留学する場合、留学先大学が求める語学能力の基準を満たす必要があります。語学能力試験は、受験予約が取りにくかったりする場合や、また、新規の留学プログラムの募集の場合、募集開始から書類提出締切までの期間が非常に短い場合もあります。締切日までにスコアを取得できない学生が例年見受けられますので、留学を考えている場合は早めに受験し、常に有効期限を満たすスコアを所持しておくようにしましょう。
英語圏の大学の留学にはTOEFL iBTやIELTS(Academic Module)のスコアの提出が一般的です。TOEICや英検は日本の就職活動等では広く用いられますが、大学への留学の際の語学能力試験として認められないケースも多いため、注意してください。また、TOEFL PBTやTOEFL ITPも公式スコアとして認められないケースがあります。
概要 米国を始め世界各国の大学等で英語力の証明として利用されており、130を超える国々の9,000以上の大学、機関、その他の団体が TOEFL テストスコアを受け付けている。 スコア: 0~120(1ポイント刻み) 試験日: ほぼ毎週末、年間50回以上 受験料: US $235(通常申込時) スコア有効期限: 2年間 関連ウェブサイト:https://www.ets.org/jp/toefl
概要 英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほとんどの教育機関で受け入れられており、米国でも広がっている。Academic Module(大学や他の高等教育機関への出願のためのテスト)とGeneral Training Module(一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の2種類がある。 スコア: 1.0~9.0(0.5ポイント刻み) 試験日: 東京は毎月3回程度実施 受験料: 25,380円 スコア有効期限: 受験日より2年間 関連ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/ielts/ 学内で開講している「スペシャル・イングリッシュ・レッスン(SEL)」では、日常会話、プレゼンテーション、TOEFL対策講座等の有料のプログラムを提供しています。留学応募前または留学が決まった後の英語力向上に活用してください。
留学先の大学によって必要な語学能力の基準が設定されている場合があります。下表に示す語学能力試験は一例ですが、一般的に日本語話者向けの検定(例:実用フランス語技能検定試験 等)は海外大学への留学の際に語学能力として認められないケースも多いため、注意してください。また、語学能力試験によって有効期間が異なるので、必ず試験実施団体のウェブサイト等を確認しましょう。
英語以外の語学能力試験例 |
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語学能力試験 | 言語 |
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HSK | 中国語 |
TOPIK/KLPT | 韓国語 |
DELF-DALF/ TCF/TEF | フランス語 |
DELE | スペイン語 |
DSH/Test DaF | ドイツ語 |