SYMPOSIUM

  • 日印交流プラットフォーム構築プログラム
    Japan India Exchange Platform Program
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基調講演

講演レポート

基調講演では、インド工科大学グワハティ校前学長であり、現インド工科大学カンプール校(以下、IITKとする)機械工学科のGautam Biswas教授が、“The India-Japan Collaboration”のタイトルのもと、これまでのご自身の日本の各大学との豊富な共同研究のご経験と、それに基づいた日印交流の今後の展望について話されました。

講演では、インドから日本への紀元前にさかのぼる仏教や鉄の製法の伝来から始まった日印交流の長い文化的、科学的な交流があり、近代においても多くの偉人同士の交流があったことが話されました。

また、ご自身の経験として、1994年にJSPSの招待フェローとして来日され、日本からも教員がインドを来訪したことで共同研究が始まったこと、現在でも様々な分野で日本とインドの大学でのコラボレーションが行われていることを話されました。

今後もインドと日本は宇宙科学、深海探索、ヘルスケア、交通、教育などあらゆる分野でより協力関係を構築する必要があり、文化的に深くつながっている二国間の相互理解がその土壌となるだろうとの話がありました。最後に、インドのノーベル文学賞受賞者ラビンドラナート・タゴールの親友である日本の美術家・岡倉天心の言葉、「アジアはひとつである」を引用して基調講演は締めくくられました。