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平成26年度 文部科学省 新学術領域研究 がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動(研究代表者 今井浩三)公開シンポジウム記者発表

平成26年度 文部科学省 新学術領域研究
がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動(研究代表者 今井浩三)
公開シンポジウム

平成26年12月16日

東京大学医科学研究所

 

文部科学省・新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動(研究代表者 東京大学医科学研究所 特任教授 今井浩三、代表事務局=東京大学医科学研究所附属病院 抗体・ワクチンセンター)」は平成27年1月27日(火)及び28日(水)、一橋大学一橋講堂 (学術総合センター2F)にて下記の通り公開シンポジウムを開催いたします。


「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」は、国内のがん研究者の連携と交流を図るとともに、共通基盤的な分野での支援を行う、バーチャルな研究所という理念を維持しながら運営を行なっています。がんや腫瘍をキーワードとして採択される研究者間の連携を図りつつ、広く生命科学全般にわたり個別研究として国際的な研究成果を生み出すための支援の仕組みを構築しています。また、ボトムアップの研究成果を予防・診断・治療へと社会に還元するための基盤研究のバックアップを行っています。


今回のシンポジウムは、平成22年度に開始し今年度最終年度を迎えた新学術領域研究からの講演を中心とし、さらに若手シンポジウムやポスター発表を行います。本シンポジウムを通じて、同じく平成22年度より5年にわたり研究を支え推進してきた「がん支援活動」による取り組みの成果を確認し、改めて支援活動の意義、また、今後がん研究・生命科学研究により一層貢献しうる支援活動とは何かについて活発に議論を展開する予定です。


つきましては、本件について記事掲載および当日の取材等を是非お願いいたしたく、ご案内申し上げます。

 

 

日 時:平成27年1月27日(火)・28日(水)
場 所:一橋大学一橋講堂 学術総合センター2F
     〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋2-1-2

プログラム:

1月27日(火)
開会挨拶 12:50 ~ 13:00
ミニシンポジウム1 13:00 ~ 15:00 
座長 中西 真 名古屋市立大学 大学院医学研究科
河野隆志 国立がん研究センター研究所

「細胞運命制御」
中西 真 名古屋市立大学 大学院医学研究科 細胞生化学分野
細胞老化誘導機構とがん防御
稲葉俊哉 広島大学 原爆放射線医科学研究所 がん分子病態研究分野
染色体大領域欠失による発がんメカニズム
「ゲノム普遍的制御」
青田(浦)聖恵 千葉大学 大学院理学研究科
ヒストH3K36メチル化酵素による転写活性領域のゲノム維持
河野隆志 国立がん研究センター研究所 ゲノム生物学研究分野
がん遺伝子融合とクロマチン制御遺伝子欠損を標的とした個別化肺がん治療
休憩 15:00~15:30
ミニシンポジウム2 15:30~17:30
座長 井上純一郎 東京大学 医科学研究所
瀬谷 司  北海道大学 大学院医学研究科

「修飾シグナル病」
澤崎達也 愛媛大学 プロテオサイエンスセンター 無細胞生命科学部門
コムギ無細胞系を基盤としたタンパク質修飾解析技術
井上純一郎 東京大学 医科学研究所 分子発癌分野
NF-κBシグナルによるTriple negative乳がんの悪性化
「発がんスパイラル」
谷口維紹 東京大学 東京大学 Max Planck 統合炎症学国際連携研究センター
自然免疫系における自己・非自己の識別;がん・炎症の制御機構解析とその応用
瀬谷 司 北海道大学 大学院医学研究科 免疫学分野
副作用なく抗がん免疫を起動する化学合成RNAアジュバントの開発
情報交換会(立食形式、会費制)17:30~19:00

 

1月28日(水)
ミニシンポジウム3 10:00~12:00
座長  小川誠司 京都大学 大学院医学研究科
北林一生 国立がん研究センター研究所

「システムがん」
小川誠司 京都大学 大学院医学研究科 腫瘍生物学
成人T細胞性白血病の統合的分子解析
稲澤譲治 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 分子細胞遺伝学分野
機能的スクリーニングによるがん抑制性マイクロRNAの探索と診断・治療への応用
「癌幹細胞」
妹尾 浩 京都大学 大学院医学研究科 消化器内科学
消化器腫瘍モデルにおけるDCLK1陽性細胞の意義
北林一生 国立がん研究センター研究所 造血器腫瘍研究分野
IDH変異を標的としたがん治療
昼 食 12:00~13:00
若手シンポジウム 13:00~14:00
座長  稲澤譲治 東京医科歯科大学 難治疾患研究所

山野荘太郎 大阪市立大学 大学院医学研究科 分子病理学
腎発がんモデルを用いた発がん機構の解明及び転移モデルへの応用
昆 俊亮  北海道大学 遺伝子病制御研究所 分子腫瘍分野
細胞競合を支える代謝システムの解析
石原誠一郎 北海道大学 大学院先端生命科学研究院 細胞ダイナミクス科学研究室
放射線耐性をもつ肺がんに対する新規治療戦略
ポスター発表 14:00~15:30
ミニシンポジウム4 15:30~16:30
座長 中村卓郎 がん研究会 がん研究所

「がん微小環境」
高倉伸幸 大阪大学 微生物病研究所 情報伝達分野
生理的血管成熟化因子による腫瘍血管の正常化と抗腫瘍効果
宮園浩平 東京大学 大学院医学系研究科 分子病理学分野
TGF-βファミリーのがん微小環境に及ぼす作用とがん治療戦略
閉会挨拶 16:30~16:40

定員:500 名


※ご参加いただける報道関係の方は、恐れ入りますが下記URLの「参加申込フォーム」にてご登録願います。事前に申込登録されない場合でも、当日直接会場にお越しいただければ受付いたしますので、是非ご参加ください。
http://mos-jp.com/shien/201501/

※本シンポジウムの詳細は、以下のウェブサイトからもご参照いただけます。
http://ganshien.umin.jp/seminar/symposium/000086/index.html

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