Go Global Gateway エッセイ0
国際総合力認定制度(Go Global Gateway)に登録した皆さんへ
2019/04/26     
 
国際化教育支援室長・情報学環教授・総長特任補佐     
矢口祐人     


  こんにちは。教養学部教授の矢口祐人(やぐちゆうじん)です。大学のグローバルキャンパス推進本部国際化教育支援室という、学生のみなさんのグローバル体験をサポートする室の責任者をしています。

  みなさん、Go Global Gateway (GGG)に登録、ありがとうございました。すでに説明があったと思いますが、GGGは東京大学の皆さんのグローバル体験のお手伝いをするものです。

  東京大学の学生は、将来、どんなキャリアに就いてもグローバルな流れと無縁でいられません。GGGはそういう皆さんの将来に向けて、今のうちから国内外でさまざまな体験をすることを促すためにつくられました。必修ではないですし、何か厳しい選抜や授業があるわけではありません。あくまで、皆さんが自主的に行うものです。決められたステップをふむと、東京大学の国際担当理事から国際総合力認定証が渡されます。ぜひみなさん認定証を得られるようにしてください。

  とはいえ、認定証はゴールではありません。むしろさまざまなグローバル体験をする過程で、自然に認定証を得てください。

  まずは皆さん、Go Global Statementを提出してください。これはこれからの学生生活で、どんな体験をして、グローバル人材になっていきたいかを記すものです。何か調べ物をして書く必要はありません。むしろ皆さんの素直な希望と夢を書いてください。そしてそれに向かって進んでいってください。

  Go Global Statementをはじめ、皆さんが書く作文はすべてGGGのシステムにアップロードされます。これが「ポートフォリオ」と呼ばれる、皆さんの成長の軌跡を記録するものとなります。活動日記のようなものです。数年後、自分のポートフォリオで、1年生の4/5月に書いたGo Global Statementを読んでみてください。「そうか、入学したときはこんなふうに思っていたんだ」「こんな夢があったけど、もう今は次の夢にうつるときだ」などと思えるでしょう。このような振り返りを通して、自分の変化と成長を感じられるのもGGGの特色です。

  Go Global Statementは締切日はもうけていませんが、なるべく早めに書くことをおすすめします。素直に自分の思いを記すものですから、それほど時間はかからないと思います。提出したものは成績評価の対象にはなりませんが、こちらのスタッフが目を通し、必要に応じてリアクションもさせていただきます。

  Go Global Statementを提出すると、GGG主催のさまざまな活動やイベントに参加できます。たとえばグローバルな舞台で活躍する卒業生の講演会、英語試験(TOEFL/IELTS)の受験料補助、英語試験対策講座、海外研修など、さまざまなものがあります。事務局から定期的に情報を提供しますので、楽しみにしていてください。