東京大学による世界基盤リサーチマッピングシステムの構築と活用による世界のアカデミア発医療イノベーションの促進

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
齊藤 延人
トランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブ
機構長/医学部附属病院 病院長/教授
東京大学トランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブ(以下、TR機構)では、学内の研究シーズの網羅的把握と活用の効率を飛躍的に高めるシステム(リサーチマッピングシステム:RMS)を開発し学内で運用している。RMSは医療分野の産学連携を促進させるために、企業の興味に合致する研究者や研究成果を容易に選択できるプログラムであり、既に12の部局にまたがる215名を超える研究者が登録している。既にこのシステムは39社に活用されてきた。企業は、興味のある研究分野や研究者を研究内容の詳しい内容の確認しながらRMSから選択しTR機構を通じて研究者との関係構築を進めている。

この度このシステムを改訂し国内外のアカデミアでの利用が可能になった。これにより、大学や研究機関の壁を超えた研究者やその研究プログラムの情報共有が可能になった。さらに様々な医療関連企業にアクセス権を付与することで、世界のアカデミアが保有しているイノベーションのシーズ(研究シーズ)と企業のニーズのマッチングが飛躍的に促進され、産学連携によるイノベーションの促進が大幅に進むことが期待される。これにより東京大学が日本の基幹大学としての責任を世界に果たすための強力なITサポートツールが完成する。

このシステムは日本や世界の多くの大学を繋げるツールであることから、その管理や運営は、大学から独立させた企業に管理・運営を移管することが望ましい。その場合でも、本学の資産であるRMSプログラムをこの企業に現物投資をすることで東京大学が筆頭(単独)株主となり、東京大学が中心的位置付けを保つことができる。
RMSはアカデミア発イノベーション推進の強力なツールとなる
TR機構
RMSを世界の大学と共有することでvirtually integrated data source of academia research assetsが完成する
TR機構

プロジェクトに関するURL

共同実施者

・東京大学からのRMSの現物支給により会社設立を目指す。RMSへのアクセス権(利用料)を企業及びアカデミアより徴収することで安定的な経営基盤を構築する
東京大学からのRMS の現物支給により設立を目指す。RMS へのアクセス権
(利用料)を企業及びアカデミアより徴収することで安定的な経営基盤が成立する

問い合わせ先

  • 担当: TR機構 特任教授 加藤 益弘
  • 電話: 03-5800-9064
  • メールアドレス: maskato-tky[at]umin.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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