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診療情報が保存されているノート型パソコンの紛失及び回収について記者発表

診療情報が保存されているノート型パソコンの紛失及び回収について

平成27年2月17日
東京大学医学部附属病院


平成27年2月10日20時頃、当院の専門研修プログラムに所属する医師が患者様の個人情報を含む診療情報を保存しているノート型パソコン等を入れた鞄を電車内に置き忘れ紛失する事態が発生しました。個人情報が記録されていた患者様、関係の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
捜索の結果、2月16日8時30分に千葉県警に保管されていることを確認し、直ちに回収いたしました。回収後、ノート型パソコンに保存されているファイルのログを確認したところ、紛失している時間帯におけるアクセス記録はありませんでした。なお、ノート型パソコン等は、紛失した翌日11日の朝9時に千葉県内で発見され警察へ届けられていました。


1. ノート型パソコン等に保存されていた患者情報について
個人情報対象者:平成26年1月~平成26年12月の間、当院の1診療科で診療を行った患者様のうちの一部1,027人
診療情報:患者ID番号、氏名、年齢を含む診療情報の一部
なお、1,027人のうち942人については生年月日、住所も記載
また、パソコンとは別におよそ20人~30人の患者ID番号、診療情報の一部を記したメモ紙も紛失

 

2. 当該ノート型パソコンのセキュリティについて
当該ノート型パソコンには、起動時及びログオン時のパスワードを設定していました。回収後、ノート型パソコンに保存されているファイルのログを確認したところ、紛失している時間帯におけるアクセス記録はありませんでした。
患者ID番号を記したメモ紙には氏名、生年月日、住所の記載はありませんので直ちに患者様の特定につながる可能性は低いと考えております。


3. 本件の対応について
事案発覚後に該当する患者様へ、ご説明とお詫びの文書を発送しました。また、ノート型パソコン等を回収後ただちに患者様へ回収したこととファイルへのアクセス記録が無いことを報告させていただきました。
関係機関へも報告をしております。


4. 原因と再発防止について
この度の事案は、個人情報を匿名化せずパソコンに保存し院外に持ち出されたことにより発生しています。個人情報保護のルールが遵守されず、今回の事案が発生しましたことは大変遺憾なことであります。
今後におきましては、ノート型パソコンの管理に関する注意のみならず、個人情報保護の重要性について、当院全構成員に改めて教育・指導を徹底し、再発防止に努める所存です。


患者様をはじめ関係者の皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。


本学において、このような事態が起こったことにより、関係者の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけして深くお詫び申し上げます。 今後、本学教職員に対して、あらためて個人情報の適切な取り扱いなどについて周知徹底するとともに必要な対策を講じて再発防止に取り組む所存であります。


東京大学理事(情報セキュリティ担当) 戸渡 速志
 

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