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平成30年度 東京大学大学院工学系研究科修士課程及び博士後期課程入学試験 一般教育科目(一般学術科目)「物理学」における出題ミスについて記者発表

平成30年度 東京大学大学院工学系研究科修士課程及び博士後期課程入学試験
一般教育科目(一般学術科目)「物理学」における出題ミスについて
 

平成29年9月22日

東京大学
 

 

 


 このたび、平成30年度大学院工学系研究科入学試験において、精密工学専攻修士課程、バイオエンジニアリング専攻修士課程及び博士後期課程における一般教育科目(一般学術科目)「物理学」の試験問題の一部に出題ミスがあることが判明いたしました。出題ミスの内容、発見の経緯及び本学の対応は次のとおりです。
なお、入学試験合否判定においては、不利益を被る受験者がないように措置いたしました。

1.入試実施の概要
試験実施日 平成29年8月28日(月)~9月1日(金)
合格発表日 平成29年9月7日(木)
受験者数 精密工学専攻修士課程 87名(84名)
バイオエンジニアリング専攻修士課程 18名(15名)
同専攻博士後期課程 2名 (2名)
※ カッコ内の数字は、受験者のうち出題ミスのあった問題を選択した受験者数で内数。

2.出題ミスの内容
平成29年8月29日(火)に実施した筆記試験(第2日目)において、一般教育科目(一般学術科目)「物理学」で出題した問題1(中問IIIの小問3.)に次の下線部分に示す誤りがあり、問題文に対する解答が存在しないことが判明した。



3.出題ミスの発見の経緯
当該問題の出題者(採点者)が答案を採点中に、上記のような誤りがあったことに気づき、内容を検討した結果、出題ミスであることが判明した。

4.出題ミスへの対応
当小問(第1問III.3)について、全て正答として採点を行った。(第1問を選択した者全員のIII.3を正答としても、第1問を選択しなかった者及び当該科目(「物理学」)を選択しなかった者の合否に影響がないことが確認されたことによる。)
なお、当該科目受験者に対しては、出題ミスの内容と対応について、平成29年9月5日付で書面により通知した。

5.出題ミスが発生した原因
当該出題ミスは、問題作成の初期段階に、第1問のIII.3で指定した制御条件を変えた類似する設問III.4を追加した際、変更の必要のないIII.3の問題文を誤って変更したことにより生じた。入学試験問題のチェックは、当該問題の分野を専門とする教員を含めた出題者以外の複数の教員が、複数回に亘って行ったが、ミスを見過ごす結果となった。

6.再発防止対策等
今後、入学試験問題の作成に当たっては、作問及び最終チェックに至るまでの各段階における確認を確実に行うことを周知徹底するとともに、チェック体制の見直しを図り再発防止に努める。

当該問題

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