複雑系生命システム科学

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標14:海の豊かさを守ろう
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
金子 邦彦
総合文化研究科
複雑系生命システム研究センター センター長/教授
複雑系生命システム研究センターは、2004年度学内措置により総合文化研究科に設立され、様々な階層・スケールを貫く生命現象の基本原理の解明を目指して、実験と理論が密に連携をとりながら研究を行っている。特に、生命とシステムが持つ、多様性を保った安定性や、外部環境に応じた適応性、細胞集団が協調して全体としてのシステムの安定性を保つしくみ、細胞間相互作用による分化や形態形成、遺伝子と表現型の変化の関係から見られる進化の方向性と制約など、生命システムの本質に関わる普遍原理を明らかにしつつある(図1)。SDGsと関連が深い内容として、複雑なシステムの頑強性・恒常性などの基礎付けや、1細胞計測(図2)、イメージング(図2)、計測技術開発による医学応用が挙げられる。また、ここで明らかにしている多様性維持の原理は、生態系、人類社会の理解・維持に適用可能であり、進化研究で明らかにしている原理は社会の可塑性や安定性、人間社会の発展史の理解に新しい視点を与えることが期待される。
複雑系生命システム科学
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プロジェクトに関するURL

共同実施者

・澤井 哲
・若本 祐一
・石原 秀至
・佐藤 守俊
・太田 邦史
・道上 達男
・豊田 太郎
・池上 高志
・福島 孝治

主な関連論文

・K.Kaneko(2006). Life: an introduction to complex systems biology. Springer;A.Nakajima et al.Nat.Comm(2014)5; H.Hashimoto et al, PNAS (2016) 113,3251;K.Kaneko et al. Phys Rev X(2015) 5, 0110145

主な特許

・「細胞培養装置、細胞培養長期観察装置、細胞長期培養方法、および細胞培養長期観察方法」 特許第5231684号発明者:若本祐一、橋本幹弘
・「流体流制御装置及び流体流制御方法」特願2016-087745(国際)PCT/JP2017/015594;澤井哲、中島昭彦

問い合わせ先

  • 担当: 石原 秀至 特任准教授
  • メールアドレス: csishihara[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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