過去の地震・火山に関する史料の収集・分析とデータベース構築

  • 目標11:住み続けられるまちづくりを
佐竹 健治
地震火山史料連携研究機構
機構長
地震・火山に関する理学・工学的な観測・研究を行う地震研究所と、前近代日本史史料の蒐集・研究・編纂を行う史料編纂所が連携し、地震火山史料連携研究機構が発足した。この連携機構では、近代以前に発生した地震・火山に関する史料を収集・分析し、データベースを構築して公開するプロジェクトを実施している。文理融合研究により、史料から新たな理学的価値を引き出し、近代的な計器観測では得られない歴史時代の災害のデータが得られ、その成果は社会的にも重要な地震や火山噴火の長期的予測にも活かされ、都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にすることにつながる。これまでに、全国版データベースと地理情報システムの構築を行い、江戸末期の史料から調査を開始している。
1855年安政江戸地震の瓦版
東京大学地震研究所図書室
地理情報システムを利用した史料データベース
地震火山史料連携研究機構

プロジェクトに関するURL

共同実施者

東京大学地震研究所、東京大学史料編纂所

主な関連論文

原田智也・西山昭仁・佐竹健治・古村孝志, 明応七年六月十一日(1498年6月30日)の日向灘大地震は存在しなかった―『九州軍記』の被害記述の検討―, 地震, 第2輯, 70, pp. 89-107, 2017.
西山昭仁, 『御番所日記』にみる日光東照宮での地震対応, 災害・復興と資料, 6, pp. 19-25, 2015
西山昭仁,文政京都地震(1830年)における京都盆地での被害要因の検討―桟瓦葺屋根の普及による被害の拡大―,地震研究所彙報,85, pp. 33-47, 2010.

問い合わせ先

  • 担当: 加納 靖之
  • 電話: 03-5841-5696
  • メールアドレス: ykano[at]eri.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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