3月1,2日の2日間にわたってFIRSTプログラム永井プロジェクトの国際シンポジウム「未解決のがんと心臓病を撲滅する最適医療開発」(International Symposium on Development of Medical Technologies for Treating Intractable Cancers and Cardiovascular Diseases)が東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールで盛大に催されました。
初日は「がんと心臓血管病の発症と病態進展の根幹を成す慢性炎症とその疾患メカニズム」に関して国内外の著名な招待講演者による発表と活発な質疑が行われました。
2日目は同時通訳を入れ一般の方々を対象に、前半は心臓シミュレータによるテーラーメイド医療について国内外の専門家による研究発表とパネルディスカションが実施されFIRSTで開発されたUT-HEARTが卓越したシミュレータであることが確認できました。
後半は「臨床研究を支える標準化IT基盤の構築と課題」について米国からの招聘講演者を交え日米双方の医療データベースの利活用の現状と課題が発表され、最後に200名を超す一般聴衆と活発な討論が行われ、医療情報の利活用のための取扱指針・産業利用のための法整備が早急に求められるとの意見が多くの方から聞かれました。
こうして、延べ420人に及ぶ参加者との活発な討論が行われ盛会のうちに終了しました。
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