初年次長期自主活動プログラム(FLY Program)平成25年度 活動報告会の実施について記者発表
初年次長期自主活動プログラム(FLY Program) |
平成26年5月10日
東京大学
この度、本学において「初年次自主活動プログラム(FLY Program)」に参加した学生の平成25年度活動報告会を実施しました。
本事業は平成25年度春に本学に入学した学生から始められた新しいプログラムで、報告会は今回が初めての開催となります。
初年次長期自主活動プログラム(FLY Program)
平成25年度 活動報告会 式次第
日時:平成26年5月10日(土)10時~
場所:駒場Iキャンパス21KOMCEE B1階 レクチャーホール
(10:00~10:05)
一.開会挨拶 【長谷川 壽一 理事・副学長】
(10:05~10:15)
一.総長挨拶
(10:15~11:15各10分)
一.活動報告(11名)
◆21世紀の国際社会の現状と未来を考える
◆カナダ、トロントでのワーキングホリデー
◆論文「Univocal Reflections: Between Technics and Technology,
the Ontology of Displacement」の完成
◆釜石市でのインターン活動
◆音楽を中心とする芸術的素養の深化。多様な国際交流と文化体験。
◆外国語によるコミュニケーションと異文化の体験
(休憩 15分)
(11:30~12:20各10分)
◆欧州での長期滞在を通して自分自身を見つめる
◆東日本大震災被災地およびアジアの発展途上国の現状を自分自身で確かめる。
◆ドイツでの学生生活とヨーロッパ旅行
◆インドの荒波に揉まれて
◆価値観を広げ、相対化した一年間
(12:20~12:30)
一.総 括 【藤井 輝夫 推進委員会委員長】
(12:30~13:00)
一. 修了証授与
【司会:教育・学生支援部副部長】
(参考)「FLY Program」について
東京大学は、2013年春の入学者から『初年次長期自主活動プログラム「英文名称:FLY Program (Freshers' Leave Year Program)」』を実施しています。
FLY Programは、入学した直後の学部学生が、自ら申請して1年間の特別休学期間を取得したうえで、自らの選択に基づき、東京大学以外の場において、ボランティア活動や就業体験活動、国際交流活動など、長期間にわたる社会体験活動を行い、そのことを通じて自らを成長させる、自己教育のための仕組みです。「プログラム」といっても、大学が学習メニューをつくって提供するものではなく、その内容は学生自身の主体的な判断によって決定されます。
欧米の大学では、入学前などの時期に、こうした「寄り道」を認める「ギャップイヤー」と呼ばれる仕組みが普及・定着しています。東京大学の取組は、これに準じた、日本での先導的な試みの一つとなります。「よりグローバルに、よりタフに」学生を育成しようとする東京大学の教育改革の一環として、FLY Programは重要な意義を持つものであり、後援くださる企業・団体をはじめ、各界から大きな期待が寄せられています。
このFLY Programに参加する学生には、与えられた問題を解く受験勉強から解放されて、自分たちが生きてきた世界とは違った価値や原理で動く社会を体験し、そのうえで、何のために、何を大学で学ぶかについて深く考えて欲しいと願っています。大学としても、参加学生による多様な活動への積極的な挑戦を応援していきます。