バイオマス・ショア(三菱ガス化学)寄付講座

  • 目標2:飢餓をゼロに
  • 目標12:つくる責任つかう責任
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を
  • 目標14:海の豊かさを守ろう
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
倉橋 みどり
農学生命科学研究科
特任准教授
ここ数年の温暖化は、気候狂暴化と言っても過言ではない。先進国は、二酸化炭素削減に向け、本気で取り組まなければならない時期にさしかかっている。
そこで私たちは、「二酸化炭素を削減しながら産業活動を行える社会を構築する」ことを目的とし、以下のようないくつかの目標を立てた。
・大規模である(大気成分にコミットしなければ意味がない)
・プラス経済収支(経済的な持続可能性が、持続可能社会をけん引する)
・実用化まで短時間で達成する(ティッピングポイントに差しかかったと言われており、残された時間はほとんどない)
・食料、化学品原料、エネルギーのリスク分散(日本に視点を置いた場合)
目標を達成するために、次のようなグランドデザインの描出に成功した。すなわち、「沙漠海岸付近(ペルー第一候補)に、海洋深層水を利用した微細藻水田を造成し、石油コンビナートに替わる「バイオマス・コンビナート」を造る。このコンビナートはバイオマス由来の化学品原料生産、アグロインダストリー、アクアインダストリーなど各ユニットからなり、それぞれが有機的に連携することから、持続可能かつ経済的なメリットが生まれ、カーボンニュートラルも達成される。現在、プロジェクト実現に向け、各方面からの協力者、参加者を募っている。
オーストラリアHutt LagoonのDunaliella 自然繁殖地域(遠景ピンク色部分)
KURAHASHI Midori
沙漠海岸地域に展開するバイオマス・ショア構想のイメージ図

プロジェクトに関するURL

共同実施者

・株式会社三菱ガス化学
・静岡県水産技術研究所
・関東職業能力開発大学校
・ペルー海洋研究所(IMARPE)

問い合わせ先

  • 担当: 倉橋:バイオマス・ショア(三菱ガス化学)寄付講座



  • 電話: 03-5841-7535
  • メールアドレス: utkura[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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