多機能性芳香族炭化水素分子を鍵とした高効率単層有機発光デバイスの開発

磯部 寛之

理学系研究科
教授
材料科学の発展は,新しいπ共役系分子の設計と創製によって支えられると期待されている.我々は,炭素と水素のみからなる芳香族炭化水素分子に着目し,分子材料としての機能開拓を行ってきた.その中で,芳香族炭化水素分子が正孔輸送特性や電子輸送特性などの多機能性を示すこと,さらに発光剤をわずかに添加するだけで「炭素と水素のみからなる単一の分子材料からなる高効率有機発光デバイス」を作製できることを見出してきた.本プロジェクトでは,この単層デバイスという革新的シーズ技術を基に,高生産性かつ付加価値の高い単層有機発光デバイスの開発を行う.
多機能性芳香族炭化水素分子による高効率単層有機発光デバイス

プロジェクトに関するURL

主な関連論文

J. Y. Xue, T. Izumi, A. Yoshii, K. Ikemoto, T. Koretsune, R. Akashi, R. Arita, H. Taka, H. Kita, S. Sato, H. Isobe, Chem. Sci. 2016, 7, 896-904.

主な特許

出願・申請番号:特願2015-099521
登録番号:特許6657596 発明の名称:「環状芳香族化合物、有機エレクトロニクス素子用材料、有機エレクトロニクス素子、及び、電子機器」
発明者等:髙秀雄,泉倫生,磯部寛之,佐藤宗太,池本晃喜,薛婧
出願人,申請者,権利者等:コニカミノルタ株式会社

関連するSDGs項目

  • 目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろ

問い合わせ先

  • 担当: 理学系研究科化学専攻 磯部 寛之
  • 電話: 03-5841-4777
  • メールアドレス: isobe[at]chem.s.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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