学校教育の高度化と効果検証

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標8:働きがいも 経済成長も
中村 高康
教育学研究科
附属学校教育高度化・効果検証センター センター長/教授
学校教育高度化・効果検証センター(Center for Advanced School Education and Evidence-based Research; CASEER)は実証的証拠に基づき,教職専門性の高度化や教育内容の高度化,学校開発政策の高度化を推進することを目的とする。「グローバル部門」と「効果検証部門」という2つの部門を核としており,「効果検証部門」はさらに「高等教育ユニット」と「中等教育ユニット」の2つの下位部門を設けている。

「グローバル部門」では「持続可能な開発のための教育(ESD)」のイノベーションに関する日本・スウェーデン比較研究」(科研費挑戦的研究(萌芽17K18612)において,①経済的側面,②社会文化的側面,③科学技術的側面から分野横断的に「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」を検討し,社会の変容を見据え,それを担う人材の育成を目指した,新しいアプローチの実証・理論化に取り組んでいる。

「効果検証部門・中等教育ユニット」では,東京大学教育学部附属中等教育学校の在校生・卒業生を対象としたパネル調査を実施することで,附属学校で展開されるディープ・アクティブラーニングをはじめとする様々な学校教育高度化の試みを,定量的な分析を通じて検証している。「効果検証部門・高等教育ユニット」では東京大学・大学総合教育研究センターと連携し,東大生が在学中に受ける教育や卒業後の教育がもたらす効果について互いの関連を分析することで,東京大学の教育のもつ効果を明らかにすべく,学生を対象とした各種調査を分析・検証している。
学校教育高度化・効果検証センター組織図
東京大学教育学部附属中等教育学校
http://www.hs.p.u-tokyo.ac.jp/

プロジェクトに関するURL

主な関連論文

・山本義春・日高一郎 (2016). 附属学校パネル調査の概要とデータベースの整備状況に関する報告. 東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センター研究紀要, 2, 196-197.
・能智正博・沖濱真治・石橋太加志 (2016). 附属中等教育学校における卒業研究指導の現状と課題の探求. 東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センター研究紀要, 2, 198-206.
・東京大学教育学部附属中等教育学校 (編). (2013). ふたごと教育: 双生児研究から見える個性. 東京: 東京大学出版会.
・東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化センター.(2016). シンポジウム これからの教育を担う教師をどう育てるか―ディープ・アクティブラーニングの実践と教員養成の課題― 報告書.
・北村友人・興津妙子・山﨑瑛莉(2017).教育におけるSDGs――「量」から「質」への転換と課題. 蟹江憲史(編著)持続可能な開発目標とは何か:2030年へ向けた変革のアジェンダ. ミネルヴァ書房.

問い合わせ先

  • 担当: 川本 哲也
  • 電話: 03-5841-8734
  • メールアドレス: tk5049[at]p.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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