラディッシュ、タイ、インドネシア、日本(東京近郊)など

3. G-SPASEプログラムの特色
(1)宇宙インフラ利活用人材育成のために必要な宇宙インフラ、地上インフラ、社会基盤サービス、システムデザイン・マネジメント、などを網羅する教育が3大学の連携によって実現すること
(2)アジア工科大学など各国主要大学や国内の主要機関、企業との緊密な連携に支えられていること
(3)チュートリアルやリアルプロジェクトを効果的に実施するために、教育用ソフトウェア、ケースによる教育が統合され、知識獲得から実体化、実践的な訓練が体系的にカバーされていること

20130425_01 20130425_02
G-SPASEプログラムで対象とする
宇宙インフラシステムのイメージ
3大学連携による教育コンテンツのイメージ

4. プレスレクチャー・第1回G-SPASEマンスリーチュートリアル
(1)日時:2013年4月28日(日) 12:00~17:00
プレスレクチャー:12:00~12:45
第1回G-SPASEマンスリーチュートリアル:13:00~17:00
(2)会場:慶應義塾大学 日吉キャンパス協生館3階C3S10(CDFルーム)
(3)対象:どなたでも参加できます(定員80名・無料)
(4)内容:プログラムの詳細は下記をご覧ください
http://gestiss.org/

5. その他
本プログラムは、文部科学省「平成24年度宇宙利用促進調整委託費」の採択課題の一環として取り組んでおります。

東京大学空間情報科学研究センター http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 http://www.sdm.keio.ac.jp/
東京海洋大学海事システム工学科 http://www.e.kaiyodai.ac.jp/MT/MSE/

※本リリースは文部科学省記者会、科学記者会、大学記者会、各社科学部に送信させていただいております。

<本発表資料のお問い合わせ先>
東京大学空間情報科学研究センター教授 柴崎亮介,研究員 大平 亘
慶應義塾広報室 兒玉・久保
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授 神武直彦
東京海洋大学広報室 田丸・小熊(おぐま)
東京海洋大学海事システム工学科准教授 久保信明

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