統合的気候モデル高度化に資する陸域モデル開発

  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう
芳村 圭
生産技術研究所
人間・社会系部門 教授
最新の統合的気候予測モデルの陸域下部境界条件を提供するモデルとして、全球を水平距離1km間隔で解像可能な陸域モデルを開発する。また、そのような陸域モデルを走らせる際に必要な、1km解像度での土壌タイプ、粗度、土地利用データ等の境界条件について、最新の衛星データ、GIS技術を駆使して作成・整備する他、斜面流出過程や地下水利用など、より詳細な時空間スケールで重要となってくるプロセスを、新たなパラメタリゼーションとしてモデルに組み込むなどの高度化を行う。これらのことを通じ、より高い精度での気候予測を実現させ、より詳細かつ現場のニーズに即した気候変動の影響評価に貢献する。
新たな陸域モデル(Integrated Land Simulator; ILS)の開発概要
ILSを用いた気候変動影響評価及び適応政策提案支援

プロジェクトに関するURL

共同実施者

・新田 友子(東京大学)
・山崎 大(東京大学)
・平林 由希子(東京大学)

主な関連論文

・Nitta, T., K. Yoshimura, A. Abe-Ouchi, Impact of arctic wetlands on the climate system: Model sensitivity simulations with the MIROC5 AGCM and a wetland scheme, J. Hydrometeor., doi:10.1175/JHM-D-16-0105.1, 2017.
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